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参観日・懇談会―ご参加ありがとうございました!

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 先週の事ですが、7月17日、参観日・懇談会を実施しました。
 お忙しい中、たくさんのお母さん方が参加して下さり、授業を熱心に参観してくださいました。授業後には各学年に分かれて1学期振り返りの懇談会も行われましたが、この会にも多数ご参加をいただきました。
 参加くださったお母さん方に心から感謝申し上げます。

 授業は、1年生が「性教育」。題材は「人との関わりを考える」です。
 2年生の授業は国語。題材は「構成のしっかりした文章を書こう」。
 さだまさしの歌の歌詞を教材に、自分の意見を導入・展開・反論・結論を取り入れて、しっかりした構成で書くことを学ぶ授業です。
 3年生は体育。「ペタンク」というニュースポーツが題材。
 ペタンクを「体つくり運動」としてやりながら、スポーツ文化の意義やスポーツが盛んになっていくわけなどを学ぶ授業でした。

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 3つの授業のうちから、部会の先生方4名が総ぐるみで展開していた1年生の授業について、1年2組学級通信『心』の記事を参考にさせてもらいながら、様子を少し紹介します。

 1年生の「性教育」=「人との関わりを考える」では、まず、性教育は自他の心と体について知り自分の生き方について考える授業であることを導入で確かめ合いました。
 その上で次に、思春期の心と体の変化を知り周りの人との関わり方について考えあいました。
 思春期の心の変化では、「親」「友だち」「異性」を対象に、自分の感じ方に変化があったかどうかを入口に思春期の心の特徴を考えあいました。

 対象の1番目に取り上げられたのが、「親」です。
 事前アンケートの1番・2番の設問が、これでした。
「親に世話を焼かれるとうるさいと思うようになったか?!」
「親はどうしてわかってくれないの? と思うことがあるか。」
 後ろで参観しているお母さん方は、笑みを浮かべつつも、子ども達ははたして親のことをどう思っているのだろうと興味津々の様子です。
 事前アンケートの結果は、いずれも「うるさいと思うようになった」「わかってくれないと思うことがある」が多数派。

 そこで、授業では「親に世話を焼かれるとうるさいと思うのはどんな時? そんな時あなたはどうしますか?」という問いにそれぞれが考え、班で交流し、発表し合いました。
【親に世話を焼かれるとうるさいと思う時】
・話が長い。何回も言う。命令される。「勉強やったの?」と言われる。
・やる前に言われる。これからやろうと思っていた時に言われる。
・小学生っぽく心配されるのか嫌。・・・
【そんな時、あなたはどうする?】
・ちょい、迷惑がる。怒る。怒鳴る。「うるさい!」と言う。「出てけ!」って言う。
・「は~い」って言ってやる。「は~い」って怒りながらやる。
・部屋に逃げる。その場から離れて自分を守る。
・見返ししてやろうとがんばる。ストレス解消。・・・

 参観日で、後ろにわが母が控えているにも関わらず、自分が感じてきたこと、自分の対応を素直に出し合う子ども達。お母さん方もちょっぴり苦笑い?

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 思春期の心の変化を知った上で次は、では人とどう関わることで相手に信頼されるか、人とのつながりを深め合うことができるかを考えます。
 対お母さんの場面、友人同士の場面。両方の場面をロールプレイして考えます。
 ここでは、授業者以外の先生方が登場し、寸劇です。
母「今日は学校でどんなことがあったの?」
A「別に何もないよ。」
母「何もないってことはいでしょ。」
A「うるさいなあ~」
友だちB「おれ、悩んでいることがあるんだけど、聞いてくれる?」
友だちC「何?」
友だちB「鎌田君が最近、おれをムシするんだよね…」
友だちC「考え過ぎじゃない?」
 AやCの受け答え、母とAのやりとり、BとCのやりとりを外側から客観的に眺めてみると、子ども達にも何かしら感じたことがあったようです。

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 授業後の子ども達の感想です。
・母の気持ちを考えて行動したいと思いました。
・少し言葉が変わるだけで、相手を傷つけると思った。
・人と関わるとき、思いやる発言やトゲのない発言をすることが大事だとわかった。
 親は自分以上に苦労しているんだなと思った。
・話し方などに気をつけながら話して、
 みんなが嫌な気持ちにならない話し方にしたいです。
・みんなが思春期で思っていることがわかった。

 よい学びをしたようですね。お母さん方がほろっとくる感想もありました。

 次は、お母さん方の感想です。授業後の懇談会で感想を出し合ったとのことです。
・子ども達が思ったことを正直に意見していたので、
 普段聞けない子どもの気持ちが聞けてよかった。
・親も反省しなきゃ…と思った。
・そんなふうに思っていたなんて知らなかった。
・思春期のこの時期に友だちに接する言葉や行動がわかった。
 これからは親よりも友だちが大事と思う時期になると思うので、
 相手の気持ちを考えながら仲良くしてほしい。

 自分の内面を見つめ、人との関わり方を学んだ子ども達。反発したり反抗したりする自分の姿に気がついたり、これからなりたい自分の姿を思い描いたりできたようです。
 また、思春期特有のイラつく感情をもつのは自分だけではないことを知って安心感を持ったり、この時期に反抗する気持ちをもつことは「成長の証」であることも学べたようです。
 そして、言葉によって傷つくのは自分だけでなく、自分もまた周囲の人への配慮を考えなければならない存在であることにも気づいたようです。

 一方、学習する子ども達を見守ったお母さん方。お母さん方にも、わが子との接し方などで、感じるところがあった参観日だったようです。
 けなげな決意を述べた子ども達ですが、きっとこれからも反発したり反抗的な態度をとったりすることでしょう。
 その時は、大人の(?)対応で、どうかひとつ宜しくお願いします。(笑)

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