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準備万端、いよいよ明日は文化祭!

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 今日は登校日。朝から総練習、本番のリハーサルです。
 縦割り器楽から各学年演目、そしてフィナーレの全校合唱を行いました。
 縦割り器楽は、心洗われるようなトーンチャイム演奏と金管も混じった迫力ある合奏です。
 1年生の演目は劇。満たされない心が生む「いじめ」をテーマに、懸命に演じます。
 2年生のダンスは、テレビでおなじみのリズミカルなダンスを切れよく、そして最後は南中ソーランを力強く演じます。
 3年生は器楽。ハンドベル演奏と合奏。「Believe(信じる)」を胸に、トークも交えて会場を盛り上げつつ演じます。
 全校合唱は、『ありがとう』と『あなたへ』。
 男女とも、なかなか声が出ています。女子の透き通るような伸びやかな声が響きます。よい合唱にしようという強い思いで、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」を全校生徒全員が心に刻んで歌います。
 総練習を経て、子ども達はポジティブに明日の本番を迎えられそうです。

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 明日のために、木曜日には、みんなで校舎を清掃しました。
 昨日は、各実行委員会に分かれて作業を行い、「ちびっこ広場」・「楽しい理科教室」担当委員会は、会場設営、当日のリハーサルや最終準備を行いました。
 階段は、3年生が美術の『空間装飾』の作品発表を兼ねて飾ってくれました。

 地域ふれあい実行委員会の面々は、木・金曜日に手分けして、各小学校・保育所へPRと「遊び券」配付に出かけました。また、総練習後には、最後の打合せと明日のリハーサルなどを行いました。
 明日はきっと、小学生と幼児の笑顔いっぱいの姿を見ることができるでしょう。

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 ところで、総練習の全校合唱がとてもすてきな歌声だったのは、練習のたびに合唱を磨き上げる目標をたてて練習を重ねてきたことが大きいですが、心を1つにしようとする合唱委員会の粋な手立ても声を出す勇気づけとなっています。
 それは、「お守り」作りです。
 相互にメッセージを書き込み、「お守り」として仲間にプレゼントしました。
 そこには、仲間への感謝とエールが書かれています。

「♥いつもわからないことなど教えたりしてくれて、ありがとう!!
 めっちゃ大きな声が出ていてすごいと思います! がんばろう☆」
「声が大きくて、となりにいると歌いやすいよ♪ 本番も今まで通りがんばっていこー」
「いつも姿勢がイイネ↑ まちがえても、自信もっていてすばらしい◆ 
 本番もガンバ!」
「いつも声を出して、頑張ってますね-!
 これからも、声でみんなを引っ張っていって下さい! 一緒にがんばろ-!」
「どの日も、積極的な優しいリーダー心強かったです! 
本番も美しい美声を聞かせて下さい!! お互い頑張ろーゼィ★ fight」
「みんなと声を合わせて、大きな口を開けて、がんばろ-!!」
「今までいっしょにがんばった成果を発揮しよう!! 本番ガンバロウ!」

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「うちと君は声が小さめだから、本番はちゃんと声出してがんばろー♡♡」
「もっと声を出してがんばってください。つらいけど、ガンバ」
 ちょっぴり言いにくいことも、仲間を信頼して呼びかけています。
 もちろん、自分もそのつもりでしょう。

「きれいなピアノの音色、ほんと好きやっっ♡ 
 きんちょうしないでがんばろう みんなの心は1つ☆」
 そう、みんなの心は1つ。後は仲間を信頼して、自分を表現すること。
 自分自身の殻も破り、自分の良さと可能性にも気づいていこう。

 地域の皆さん、会場も子ども達のメンタル、演目発表準備も万端です。
 明日はぜひぜひ、子ども達の応援に宗谷中へお越し下さい。

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残された2日間で

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 今日も、始業前のホールから、ピアノの音や歌声が聞こえてきます。
 見ると、合唱の指揮の練習をしています。
先生のピアノ伴奏に合わせて、懸命に腕をふってリズムを刻んでいます。
 その周囲を何人かの仲間が見つめたり、伴奏に合わせて歌を歌ったりしています。

 朝の歌声は、このところ毎日ずっと続いています。指揮練習であったり、伴奏練習であったり、指揮者と伴奏者とが一緒に合わせたり。
 そして、その周囲には、きまって何人かの仲間が応援に来ています。
 全校合唱の目標=『One for all All for one(一人はみんなのために みんなは一人のために)』の、まさに体現です。

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 文化祭まで今日を入れて練習日は2日間となりました。
 最後の最後まで、こうしたがんばりが見られる宗谷中文化祭への歩みです。
 そうしたがんばりの中で、発表の質の高まりもえられてきたようです。

 『全校合唱通信』には、練習の中で見えた“キラリ”が紹介されています。
①自分の心から気持ちを込めて歌っていた!!
②大事な言葉を大切に歌っていた。
③3年生のがんばりと変わりように、1年生は憧れる!!
④姿勢がとてもよかった。
⑤歌詞をきちんと覚えていた!!

