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授業研究-「共に学びに向かう集団」の育成をめざして

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 12日、教育局の池田指導主査を助言者にお迎えして、授業研究を行いました。
 授業学級は1年生。授業者は、布川先生と川端先生。英語科のTT授業です。
 本時の学習は、疑問詞howを使った日常生活の場面で見られる会話表現に慣れようという題材。「How many」「How much」を使ったやりとりを、仲間相手と「お店屋さんごっこ」のように表現しあって学ぶという手法で進めます。

 まずは、ウォームアップ。
 「Word List」にある英単語をペアで発音し合い、基礎的な英単語の習得・定着をねらいます。全員がペアになって、一斉に読み始めます。声がしっかり出て、みんな意欲的です。教室が一気に熱気に包まれます。子ども達の顔も笑顔です。
 続いて、本時につながるレビュー(復習)。
 「How many」「How much」「How old」「How long」の意味と使い方についてプリント学習で確認し、合わせて、表現の学習にもつなげます。
「How old、How longを使った質問を、先生方に聞きに行きましょう!」
 先生の指示を受けとめて、子ども達が参観の先生方に笑顔で向かってきます。
「How old are you?」
「How long do you live in Wakkanai?」
 教室のあちこちで、先生方は質問攻めです。女性教職員にも容赦なく・・・。

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 いよいよ本時のメイン学習、「How many」「How much」を使った会話表現の練習です。
 場面設定の「お店屋さん」は、ドーナツ屋さんです。ドーナツ屋さんで、ドーナツとドリンクを買うやりとりを店員さんとお客さんになって英会話で行います。

「じゃあ、まず先生方で見せるからね。聞いていてね。」
 布川先生が自作のドーナツ屋さんのキャップをかぶって店員さん、川端先生は1ドル札を数枚握ったお客さんです。
「Good afternoon!」
「Good afternoon!」
「OK,and here are your menus」
「Thank you!」
「OK,what do you want?」
「chocolate please」
「How many donuts do you want?」
「2 please」
「OK,anything else?」
「No,thank you.How much?」
「2 dollars」
「Here you are」
「Thank you!」
 ・・・・・・

 おお・・・。子ども達から静かなどよめきが・・・。
 英語で会話する二人の先生、何かかっこいい。
 自分もできるようになりたいな・・・そんな目の輝きで見つめています。
「じゃあ、今のやりとりを書いたプリントを配るね。それを見ながら、聞いてください。」
 再度、英会話でやりとりを演じる先生方。子ども達の意欲は、満々に満ちたようです。

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 いよいよドーナツ屋とドリンク屋のキャップと1ドル札を一人10枚ずつ、お店屋さんの注文メモ用紙を配って、3つの班で「お店屋さんごっこ」英会話の開始です。
「Good afternoon!」「Good afternoon!」
「Good afternoon!」「Good afternoon!」
「OK,and here are your menus」
「Thank you!」
「OK,what do you want?」
「OK,and here are your menus」
「Thank you!」
「OK,what do you want?」
 どの班でも、みんな、臆することなく表現を始めました。
あちこちで笑顔がこぼれます。キャップ姿が可愛いです。
どんどんテンションが上がり、アドリブまでとばす班も・・・。

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 本校の研究テーマは、『自己肯定感を持って、共に学びに向かう集団の育成』。
 教科の目標の達成と共に、どの教科でも「わかる」「できる」充実感・満足感を得させ、伝え合いや協同的な学習スタイルを取り入れて、学びの楽しさを仲間と共有し、結果として高め合う姿を授業の中でめざしています。
 この日の研究授業は、関わり合い・共に学び合う姿、そして何より笑顔があふれ、どの子も表現することを楽しそうに行っていました。

 授業後の研究協議で、こんな講評をいただきました。
「今日の授業課題の『表現する』、子ども達はそれを実践できていましたね。
 学習環境や学習をしている雰囲気がとてもよかったです。男女仲も良いですね。
 きっとそれは、どの教科でも行事などでも自己肯定感を高め、
 認め合いや協同することを意識的に追求してきた結果だと思います。」

 勿論、細部を見れば、授業づくりに課題はある。また、教科の目標達成という点でも、全員がみんなOKというわけではないでしょう。
 授業づくりに終わりはありません。
 この日の研究授業、そして研究授業まで指導案を練ったり模擬授業をしたりして研究しあったことを、本校の教員は、きっと明日からの授業の改善充実に活かしていくことでしょう。そして、学校としての共同研究を、今後もずっと大事に続けていきたいと思っています。

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