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販売実習―札幌にて宗谷のホタテとタコを完売!

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「宗谷のホタテは、いかがですかあ!」
「いらっしゃーい! 宗谷のタコもありますよー!」
 広い店舗いっぱいに響き渡りそうな、大きな声を出しているのは、
わが宗谷中3年生です。
「宗谷のホタテ、今晩のおかずにいかがですか?
 今年のホタテは、身が大きくて、甘くておいしいですよ。」
「今年のホタテはグリコーゲンが豊富で、たいへんおいしくなっています。
 いかがですか?」
 生鮮売り場を通るお客さんに積極的に声をかけているのも、わが宗谷中の3年生です。

「どうぞ!」「どうぞ!」
 店舗入り口では、『宗谷産ホタテ100g109円』のボードを掲げ、自作パンフをお客さんに声をかけ配布しているグループが。
「ホタテの燻製はいかがですか?」
「『宗谷100% 宗谷中学校ホタテ燻製』はいかがですか?」
 店内では、自作のホタテ燻製をワゴンで移動販売しているグループもあります。
 
 9月9日(月)札幌東光ストア自衛隊駅前店での光景です。
 この日、宗谷中3年生9名は、修学旅行の中で、「販売実習」に臨みました。

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 東光ストアさんに出向き、店長代理さんのお話と激励を受け、生徒達は制服の上に『宗谷中学校水産部』の作業着を着て、いざ店舗へ。
 それぞれ担当に分かれてポジションにつき、いよいよ販売実習開始です。

 宗谷産コーナーには、むきホタテとタコのパックがずらりと並ばれています。
 むきほたては、2段重ね、3段重ねです。
「宗谷のホタテはいかがですかあ!」
「いらっしゃ~い! 宗谷のホタテはいかがですかあ?!」
「宗谷のホタテ、いかがですか? 甘くて、おいしいですよ~!」
 子ども達の元気の良い呼び込みに、お客さん達が近づいてきてくれました。
「今晩のおかずに、宗谷のホタテはいかがですか?」
「このまま生で食べてもおいしいですし、バター炒めなどもいいですよ。」
 うんうんとうなずき、パックを手にするお母さん。
 どれが大きいか品定めをする、ご年配のご夫婦。
「ここに、あったんだね。さっき、向こうで言われて、来てみたよ。」
 パックを手に取りかごに入れるお母さん。
「ありがとうございました!」
 お礼の声も、元気よく、はっきりと、気持ちのこもった声です。

 売り場を通るほとんどの人が足をとめてくれ、ホタテパックがみるみるなくなっていきました。なかなか順調な売れ行きです。
 しかし、安心するのもつかの間。
 店長代理さんがワゴンに新たなパックを積んでやってきました。
「すごいすごい、すごい売れ行きですよ。」
「へい、いらっしゃい! 宗谷のホタテ、本日特売です。ありがとうございます!」
 お客さんに威勢よく声をかけながら、パックをどんどん並べていきます。
 がんばって、売りさばかなくては!
「いらっしゃ~い! 宗谷のホタテはいかがですかあ?!」
「宗谷のホタテ、いかがですか? 甘くて、おいしいですよ~!」
 続けて呼び込む子ども達、接客する子。
 新たに積み上げたホタテパックも、どんどん売れていきます。

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「やったあ、全部売れた!」
 前半1時間で、ホタテ燻製が完売しました。
 それからは、生鮮コーナーにみんな集結して販売です。
 宗谷のタコもじわじわと売れていき、パックは残りわずかです。
 しかし、さすが店長代理さんです。
 なかなか買い手のつかない、丸ごと1本のたこ足を切り分けて、パックで追加です。
「宗谷のタコはいかがですか?!」
「これはどうやって食べると、おいしいの?!」
「このままスライスして刺身で食べてもおいしいですし、
 うちでは、少し大きめに切って、フライにして食べます。」
「へえ。じゃあ。」
「ありがとうございます!」
 タコのパックもどんどんなくなっていきます。

「ホタテの燻製は、どこにあるの?!」
「ごめんなさい。もう全部、売り切れてしまいました。」
「そうなの・・・。」
「よかったら、これを試食して下さい。どうですか?!」
「ん、おいしい。じゃあ。」
 お目当ての燻製は買っていただけなかったけれど、試食用の燻製を味わったお母さんが、タコを買っていってくれました。

「売れ行きがよいから、他の店から回してもらいました。」
 店長代理がにこにこと、新たなホタテパックを並べます。
 それでもテンションを落とさずにがんばる子ども達。
「宗谷のホタテ、残りわずかですよ! 宗谷のホタテ、いかがですか?!」
 とうとう、ホタテが完売です。まだ2時間も経っていません。
 残るは、宗谷のタコ。これも完売させよう。子ども達は、がんばります。
「宗谷のタコはいかがですか? 残り、ここにあるだけです。」
 終了メドの時刻を過ぎてもがんばる子ども達。
 そして、ついに、タコも全部売りさばけました。
「宗谷のタコ、完売しましたあ!」
「やったあ!」
 笑顔でハイタッチを交わす子ども達。

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 約2時間15分店舗に立ち続けて、販売をがんばった子ども達。
 事務所に戻り、店長代理さんから報告がありました。
「売り上げは、むき身、タコ、燻製、併せて10万円を超えました。
 この額は、僕の知っている限り史上最高の売り上げです。」
「わあ!!」
 笑顔がはじけ、拍手が巻き起こります。
 子ども達の代表から店長代理さんへお礼の言葉です。
「たいへんだったけど、すごく達成感がありました。今日はありがとうございました!」

 ふるさと宗谷を背負い、お父さん・地域の人を思い、販売をがんばった子ども達。
 とっても疲れたと思うけれども、ホテルに向かうバスの中でもテンションが高かったです。やり遂げた、という爽快感がみなぎっていたのでしょう。

 子ども達に達成感を味わう機会を提供してくれた東光ストアさん、
 子ども達にふるさと宗谷に対する自信と誇りを持たせてくれた
相原さん、宗谷漁協さんに、改めて感謝申し上げます。
 販売実習での、この達成感。
 その後の旅が、いっそうエンジョイできた宗谷中修学旅行でした。

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宗谷中生のファイトで、がっちり!