 各学年、一人ひとりみんながんばっているし、がんばってきました。きっとそれぞれの子ども達の中に、様々な高まりが宿ったことでしょう。

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 けれども、それぞれの発表の仕上がりは、まだ上をめざせる要素があるようです。残り2日間の中で、できることやりきろうと心に決意している子ども達です。
 また、先生方も、そんな子ども達への勇気づけを心がけています。

『あすはいよいよ総練習。流れを最終確認するのみです。
 ・・・さて、今日一日何を中心に練習すればよいと思う?
 1.声  基本はこれでしょ。・・・声の大きさならアナタ方14人はいける!
      誰かが出してくれるんじゃないよ、みんなでやるんだよ。
 2.姿勢 ソーラン、ボディスラップともに腰の高さ。・・・
      「やるぞ!」ってなった時の空気感は肌でわかる。
      本番は1発勝負! 中途半端でいいか? 一つ一つの動作をビシッと。
 3.テンポ 出入り・着替えのダラダラ感の解消に努め、スピード感アップ。
       ・・・それと、早くステージ袖に隠れたい気恥ずかしさが見える。
       いっぱい練習してきたんだ、胸張って堂々と見せてやろうよ。・・・』
 (2年学級通信『翌檜(あすなろ)』より)

 今日の練習、明日の総練習を大事にして、地域の人たちの笑顔を、そして自分も仲間も笑顔になる宗谷中文化祭を、必ずつくっていきましょう。

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 ところで、中学校の行事練習は、放課後中心です。授業時間にとれる練習のコマはわずかしかありません。1日の多くの時間は教科の学習です。
 今日の3時間目は『基礎学』の時間。
 一人ひとりが真剣に問題と格闘し、できなかった問題をいち早くわかった仲間からアドバイスをもらったり、質問したりしながら解いていく「学びあい」が繰り広げられていました。

 時間的にも肉体的にも厳しい条件の中で取り組むしかない、学校行事。
 でも、そうしてでも取り組む価値があるのが『文化祭』です。そして、子ども達もそれを感じて、教科の授業もきちんとやり、練習には主体的に取り組んでくれています。
 文化祭の取り組みを通じて、一人ひとりのやさしさとたくましさが磨かれ、つながりと絆が深くなっていくのを感じます。また、日頃の「学びあい」を通じて深まった信頼感が、文化祭の取り組みの中でも活かされているように感じます。

 日曜日の成功を後押しするかのように、天候も回復傾向になってきました。 

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最後の週の幕開け―文化祭へ決意新たに

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 文化祭に向けて、最後の週の幕が開きました。
 15日、生徒会では全校集会を開き、これまでのがんばりを確かめ合い、最後の週の見通しや決意を発信し合いました。
「文化祭まで、いよいよ1週間を切りました。
 よい文化祭をつくれるように、みんなでがんばりましょう。」
「器楽実行委員会は、演奏がだいたいできるようになってきました。
 トーンチャイムがまだよくできないので、重点的に練習します。」
「地域ふれあい実行委員会では、今日と明日、燻製のパッケージングをします。」
「ちびっこ広場担当では、今週、小学校と保育所に、お誘い活動に行きます。」
「広報は、ポスターを作成して貼りました。これから、チラシの作成に入ります。」
「地域の人に感動してもらえる合唱をつくるようにがんばりましょう。」
・・・・・・

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 文化祭の主役は、生徒です。生徒は、学校の主役です。
 生徒会と文化祭各実行委員会が自覚的に内容や目標を考え、激励しあいながら、主体的に文化祭を創造しようと努力し続けています。
 そんな子ども達の姿がとても頼もしいですし、誇らしいです。

 12日から14日まで、世の中は3連休でした。
 しかし、12日には学年や実行委員会が自主的に学校に集まり、練習や準備をしました。

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 また、13日の日曜日には、沿岸の3つの小学校で学芸会が実施されましたが、宗谷中の子ども達は、全員が小学校学芸会に出かけています。
 富磯小と宗谷小を母校に持つ生徒は、お手伝いに。
 大岬小を母校に持つ生徒は、学芸会の鑑賞に。
 先立つ10日には、生徒会役員が各小学校へ「学芸会がんばれ」という激励メッセージを届けにも出向いています。
 母校に激励のエールを送り、学芸会に出かけては後輩のがんばりを見つめ応援し、裏方の支え役を引き受け、盛り上げに協力する宗谷中生。
 20日の文化祭には、その分、小学生がみんな中学校にやってきて楽しみ、お兄ちゃん・お姉ちゃんのステージに見入り、拍手を送ります。

 もう当たり前になっている相互激励の様子ですが、中と小の交流、宗谷沿岸ぐるみの子育ての成果であると、ちょっと自慢できる姿です。
 勿論、これまでの長い取り組みの成果です。

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 3連休も取り組みや母校貢献にがんばった宗谷中生。
 15日(火)の放課後には、地域ふれあい実行委員会が『宗谷100% 宗谷中学校ホタテ燻製』のパッケージングに取り組みました。
 当日、限定300袋の販売と、最後までステージを応援してくれた皆さんへのお土産用です。

