記事一覧

市長訪問―激励をありがとうございます

ファイル 157-1.jpg

 12日夕方、稚内市工藤広市長を生徒代表が表敬訪問しました。
 その目的は、今年度の産業教育(水産教育)の取り組みを市長さんにも聞いていただき、稚内市からの支援や激励に対してお礼を伝えることと、産業教育の中で製造した『宗谷100% 宗谷中学校タコくんせい』・『宗谷100% 宗谷中学校ホタテ燻製』を届けることでした。
 市長さんにも認めてもらい、激励を受けることで、生徒達が自分たちの活動と学習に自信を持ち、地域に対する感謝の気持ちがいっそう強いものになれば…と願って出かけました。
 生徒代表は、前水産部長・副部長の3年生の蠣崎君と北浜君、そして生徒会長の畑さんです。

ファイル 157-2.jpg

 市長室に招き入れられ、ソファに座ることを許されて、室内に少し張りつめた空気が流れます。スタンバイして少しの間をおいて、工藤市長が登場されました。訪問を受け入れて下さったことに感謝を述べた後、いよいよ生徒達の出番です。
 まず、蠣崎君は、今年の水産部の活動の内容、修学旅行の販売実習の体験、高橋はるみ北海道知事との面会できたことの報告と支援に対する感謝を述べました。メモを見るわけでもないのに、それぞれを順序立てて整然と、静かな口調ながら委縮する様子もなく、落ち着いて堂々と伝えています。なかなかたいしたものです。
 次に、北浜君は、水産部のリーダーとして取り組んできたことの振り返りや、伝統を後輩たちにしっかり引き継ぐ決意などを、ちょっと緊張感もありながらも市長さんをしっかり見つめ、はっきりとした口調で伝えました。
 最後に、畑さんから工藤市長に、宗谷中の『タコくんせい』と『ホタテ燻製』を贈呈しました。
 『日刊宗谷』の記者さん、市の広報部の担当者のカメラが向けられました。カメラが向けられても、位置取りの注文を受けても、動じることなく、畑さんは対処します。普段からわかってはいましたが、これまた堂々としたものです。

ファイル 157-3.jpg

 その後はしばし、市長さんと懇談です。
「報告書を見せていただき、学年ごとにテーマをもってしっかり学習しているんだなと、改めてわかりました。ここまで地域に根ざした活動をやっている学校は、稚内でも他にないですよね。」
 市長さんは、子ども達を励ます感想を述べてくれました。
また、「漁業は稚内の大事な基幹産業」と言い、宗谷中の『エビ籠漁』やエビの飼育とからめて、子どもの時代の前浜で遊んだ思い出を話してくれました。
「僕らが子ども時代はね、まだ前浜があって、エビを獲って遊んだんだよ。道に落ちているスケソウの身をつぶしてえさにしてね、虫網の網に細工をして、それを海藻のところに沈めておくと、30分ぐらいしたらかな、虫網がいっぱいになるくらい北海シマエビが獲れたものですよ。」
 海釣りが趣味だということも教えて下さったりして、稚内の市長さんが海や漁業に思い入れをもち、大事にする気持ちをもっていることを知り、子ども達もきっと宗谷のこと、水産学習のことを誇りに感じたことでしょう。

ファイル 157-4.jpg

 市長さんから、質問も投げかけられます。
「だいたい決まった学習をするんですか?」
「燻製の細く切ったりするのも、自分たちでやっているの?」
「札幌の販売実習は、どこでやったの?」
「殻から身をはずしたりもするの? 上手にできますか?」
 質問のたびに、蠣崎君がだいたい即座に応え、会話が弾みます。的確なかみあった受け答えに、驚きます。さすが3年生、前水産部長です。
「自分の将来について考えるようにもなったんだよね?」
 校長が無責任に突っ込みを入れても、蠣崎君がちゃんと応えてくれます。
「高校は普通高校に行くのですが、卒業したら、地域の人たちにいろいろと教えてもらって、漁師をやりたいと思っています。」
 市長さんが「そうなんだ」と感心しています。宗谷中の水産学習の価値を、いっそう感じてくれたようです。

「まさに、キャリア教育だよね。後継者を育てている。」
 同席して下さった、表教育長さんも水産教育への評価を述べてくれました。
「とても素晴らしい学習をしているので、ぜひ後輩たちに引き継いでください。」
 工藤市長さんから、最後に再び激励され、訪問は終了しました。

 多忙なスケジュールを割いて面会して下さり、しかも予定の時間をオーバーしてお付き合いしてくださいました。子ども達に温かい眼差しを注ぎ、生徒達を尊重して応対していただき、たくさんの激励を下さった工藤市長さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
 また、訪問の橋渡しをしていただき、同席し、市長さんと同様に温かな眼差しを注ぎ、子ども達の報告や受け答えに笑顔でうなずいてくださった、表教育長さんを始め、吉田教育部長・青山教育課長にも心からお礼申し上げます。

 市長さんの期待に応え、宗谷中の水産教育は次年度も続きます。それ以降もずっと続いていくことでしょう。
 これまで同様、いや、なおいっそうのご理解・ご支援を、どうか宜しくお願い致します。

ファイル 157-5.jpg