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『宗谷中ホタテ燻製』こぼれ話

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 先日、ふらっと、ご年配の方が学校を訪ねて来られました。
「岩見沢に住む者なのですが・・・」
 どうしたのかな?と、教頭先生が対応しました。
「先日、知人から『宗谷中ホタテ燻製』をもらい、食べたら、とてもおいしかった。
 近くに来たものですから、どこで売っているのかな? と思って探しました。
 でも、わからなかった。そこで、中学校で訊いてみようと、足を運びました。」
 『宗谷100% 宗谷中ホタテ燻製』の味が忘れられなくて、探し求めてきたということでした。どうやら、文化祭で販売した宗谷中ホタテ燻製を知人ルートで食べることができ、その味に魅せられたようです。

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 教頭先生はびっくりしましたが、残念なお知らせをせざるをえませんでした。
「申し訳ありません。
 それはうちの生徒達が作ったものですが、通常は販売していないのです。
 文化祭の時にしか販売しないのです。」
「そうなのですか? 来年の文化祭に来たら、売っているんだ・・・。
 じゃあ、来年楽しみにしています。」
 訪ねて来られた方は、残念そうにしながらも、笑顔で帰られました。

 いつにもまして評判の良い、今年の『宗谷中ホタテ燻製』です。
 PTAや子育て連協のお父さん方も、「今年のは、いつも以上にうまい」と褒めてくださっていました。流氷のおかげで、貝柱のうまみが増したおかげでしょうか? それとも、丹精込めて作業した子ども達、そして先生方の「真心」の力でしょうか?
 きっと、その両方でしょう。

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 『宗谷中ホタテ燻製』と言えば、修学旅行先の札幌で販売した際にお願いしたアンケートの回答が、数は多くありませんが返信はがきで届いています。その中でも、味を褒めていただいたり、生徒を励ましてくれたりされています。
 
「今迄数々のホタテの燻製を食べましたが、こんな美味しいのは初めてでした。
 すばらしいと思う。」(札幌市 山岸様・板東様)
「くんせい、とてもおいしかったですよ!」
「大変おいしくいただきました。また、中学生の接客態度は大変明るくて
 気持ちがよかったです。」(札幌市 横山様)
「中学生の皆様が元気よく接し方も良く一生懸命販売しているのを見て
 とても嬉しく、私自身も頑張ろうと思いました。味も最高!又食べたいです。」
「生徒さん達の知らない土地での得がたい実習でしたでしょうね。
 女生徒の大きな声、忘れませんよ。これからもがんばって!」
「毎年この時期待ってます。楽しい会話もあって良かったです。
 毎年楽しみに待ってますので、長く続けてくださいね!
 頑張って下さい…。グ~」(札幌市 斉藤様)

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 自分たちの取り組みが認められ、応援されている。それも、見ず知らずの人たちからも。そのことを、もっと自信と誇りにしていきたいと思います。
 こうして認められること、励まされていることは、宗谷中の子ども達のいろいろなことに対する意欲につながっています。勿論、学習にも。
 何かやって認められること、何か自分たちの誇りになることに取り組むこと。そして、仲間とともに、先輩後輩共に取り組むこと。学校には、そうした活動が必要です。
 宗谷中には産業教育がある。この特色ある教育を築き上げ、継承してきた先輩達に、本当に感謝です。今後も待っている人がいる限り、地域の期待がある限り継承していきたいと思っています。

 テストの点数だけで「学力が低い」と子どもと学校が評価され、テストの点数を上げるためのテスト練習重視に傾きそうな流れにある現在です。
 そのことが本当に「かしこさ」を育て、知的好奇心や意欲を引き出すのでしょうか?
 子ども達が価値あるものに仲間と取り組み、それを通じて自信と誇りを育み、それをバネに、様々なことに意欲的主体的に取り組む子どもを育てる。
 そんな宗谷中教育をもっともっと充実させていきたい、そんな思いを馳せさせた、岩見沢の方の来訪でした。
 来年、文化祭でお待ちしています。

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