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沿岸保小中交流会―地域に開かれた、授業づくりの共同

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 先週の15日、今年度の第1回宗谷沿岸保小中交流会が宗谷中学校を会場に行われました。
 宗谷沿岸地域(宗谷中校区)にあるすべての教育機関―宗谷中学校・大岬小学校・宗谷小学校・富磯小学校・宗谷保育所でつくっている沿岸保小中連携協議会が主催し、そこに勤める全教職員が参加して行われます。春と秋に年2回実施する交流会の、今回は1回目です。
 春の交流会は、宗谷中学校を会場とし、中学生の授業の様子を見あい、沿岸保小中連携の年度重点や年間計画を確かめ合い、職員を紹介し合います。
 各校のPTA役員さんや評議員さん、町内会長さんにも案内を送り、様子を見てもらっています。今年も小中学校のPTA会長さん・副会長さん、評議員さんが参加してくれました。

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 沿岸保小中連携協は、宗谷沿岸の子ども達を、保小中12年間を通じて「やさしい子・かしこい子・たくましい子」に育てることをめざしています。
 その上で、今年度の重点を次のように定め、全体会で確かめ合いました。
①子ども達の「学ぶ力」を高める授業づくり・基礎学力づくりについて学び合おう。
②学びの土台となる、体づくり・心育ちを連携して行っていこう。
③保小中12年間で連続的に子どもを育てるための、「接続」に関わる取り組みを強めよう。
 会場にいて下さった、PTA役員さんや評議員さんもうなずいてくれました。

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 今年の重点のトップは学力づくり。全体会の後には、3つの授業毎に部会を設けて授業づくりに絞って交流しました。
 われわれ中学校教員と3校の小学校教員と保育所の先生方とが一緒のテーブルで授業を振り返り、授業づくりの学び合いです。
 司会者から配られた2色の付箋紙に、それぞれの感想・意見を書き、子どものがんばりや参観した自分が学んだことを出し合いました。それぞれの小グループで、感想・意見が書き込まれた付箋がたくさん台紙に貼られていきました。
「グループ内で受け持った役割を果たそうと、一人ひとりが取り組んでいた。」
「子どもらが自分なりの意見を持ち、仲間の意見にも耳を傾けていた。」
「小グループによる話し合いの場をもつことで、つながりの形成や他者理解が深まると感じた。」
「子ども達が楽しそうに学習していた。満足感を持ったように感じた。」
 宗谷中学校がめざす「協同的な学習」を取り入れた授業から、参加者みんなが子どもの学びへの意欲や子どもら同士の関わりあいを見てとってくれたようです。

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 勿論、授業づくりの課題もそれぞれで出されました。
 小学校の先生の意見やアドバイスを宗谷中の先生方も真剣に聞き入ってくれたようです。
 保小中の教員が子どもを中心に率直な感想や意見を交わし合い、それぞれに異校種の先生方から何かしらの学びやヒント、そして激励を得ることができた保小中交流会でした。
 また、保小中の「壁」のないつながり合いと沿岸の子ども達の成長に連携し合って共同で責任をもとうとする姿を、地域の皆さんに確認してもらった交流会でした。

 閉会後の玄関で、
「今日はありがとうございました。また、アドバイス、宜しくお願いします!」
 授業を公開した牧野先生が、同じグループで意見を寄せてくれた小学校の校長先生に元気よくお礼の言葉を伝えていました。
 小から中へ、中から小へ、授業づくり・学力づくりの響き合いが沿岸で生まれています。

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