 15日から20日の文化祭当日までの1週間、1日も休みのない週です。
 気温もめっきり低くなり、体調管理にいっそう気配りが必要な気候にもなりました。
 そんな中ですが、最後の週の幕開けにみんなで確かめ合ったことを胸に、がんばる決意にあふれている宗谷中の子ども達です。

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エールを交わしながら―文化祭準備風景

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「学校内が文化祭仕様になってきましたね。」
 職員室に戻ってきた先生が、語りかけてきました。

「ボウリング」「スマートボール」「しゃてき」
 オープンスペースのガラス面の高いところに、そんな標示物が貼られています。
 オープンスペースに連なって、床にマットも敷かれました。
 文化祭の『ちびっこ広場』の会場準備です。

 地域の小学生・ちびっこ達に楽しんでもらおうと、文化祭の午前中はいくつかのゲームコーナーや『楽しい理科教室』からなる『ちびっこ広場』を生徒達が運営します。
 先ほどまで、「しゃてき」のシュミレーションがやられていました。
 手作りのわりばし鉄砲に輪ゴムをひっかけて、プラコップの標的を打ち落とします。
 プラコップには、かわいいキャラクターの絵が貼ってありました。

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 校内には、軽やかなトランペットの音色、リズミカルなドラムの音が響いています。
 聞き覚えのある、最近流行の歌のメロディーです。
 器楽実行委員会が練習中です。

 パチパチパチ・・・拍手も聞こえてきました。
 どうやら、今日の活動もそろそろ終わり。
 ふれあい実行委員会が輪になって、今日の活動反省や今後の確認の話をしています。拍手は、仲間の発表に対するもののようです。

 どのコーナーでも、笑顔がありました。真剣な顔、一生懸命な姿がありました。
 何かのために、誰かのために、仲間とともに夢中になる。心を通わし合う。
 宗谷中の文化祭準備には、そんな風景が見えます。
 午後5時半。最北の秋、外はもう真っ暗です。

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 玄関前には、生徒会が企画した、各学年・実行委員会の「リレートーク」が貼られています。「文化祭の“キセキ”」をめざす企画です。

9/30 合唱練習 パートごとに分かれて、集中して練習できていました。
            この調子で良い合唱をつくりあげていこー♪
10/1 2年生  2グループに分かれて、積極的に映像を見ながら練習して
           いました! ダンスの流れをつかめるようにがんばりましょー
10/2 3年生  みんなで教え合いながら、器楽の練習を頑張っています!
           これからも積極的に練習していきます☆
10/3 楽しい理科教室 色々な楽しい実験を考えたり、実際にやってみたりして
               います! 当日楽しんでもらえるようにがんばりましょう♪
10/7 1年生  場面ごとに自分の立ち位置や動きなどを
            確認しながらがんばっています!!
            本番に向けてがんばりましょう
10/8 器楽実行委  パート練習などで教え合いながら頑張っています!
               気持ちを一つにしてがんばりましょう!
10/9 ちびっこ広場 良い雰囲気で協力しあいながら楽しく作業を進めています!

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 学年演目は当然、学年ごとに。縦割り活動は、各実行委員会に分かれて、それぞれで話し合って取り組みを考え、準備・練習を進めています。
 それぞれの取り組みや状況を紹介し、お互いのがんばりをわかり合う。
 それぞれも部門から、仲間へ激励のエールを送る。
「リレートーク」は、そんな役割を果たしています。

 学年と実行委員会にも入りながら、生徒会執行部のメンバーは「みんなが心1つに」なるための取り組みを、こうやって考えて進めています。
 それに、各学年・実行委員会が応えていく。
 まさに、「生徒が主役の学校」が創られようとしています。

 文化祭まで残り1週間。
 明日からの3連休でも、少し練習・準備活動があるようです。また、13日の日曜日は、母校の小学校の学芸会に裏方の仕事や応援に行く生徒も多い宗谷中生。
 合間にしっかり休養もとって、来週もみんな元気に活動できることを願っています。

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One for all All for one

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 文化祭の取り組みが進められています。
 文化祭の演目のトリである全校合唱の練習が、今日は行われていました。
 今年の合唱曲は、『ありがとう』と『あなたへ』です。

 『ありがとう』は、宗谷中学校のオリジナルソングです。
 開校30周年の祝歌として、平成13年、新校舎落成の機会に作られ歌い継がれてきた曲です。
 仲間やふるさとへの感謝と未来に向かって歩いて行く勇気を歌い上げた曲。

 『あなたへ』は、「旅立ちに寄せるメッセージ」というサブタイトルがついた曲。
 この曲も、未来への勇気をメッセージとして込めた歌です。
 人生、愛も涙もあり、悲しみも憎しみもあるけれど、
「信じ合えることの喜びと 悲しみを知った分 優しくなれること」そのことを心に、「手と手をつなぎ」「手の温もり」をエネルギーに未来に向かっていこう、と。

