記事一覧

ネべリスク芸術学校生、来校

ファイル 206-1.jpg

 18日、サハリン州ネべリスク芸術学校の生徒達が宗谷中にやってきました。
 生徒達は、バイオリン演奏の『弦楽アンサンブル』を披露するための来校です。
 ネべリスク市は、1972年に締結した、稚内の友好都市の1つ。
 今回、芸術学校の生徒達は、稚内国際文化交流協議会の「青少年受入れ事業」として、稚内を訪れ、宗谷中でも演奏を披露してくれることになりました。
 富磯小・宗谷小の子ども達・先生方も来てくれ、宗谷中生・宗谷中職員とともに鑑賞しました。

 弦楽アンサンブルの生徒達は14名。指導者の先生も入れて、17名の楽団です。
 演奏の開始に先立って、ネべリスク市ウラジミル・コピーロフ副市長さんが挨拶を行いました。その中で、ネべリスク芸術学校のアンサンブルが国際コンクールにも出場経験があり、入賞したことを誇らしげに紹介していました。
 このアンサンブルは素晴らしい演奏をすると、自信をもって紹介していることに感銘を受けました。わが街の子どもと教育のレベルに誇りをもっている証です。
 楽団の子ども達の構成は3年生から10年生。日本で言えば、小学3年生から高校1年生までの子ども達です。
 男子はタキシード、女子は黒を基調にしたロングドレスを身にまとい、まさにクラシックコンサートのステージに立つ衣装で、われわれの前に勢ぞろいました。
 いったい、どんな素晴らしい演奏を聴かせてくれるのでしょう?!
 会場にいる全員が、ネべリスクの子ども達に熱い視線を送りました。

ファイル 206-2.jpg

 演奏が始まりました。
 とてもきれいに調和された演奏、10数台のバイオリンの音色に会場はすぐ引き込まれました。
 時には迫力を持って迫ってき、時には優しく繊細に響いてくるバイオリンの音。演奏する曲に合わせて、のびやかに、しなやかに、弾いたり、楽しげに…。どこかで耳にしたことのある曲、大人には懐かしい曲、そして、日本の歌メドレーが全11曲、演奏されました。
 自分たちと同じような年齢の、小・中・高生のメンバーに行うレベルの高い演奏に、わが宗谷中の面々も息を飲みながら見つめていました。

「とても綺麗な音で、引き込まれる感じの気持ちのこもった弦楽器だった。」
「感動!」「バイオリン上手!」「バイオリンすげ~」
「日本の歌もバイオリンだと違うものみたいだった。」
「とにかく感動した。バイオリンで聴くと、違う感じだった。」
 宗谷中生も、演奏の素晴らしさに圧倒されたようでした。

ファイル 206-3.jpg

 演奏会終了後には、体育館で、一緒に給食を食べました。
 タキシードとドレスから普段着に着替えたネべリスクの生徒達は、また違った印象です。中学年らしき女の子たちは、ちょっと警戒しているような感じでしたが、男子生徒達は結構オープンな感じ。にこやかに、にぎやかにロシア語でしゃべっています。
 緊張していたのは、宗谷中生も同じ。自分の隣に来ると不安な感じでした。
 でも、給食が始まると、いつのまにかにこやかに食べていました。身近にふれあう同じような年代の異国の子ども達に、やはり興味はもつものですね。

「イケメンと美女がたくさんいた。」
「みんな綺麗で格好良かった。」
「うちの隣にすわっていた男の子がかわいかった~!」
「ロシア人男子はイケメンだった~」
「美人さんがかなり多かった。」

 アンサンブルの感想を尋ねたら、一緒に姿かたちについての感想も書いてくれていました。
 日本人には日本人の良さやステキなところがたくさんあるけれども、異国の人にも、魅力的なところがたくさんありますね。
 そして、姿かたちや文化は違っても、同じ地球人、そして同じ年代の仲間として、何かしら共感的に受け入れることができた宗谷中の子ども達もステキだったなと感じます。短い時間だったけれども同じ空間で、身近に接したことは、きっと何かしらのプラスになったように思います。

ファイル 206-4.jpg

 演奏会を終えて、コピーロフ副市長さんから、記念としてクリスタルの楯を贈呈していただきました。

 ネべリスク・稚内の平和、善隣と繁栄を祈り
 衷心より御挨拶申し上げます。
 2013年6月

 楯に記された、平和・善隣・繁栄の意味の文字。
 その祈りを、しっかり受けとめねば。
 国境を接する隣人として、『子育て平和都市宣言』をした国境の街に生まれた子ども達が、その街にふさわしい青年に育っていくよう、またがんばらねば…そう感じた一日でした。

ファイル 206-5.jpg