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宗谷100%-『宗谷中タコ燻製』作業

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「子ども達、よくがんばるねえ。」
 今年から本校に勤務する用務員の浅野さんが、感心していました。
 全校生徒による、産業学習の「タコ燻製作業」のことです。

 先週、8日・9日と、燻製作り作業が行われました。
 浅野さんがびっくりしていたのは、第1日目の作業です。
 第1日目の作業は、タコをさばく仕事。宗谷のタコ―大きなミズダコの頭、足を解体し、皮をはいだり、薄くスライスしたり、吸盤を切り離したりする作業です。

 何がたいへんかというと、扱うタコが冷凍物で、表面は解凍状態なのですが、処理するために手にするとしびれてくるような冷たさなのです。手早くしないと、扱う人間の体温によって溶けだしデロデロになってしまうので、冷たさに負けずに作業をしなくてはなりません。

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 浅野さん曰く、
「少し手伝ったんだけど、冷たいのなんの。」
「よく、子ども達やっているわ。」
感心しきりです。全くもって同感です。なぜなら・・・
「おっ、がんばってるね」「上手だね」と声をかけながら、私も手伝ったのです、少しだけ…。けれども、しばれたタコの冷たさに、長い時間作業することはできません。すぐに音を上げてしまいました。
 そんな中、山になっているタコを懸命にさばき続ける宗谷中の子ども達。
 ねばり強さが課題と言われる子ども達ですが、やる時はやる。すごいものです。

 今回の作業からは、1年生も本格参加。
 「これくらいで、いいんですか?」「ここは、どうやったらいいんですか?」
 先輩に教わりながら、自分からも質問しながら、まだまだおぼつかない様子もありつつ、これまたがんばって作業を続けています。
 山のようなタコは、3時間かけて、ようやくさばききれました。

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 さばいたタコは、調味液に浸され、1昼夜味付けされます。
 この味付け調味液も、子ども達の味見をもとに、調合の配分を決定しています。

 遡ること2週間前。産業学習オリエンテーションが開かれました。
 そこでは、4月当初に作った試作品の燻製の味見を行いました。どの味付けのどの燻煙をかけた燻製の味が良いか、それぞれ味わって、自分の意見を書きました。
 本格作業に向けての準備は、試作品作りから始まっています。

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 2日目は、干す作業。
 スライスしたタコを、種類別にかごに並べたり、フックにひっかけてつるします。
 全部並べると、なかなか壮観です。
 これらのタコが干しあがったら、燻煙室でいぶされて完成です。

 先週は、低温・悪天が続いた1週間。残念ながら天日干しはできませんでした。
 室内で、3日かけて何とか干しあがり、日曜日に先生方の手で燻煙室でいぶされています。
 今年は、どんな塩梅に仕上がるでしょう? 
 子ども達が冷たさに、叫び声はあげていたけれども、音をあげず作業して下ごしらえをし、出来上がるタコ燻製です。きっと、良い味に仕上がることでしょう。

 これらのタコは、出来上がったら、感謝を込めて地域の人たちに配布します。
 そして、味を見てもらい感想を寄せてもらいます。
 今年の「宗谷100% ふるさとの味」宗谷中タコ燻製の配布はもうすぐです。
 地域の皆さん、楽しみに待っていてください。

追伸:5月18日(土)9:25~の『稚内市民ニュース』において、
   燻製実習の模様が放映されます。ぜひご覧ください。

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