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 全校合唱を牽引するのは、生徒による「合唱委員会」です。
 合唱委員会が掲げるスローガンは、
『One for all All for one(一人はみんなのために、みんなは一人のために)』。
「1回1回の練習を大切にして、がんばろう!」
「いい歌を歌えるようにがんばりましょう。」
「みんなと心を1つにして、大きな声を出してがんばりたいです!!」
「リーダーとして、みんなが声を出せるようにがんばります。
 会場のお客さんに感動を届けられるようにがんばります。」
 この間に配付された『合唱便り』では、合唱委員会のメンバー、学年のパートリーダーさんからの仲間へのエール、そして自身の決意が発せられています。

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 体育館を覗くと、『あなたへ』のパート練習の真っ最中でした。
 各パートに分かれて、それぞれ輪になって歌い、歌声が体育館に響いています。
「もっと口を縦に大きく開けて!」
「もっと言葉をはっきりと歌って!」
 3年生が1・2年生に声をかけています。

 パート練習が終わると、パートごとに練習の振り返りです。
「最後のところが、まだうまく歌えませんでした。」
「私もそうだけど、まだおなかから声が出ていません。」
 1年生も自分の言葉で反省を語り、3年生は課題を提示します。
 みんな、よい合唱を創り上げようと、主体的に関わっているのがわかります。
 見ていて、嬉しくなる光景です。

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 練習の仕上げに、全体合唱です。
 全体で合わせるのは、今日が初めて。
 ピアノ伴奏、指揮を担当する者が、ちょっと緊張気味です。

♪ 白木蓮(ハクモクレン)にも 似た その白い翼で
♪ まだ見ぬ世界 未来という 果てしない空へ 
♪ 旅立ってゆくのですね まばゆいほど輝いて
♪ 旅立ってゆくのですね 温かな巣をあとにして 
  ・・・・・・
♪ 愛と涙 あなたの手の温もり 人生という迷路の果てに
♪ 信じ合えることの 喜びと 悲しみを知った分 優しくなれる

 なかなか難しい3部合唱曲です。
 でも、聴いていて何か清々しい気持ちになりました。
「今日、初めて合わせたのに、
 ソプラノもアルトもテナーも予想以上に声が出ていました。
 まだ声は出せると思うので、全力を出していきましょう。
 これからもがんばりましょう。」
「はい!」
 最後に、合唱委員会からの講評があり、そして仲間がそれに応えます。

『One for all All for one』
 34名みんながこれからいっそう心を寄せ合い、互いに信頼しあい、求め合い、
歌声は、きっとますます磨き上がっていくことでしょう。

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地域に笑顔を!―文化祭の取り組みスタート

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 ホールからすてきな歌声が高らかに響いてきます。
 9月30日の6時間目のことです。
歌声は、全校合唱のパート練習。練習は確かまだ2回目です。
 ホールをのぞいてみると、先生も一緒になって、大きな輪を作り歌っています。

 この日は、5時間目まで中間テスト。
 テストが終わったとたんに、モードを文化祭へと転換です。
 10月20日(日)に向けた文化祭の取り組みが本格的に始まりました。
 今年の文化祭スローガンは、生徒会の年間スローガンと連動した、
『Positive~34人の輝く笑顔でのりこえよう!~』です。 

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 放課後になると、踊りのメロディが響いてきました。
 2年生の練習でしょうか?!
 今年の文化祭演目=学年発表は、1年生が劇、2年生が踊り、3年生は器楽です。
 その他に全校合唱と器楽実行委員会による器楽発表があります。

 もう秋が深まり始めた最北宗谷。午後5時頃には夕闇が迫ってきています。
 その中を学年練習の後には、各部門実行委員会の集まりをもち、計画づくりや計画に基づく活動が行われています。
 初日から、何とも意欲的な宗谷中のみんなです。

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 明けて、10月1日の全校集会。
 各実行委員会=器楽実行委員会・地域ふれあい実行委員会(理科教室・ちびっこ広場・バザー)・合唱委員会から活動目標や決意が交流されました。

「目標は、『地域の人の笑顔を生み出そう』です。」
「目標は、『ちびっこも自分たちも笑顔でいられるようにがんばろう』です。」
「目標は、『地域の人に笑顔を届けよう』です。」
 キーワードは「笑顔」。笑顔いっぱいの文化祭の創造を子ども達はめざしています。

「目標は『one for all, all for one』です。
 心を1つに毎日の練習をがんばりましょう。
 みんなで声を出し、心を1つにしてつくりあげましょう。」
 全校生徒が心1つになること、そして全力でがんばることが、笑顔を生み出すための力です。

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 それぞれに打ち立てた目標を、つかんで離さずがんばっている、スタート時の子ども達の様子です。 
 指導するわが先生方も、子ども達にしっかり寄り添い、輪の中にいたり外側から見守ったり、サポートしたりしながら子ども達を支えています。
 夜にはお母さん方がたくさん学校に集まり、バザーの打合せです。

