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教育委員さんの訪問がありました

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 12月13日(木)、教育委員さんが学校訪問されました。
 井上教育委員長さんはじめ大山・今田・池田各教育委員さん、それから表教育長さんを始め事務局の皆さん、総勢12名で訪問してくださいました。
 そろって現場に足を運ぶ日程を生み出すことは、なかなか難しいと思います。その中で宗谷中学校を訪ねて下さり、とてもありがたいことです。中途異動した校長を励まそうという意図もあって、本校を訪ねてくださったようです。

 けれども、予定時刻よりうんと早くに皆さんが到着したのには、少々動揺しました。教育委員さん方の熱心さを痛感しました。しかし、授業までの「間」に、会話する内容までは準備していない…。
 そんなこんなで、授業参観の時間となりました。

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 1年生は美術。桑畠先生が「イメージする力」を課題として発想したことを絵に表す授業を行っています。専門教科ではないのですが、落ち着いた授業ぶりです。
 2年生は英語。布川先生が、グループによるコミュニケーションを活かした授業を展開しています。先生の指示で、子ども達が3人集まり英語で対話をしています。教室には気持ちが乗ってくるようなBGMが流れています。
 3年生は数学、課題は「平面図形の相似」。平川先生が、グループを活用しながら、相似比を考えさせています。静かな中、しっかり学習しようという緊張感が伝わってきます。子ども達の眼は、しっかり先生や黒板に集中しています。
 
 教育委員さんたちは各教室をまわり、熱心に子どもの様子、先生方の指導の様子を見ています。時には真剣な表情で、時には笑顔だったり、感心したようにうなずいたり…。教室の後ろの掲示物を熱心に見つめる方もいらっしゃいます。そこには、子ども達のプロフィールや4月からの学級の歩みが貼られています。子ども達それぞれの目標と反省などを書いた用紙も…。
 
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 次のコマは懇談です。定刻になり、懇談会場の会議室に行き、やや待っても委員さん方がやってきません。どうしたかな? と思っていると、しばらくしてチャイムが鳴ると三々五々集まってきました。スケジュール通りでなく、授業が終わるまで参観して下さっていたのです。ありがたいことです。
 懇談では、本間教頭先生が学校経営の概要を説明し、子ども達の様子を生徒指導部長の川端先生が報告し、産業教育に関わる質問には田中先生が受け答えをしました。

 教育委員さんや教育長さんから様々な質問が飛びました。
「学力づくりでは、どんな取り組みをしていますか?」
「放課後学習は、どれくらいの時間? 外部人材を活用していますか?」
「産業教育の出発は、どんなところから始まったのでしょう?」
「船外機を寄付されたとのことだけれども、何に活用しているの?」
「子ども達の課題としてどんなことがありますか?」
「『中1ギャップ』はありませんか?」
「3小から集まる中1では、人間関係づくりに難しさはありません?」

 授業づくりが学力づくりを基本であること、それにプラスして放課後学習会・夏冬休み学習会・基礎学の取り組みを伝えました。
 子ども達の課題では、関係を紡ぐ力、コミュニケーションの力に課題のあることを話題に。その解決のために、関わり合う活動を大事にしていること、何かトラブルや問題が起きれば、それを絶好の学びの機会にしようというスタンスでいること、小学校でも小小交流を行い、小中で関係力を高める営みをしていることを紹介しました。
 おかげで、巷で言われているような「中1ギャップ」はあまり感じていません。
「行事や産業教育活動が子ども達の課題解決に相乗効果がありますか?」
 こんな質問も出されました。
「行事や産業学習による、横のつながり、縦のつながりを通じて、子ども達の関わりを深くし、コミュニケーション力を高める効果をもたらしている」と、川端先生が答えてくれました。
 また、産業学習の長い歴史は、地域の期待に応え、地域と共に歩んだ歴史であること。そのことに、先生方も意義を感じ変則的な勤務もいとわず大いに貢献してくれていること。産業学習が子ども達の心に「誇り」と地域への感謝の心を育んでいることを共通にすることもできました。

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 授業の感想も述べてくれました。
「グループで英語の受け答えをしたり、問題を解きあったり、活動のある授業でしたね。」
「美術では、1回目より2回目の方が発想力豊かに描けていましたね。」
「自分の描いたものを表現するのに、単語でなくセンテンスで話せていましてね。」
「先生方が授業に工夫を加える努力をしていることを感じました。」
 落ち着いた雰囲気の中で授業が展開されていること、子どもら同士の授業の中での関係、教師と子どもとの関係、教師の授業づくりの様子に、やや安心した面持ちでした。

「最後に何か、教育行政に要望はありますか?」
 そんなことを逆に質問されました。
 田中先生が代表して、今の時代に応じた指導を展開するために、デジタル機器を少しでも導入してほしい、そうしたものがあると、もっと豊かな授業づくりができることを力説しました。ちょっと申し訳なさそうな顔の教育委員会事務局の面々でしたので、これからに期待です。

 懇談時間も予定を超過して話し込みました。皆さん、学校の状態をつかもう、学校を激励しようという気持ちであふれていることを切に感じました。
 その後、給食を食べて、次の訪問校=富磯小に向かうのですが、給食だけは食べ終わるのが早かった。少しの時間が平らげて、早速次に向かいました。最終的には、予定の訪問時間となり、富磯には定刻よりもきっとまた早く着いたことでしょう。

 帰りがけ、井上教育委員長さんがそっと耳打ちして、次に向かいました。
「校長先生と教頭先生が元気なのが何よりです。」
 心配してくれているんだな。若い教頭先生は、実際いつも元気ですが、私もまた健康に留意してがんばらねばと思いました。

 皆さん、お忙しい中、じっくり見て、語り合い、耳を傾けていただき、本当にありがとうございました。またのお越しをお待ちしています。

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