 地域の人たちに笑顔を!
 宗谷中文化祭に向かって、生徒・教師・PTAが、心1つに踏み出しました。

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第2回管内教育研究大会―新たな時代の息吹

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 稚内南小学校を主会場に、第2回宗谷管内教育研究大会が開かれました。
 管内各市町村から600名を超える先生方、教育関係者が参加しました。
 午後、稚内南小学校体育館は、先生方で大入り満員、熱気にあふれました。
 午前中は、南小・南中・港小の南地区3校と大岬小・稚内西小中の5校で公開授業が行われ、参加者はそれぞれの学校に赴いてから集まってきています。授業を見、学校研究発表を聴き、授業教科や授業づくり・学校研究のあり方について討議してきた熱が、そのまま会場にもちこまれたかのようです。
 午前中の満足感と午後の分科会に対する期待感がかもしだした、開会式場の熱気でした。

 開会式では、稚内市表(おもて)教育長から祝辞でこんな激励をいただきました。
「宗谷は、若い先生が多い地域です。自分の子ども時代を思い起こしてみると、
 自分が影響を受けた、感銘を受けた先生方は、今にして思うと
 当時本当に若い先生でありました。
 若さは弱点でもあるけれども、強みでもあります。・・・」

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 離島を抱え、ほとんどの学校が「僻地指定」を受ける稚内、宗谷。
 管理職を除くと圧倒的多くが若い教員です。歴史的にずっとそれは続いています。
 新採用で赴任し、一定の経験を積むと他管内に転出してしまう…そんな歴史が繰り返されている宗谷の学校現場。そのことが、中堅どころの流出、核となる教員を生み出す困難さとなり、学校づくりの基盤の弱さとなっています。
 経験が求められる授業づくり・学級づくり、児童生徒理解・生徒指導力…若いメンバーが多いが故にまだまだ十分ではないという弱点があること、それは率直に宗谷の現状であり、これまでもそうでした。
 それを踏まえつつ、「若さ」を逆に武器にしてがんばれ、「若さ」は武器になるぞと穏やかな口調で表教育長は激励してくれました。
 われわれ管理職には、若い教員をしっかり支え、若さが武器にできるような学校づくりを頼む…というように聞こえました。

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 午後からの分科会は、各教科分科会と特別分科会が設定されました。
 私は、「いじめのない、明るい楽しい学校づくり」特別分科会に参加しました。
 小学校・中学校から各1本実践に基づくレポートが発表され、それを受けて小グループで論議が行われました。それぞれ、学校困難の事例を通じて、児童生徒理解、学校のあり方を見つめ直す内容で、大いに学ぶところがありました。
・子どもがおこす現象でその子を決めつけることなく、
 その裏を読み解くことが大事だ。
・子どもを信頼し、「困り感」を読み解く力を
 教師と学校がつけることが求められている。
・子どもは失敗する。失敗からどう学ばせるかが大事。
・周囲からの批判におびえて、失敗させまいとする指導をすると
 子どもとかみ合わなくなり、心を育てることにつながらない。
・子どもは未発達。「いじめ心」をもっていて何もおかしくはない。
・その芽を摘み取り、心が育つような教育、集団づくりを
 どう意図的組織的に取り組むか。
・一人ではできない。
 学校が組織として機能しなければ、問題解決の力を生まれない。
・そのためには、学校全体で状況や課題を共有することがまず必要だ。
・保護者にも率直に情報発信し、パートナーとして協力を求めていこう。
・子どもの成長、心育ちには、長いスパンが必要だ。
・小中が連携して、情報も共有し、連続的な教育活動がやはり求められている。・・・

 今までの学校づくりで大事にしてきたことを、実践報告や他校の校長・先生方の意見から再確認できたことに大いに勇気づけられました。

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 夜には、大会参加者の相互激励の機会=レセプションもあり、参加しました。
 公開学校の先生方や離島の先生方がたくさん集まり、青年教師が司会進行・運営を行い、たいへん明るく楽しく元気の出る集会でした。
 参加者で「フラワー」と「宗谷岬」を合唱し、集えた喜びとそれぞれの地での明日からのがんばり、今後も学び合う仲間として関係性を高めていこうという思いが1つになったかのようでした。

「管内の教職員がみんな集まる研究大会を、今年もやろう!」
 この呼びかけに、宗谷のほとんどの先生方が応えて、行われた第2回管内研。
 まずは大成功。新たな時代の息吹を定着させるため、総括活動と今後の展望づくりに主体的に関わっていこう、そんなふうに考えた9月28日でした。

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小中スポーツ交流―みんな満足したひととき

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「お疲れ様。今日はどうでしたか?」 「楽しかった!」
「何が楽しかったですか?」 「う~ん、全部!」
「そう、全部楽しかったの」 「3つとも、全部できたから!」
「今日はどうでしたか?」  「楽しかった! 最初っから、ゆかいすぎた!」
「今日はどうでしたか?」  「中学生の説明がわかりやすかったです!」

 沿岸小学校の子ども達が、皆、満足し上気した顔で宗谷中の玄関を後にします。
「ありがとうございました!」
 最後に、元気の良いお礼の言葉を玄関に響かせて、帰って行きました。
「さようなら~!」
 宗谷中生を代表して(?)、バドミントン部の生徒が笑顔で見送ってくれました。

 9月24日、沿岸小中スポーツ交流が行われました。

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 沿岸小中スポーツ交流は、沿岸の3つ小学校の5・6年生が中学校に集い、中学生のコーディネート・コーチ・運営でスポーツを楽しむ機会です。
 宗谷中にある3つの運動クラブがお世話役を引き受け、野球・卓球・羽球の3つのスポーツを中学生の指示・コーチ・アドバイスのもとで、小学生が楽しみます。
 中学生は、練習メニューを提示したり、手本を示したり、相手になってあげたり、上手にできるようにアドバイスやコーチングをしたりします。童心に返って(?)、一緒になって楽しむ姿もあったりもします。
 たくさんの笑顔がこぼれます。
 真剣な表情もあります。
 歓声や笑い声があがり、激励の声が飛び交います。

「次、サクラ!」
 指名された小学生が出て行き、バットをにぎって構えます。
 小学校時代からつながりを大事にしている宗谷沿岸地域。また、保護者の多くが同じ漁業を生業としている地域なので、子ども達も学年が離れていてもだいたいわかっているようです。
 中学生は遠慮や照れもなく、小学生に指示を出し交流を進めています。

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 小中スポーツ交流の1番のねらいは、スポーツでも交流を通して児童生徒間や小中の連携を深めることです。これは、中1ギャップ克服の1つの手立てでもあります。
 その上で、交流を通して、中学生には「お世話して役だった」「先輩として面倒をみることができた」「小学生が喜んでくれた、ついてきてくれた」ということを体感させ、自己有用感を育みたい。
 小学生には、スポーツの楽しさや中学生への憧れを感じてもらい、宗谷中の部活動を知る機会になってもらいたい、というねらいが次にあります。

 本校には不登校の生徒はいません。
 1学年1学級、全校生徒34名の小さな小さな中学校ですから、それも当然と思われるかもしれません。でも、小中スポーツ交流のような取り組みを長年続けてきた成果かなとも思います。

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 また、本校では部活動に生徒全員加入という方針です。
 それは、小さな学校の宿命として、成立のための必要条件でもありますが、何より中学校生活の中で部活動にはやはり教育的な意義があり、部活動を通じて味わえる連帯感や感動を、みんなに体験してもらいたいという願いがあるからです。
 そして、本校の部活動はすべて運動部です。
 中学校生活を通じて、体と心を鍛え、互いに尊重し合う精神を子ども達に醸成したいという目標・願いがあります。それにはスポーツが適切だろうという思いからです。

 生徒の中にはスポーツ好きの子もいれば、そうでない子もいます。
 スポーツが得意な子もいれば、まだまだ能力が開発されておらずスポーツに自信を持てない子もいます。
 そんな子らが入り交じって作られているのが、宗谷中の3つの運動部です。
 得意不得意は別にして、スポーツに親しむ楽しさをみんなが味わい、仲間と汗を流して一心不乱に何かを追いかけ爽快感や達成感を感じる…。
 中学生になったら、どの子にもそういう体験をしてもらいたい。
 小中スポーツ交流がその第一歩になればと思っています。

「今日はすごく楽しかったし、中学校になったら
 どの部に入るか迷ったけど、楽しかったです。
 ありがとうございました。」
「去年も楽しかったけど、今年も楽しかったです。
 部活を選ぶ参考になって、とてもよかったです。」
「今日は、いろいろな部を体験できてよかったです。
 いろいろなことをして、すごく楽しかったです。
 楽しく交流が深められたので、よかったです。」
 閉会式で3つの小学校の代表の子が、感想を語ってくれました。
 
 小学生を見つめる宗谷中生も、何とも満足そうな表情でした。

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「職場体験」で学んだこと―大変お世話になりました!

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 少し古い話になってしまいましたが、今年も2年生が「職場体験」をしてきました。
 今年、お世話になったのは、次の事業所さんです。
1.ホテル奥田屋さん
2.市立稚内こまどり病院さん
3.オートバックスさん
4.ヤスコ美容室さん
5.大谷幼稚園さん
6.FMわっぴーさん
7.動物ふれあいランドさん
 子ども達への貴重な社会体験の場を提供していただき、
本当にありがとうございました。

 2年生の子ども達は、学校に戻り、それぞれに体験したかけがえのない学びをまとめ、学年の中でプレゼンし合い学びの交流をしました。
 その中で表現されていたことをここで紹介し、お礼と致します。

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 各事業所では、通常営業の日に、日常の労働の一部を体験させていただきました。
 子ども達が報告した、体験した仕事の内容です。
・宴会の準備や大浴場の清掃。
 皿やおしぼり・スプーン並べ、浴場の床をブラシで磨く作業。
・おむつ交換や体ふきの見学、食事・入浴の手伝い、ベットシーツ交換作業の体験。
・ピットや店内の清掃、商品の設置・前だし、タイヤ運び、品物のほこり取り作業。
・洗い物やタオル干し、パーマの巻き方を教えてもらったり編み込みの練習をしたり。
・自由遊びの時間に子どもと一緒に遊んだり、散歩に付き添ったり、
 リトミックや読み聞かせを子どもと一緒に体験したり。
・放送局や放送機材についての説明をしてもらったり、スタジオ見学をさせてもらい、
 ラジオCM放送の原稿を作成して録音したり、生放送に出演させてもらったり。
・ヤギの放牧場やモルモット小屋、アヒル池の清掃作業、
 動物のえさやりや草の処理作業などなど。

 また、率直な質問もし、それにも応えてもらったとのこと。
 大変お忙しい中、各事業所で「未来の勤労者」のために、本当に温かいお世話をいただきました。

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 子ども達は事前に、次のような課題意識をもって臨んだようです。
・それぞれの職場では、実際にどんな仕事があるのだろう?
・どんな感じで仕事をしているのだろう?
・なぜ、その職業を選んだのだろう?
・どんな時に喜びを感じているのだろう?
・自分も、教わったことを理解して、仕事ができるのだろうか?
・教わったこと、指示されたことを何とかテキパキこなせるようにがんばろう。

 それぞれの事業所で、仕事をしている様子を見せていただいたり、実際に働かせていただいたりして、働く前にもっていたイメージをより豊かにすることができました。
 また、質問に答えていただけたことで、わかったこともあったようです。
 それから、「働くこと」を、子ども達なりに「できた」と思えたところもあるようです。
 それもこれも、皆さん方のおかげです。

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 さらに、社会で働く皆さんのすごさ、実際の仕事の大変さも少しは実感できたようです。
・僕たちは温泉や宴会など何も気にせずに楽しんだりしてるけど、
 裏ではあんなに大変なことをしてるとは思わなかった。
・患者さんにうまく声をかけられなかったので、
 看護師さんは声のかけ方が上手ですごいと思った。
・学んだことは、看護師の人達が患者さん一人ひとりの事を
 知っていないといけないということ。
・毎日同じことをやっていてすごいと思った。
・いつも店内をきれいにしていることがわかった。
・お金を貯めることは大変な事だと改めてわかった。
・学んだこと。挨拶をしっかりする! 笑顔を忘れずに!!
・先生方の行動の速さにビックリした。流石、先生だな・・・と思いました。
・ラジオの番組を作るということは、
 本当は、とても大変なことだということがわかった。
・客として行く時は楽だけど、裏では動物たちが安心して暮らせるように
 大変なことをしていることがわかった。
・飼育員さんの大変さや、楽しさがわかった。毎日の掃除は大変だとわかった。
・動物の気持ちになることが一番大切ということがわかった。・・・

 お世話して下さった皆さん方への思いもプレゼンの中に出ていました。
・たくさんのことが勉強になり、行ってよかった。
・編み込みやパーマの巻き方など詳しく教えてもらいわかりやすかった。
・店員の人は、みんな明るくてやさしかった。
・先生に会って昔の事を思い出して、結構、思い出にひたっていました。

 たった1日でしたが、本当に貴重な体験をさせていただきました。
 それぞれの事業所での職場体験を、子ども達はきっと、将来の職業選択や仕事に就いたときに活かしてくれることでしょう。

 そして、職場体験を終えてわかった次のことは、ぜひ明日から実践したいものです。

【職場体験を終えて】
・やっぱり笑顔が大事。
・笑顔、明るさ、気持ちを考えて行動すること。

 お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
 これからも、何かと宜しくお願いいたします。

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7年ぶり公式戦勝利―中体連新人戦野球部

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「がんばれ~!」「あと1つ~!」
 内野スタンドからのお母さん方の熱い声援。その声はもう、枯れています。
 中体連新人戦野球会場=若葉台球場の1塁側スタンド、赤い夕日が背後から差し込み、宗谷中応援席は燃えるように盛り上がっています。

 1回戦第2試合、宗谷中学校対稚内東中学校。最終回7回の裏、宗谷中学校の守備。
 得点は9対6、宗谷中の3点のリード。2死ランナーなし。
「最後までわからないぞ。」
 内野スタンドとグランドを隔てるフェンスの際には、お父さん方が拳を握りしめて、戦況を見守っています。

 セットポジションから足を上げたピッチャーの手から、球が放たれます。
「カーン!」 息をのんで打球を追う、応援席。
 打球は内野に高く舞い上がり、ショートが大きく1回2回と両腕を回しています。
「こうき~!」「とってえ~!」「キャア!」
 応援席は、絶叫の渦です。
「パシッ」ボールは、ショートのグラブにすっぽりと収まりました。
「キャ~!」「やった~!」「ウォ~!」「よ~し!」 応援席は総立ちです。
 宗谷中野球部が、見事に7年ぶりに公式戦勝利を飾った瞬間です。

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 ホームプレートめがけて、選手達が一目散に駆けてきます。
 みんな、笑顔です。
 応援席では、お母さん方、応援の子ども達が喜びを分かち合い、お父さん方はがっちりと握手を交わし合っています。
 整列し、相手チームと審判への挨拶を終え、応援席に向かって走ってくる選手達。
「気をつけ! ありがとうございました!」「ありがとうございました!」
 深々と礼をする子ども達。
「おめでとう!」「よくやったあ!」
 応援席から、いつも以上に大きな拍手が巻き起こりました。
 顔を上げた子ども達の表情は、にこにこ顔です。実に子どもらしい、いい笑顔です。
 応援席もまた笑顔でいっぱいです。子ども達から大きな喜びと感動をもらい、父さんも母さんも、老いも若きもみんな、満足げな様子です。

 応援席には、選手のおじいちゃん・おばあちゃん、地域の皆さん、陰ながら宗谷中を応援してくれている同窓生の皆さん、様々な方がいらしてくれていました。
 皆、勝利の余韻に浸り、応援席から立ち去ろうとはしません。

 初回に先制するもすぐに逆転され、追いすがるも突き放され、4回終了時に2対6。一度は「だめか」と、スタンドはあきらめかけた試合展開でした。
 しかし、選手達はあきらめようとはしませんでした。
 5回に2点を追加して追いあげ、6回には満塁から走者一掃の3塁打などで4点を上げて逆転し、最終回にはスクイズを見事に決めてダメ押し点を上げ、5回以降相手の得点を許さず堂々と勝ちきったのでした。
 予想をはるかに超える劇的な試合展開、大人が思っている以上の子ども達の粘り強さに、皆心から感動し、その余韻に浸っているのです。
 大人達に夢を見させてくれた宗谷中野球部の選手のみんなに、心からありがとうです。

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 翌日は、決勝戦でした。対戦相手は潮見中です。
 1回戦・2回戦、相手チームをコールドで破ってきた強敵です。
 結果は、0対10のコールド負け。実力差がそのまま結果となってしまいました。
 しかし、堂々たる試合でした。
 現在持っている力を存分に発揮して、子ども達は精一杯闘ってくれました。
 ピッチャーは外連味なく全力投球。いつも以上に球が走り三振も奪いました。
 内・外野も懸命に球を追い、平凡なフライは当然のように捕り、捕球してからすぐに中継に送球する、ランナーを牽制して進塁を許さないなど、次を考えたプレーで引き締まった試合を展開することができていました。
 練習してきたことをその通り出せた試合だったのでは?と、思います。
 
 閉会式で、準優勝チームとして整列した宗谷中野球部員。全然見劣りしていなかったです。
 準優勝旗を手にし、笑顔で記念写真に収まった選手達の晴れやかな顔は、何とも清々しかったです。

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 2試合通じて、宗谷中野球部が何より素晴らしかったのは、声です。
「こ~い!」「バッチこ~い!」
「1アウト~!」「1アウト~!」
「ナイスボール!」「ピッチャー勝ってる!」
「絶対勝つぞ! 宗谷中ファイ!」「オーッ!」・・・
 気合を入れる声、確認し合う声、仲間を激励する声、仲間の激励に応える声…、広いグランドに彼らの声は響き渡り、途切れることはありませんでした。

「『勝ちたい』という気持ちだけでは、勝利は難しいかもしれません。
 『必ず勝つ』という気持ちにチーム全員がなることが、勝利への第一歩です。」
 壮行会でそんな激励を子ども達に行いました。
 野球部はきっと、部員一丸となって、「絶対勝つ」という気持ちで臨んでくれたに違いありません。それが勝利に結実しました。

 では、野球部では、なぜ「絶対勝つ」という気持ちになれたのでしょう?
 それは、大きな声を出し、声を出し続けることができたからではないでしょうか。
 グランドに響き渡った彼らの声は、自分自身を奮い立たせ、仲間の頼もしさを感じ、相互に勇気づけ合う力となりました。声を出し、その声を互いに聞いた選手達は、お互いが勝利への気概を共通もっていることを確認し、それを勇気と粘り強さ、立ち向かうこと・つなぐことにつなげ、勝利を引き寄せたのです。

 気持ちを表に出す、「声を出す」という行為。これは、簡単ではありません。
 しかし、宗谷中グランドでは、毎日、野球部員の声が響き渡っています。
 「次は勝つ」という勝利者のメンタルは、実は日常の練習の積み重ねを通じて形成されてきたのです。練習中から声を出すこと、その意義をとらえて自ら声を出すこと、声を互いに出すことが気風として野球部の中に形成されてきたことが、「勝利」へとつながってきたのです。

 野球部の勝利は、野球部員に自信をもたらしたに違いありません。
 また、宗谷中全体には勇気をもたらし、そして、野球部の勝利から学ぶことの必要性を考えさせたに違いありません。
 野球部はまだまだ強くなる。卓球部・羽球部もそうなると思います。
 なぜなら、子ども達には伸びしろがまだたっぷり残されているのだから…。
 野球部の勝利は、宗谷中の中で、新たな「化学変化」をきっともたらすことでしょう。
 
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