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平成25年度入学式―11名の新1年生を迎えて

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 4月8日、平成25年度第46回宗谷中学校入学式を執り行いました。
 今年は11名の新1年生が3つの小学校からやってきました。
 真新しい制服に身を包んで、やや緊張の面持ちで入場してきました。

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 校長式辞では、がんばってほしいことを4つもお願いしました。
1.宗谷中がめざす学校のために、共に努力しよう。
 今年めざす学校は、「一人ひとりが、かしこく、やさしく、たくましく育つ宗谷中学校」です。
 もっとかしこく、もっとやさしく、もっとたくましくなるために、自分がやるべきことは何か、それをよく考え、自分を律し、主体的に生活できる中学生をめざそう。
2.学級の仲間、先輩との絆をつくり、強め、仲間と共に歩もう。
 自分一人では限界があっても、となりにいる仲間が真の仲間となれば、お互いに高まり合うことができます。先輩達と良い関係が築ければ、たくさんのことが学べ、勇気がわき、難しいことにチャレンジしたり、苦しいことに堪えたり、何かを成し遂げる達成感と喜びを味わうことができます。
 学級の絆、先輩との絆を強くしていく努力を行っていこう。
3.「感謝の心」を育てよう。
 「感謝の心」は、人間としての器を大きくします。宗谷中校訓「至誠友愛」の精神で、感謝の心を大きく豊かにし、自分も相手も尊重し、周囲に対し自分から信頼を寄せるように努めよう。
4.「あなたが宗谷中学校の主役である」ということ。
 宗谷中『生徒会憲章』に書かれている言葉。宗谷中はあなたの学校。楽しい学校、喜びにあふれる学校を創る者は、他でもない自分。このプライドを持って、学校生活を送ろう。

 11名の新1年生は、しっかりこちらを見つめ、聴いてくれました。きっと、受けとめてくれたことと思います。
 でも、いきなりたくさんのお願いをしたので、ずしんと重荷を感じてしまったかな?

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 そんな新1年生を安心させてくれたのが、先輩代表の言葉と合唱でした。
 心強い先輩、やさしく助けてくれそうな先輩がいる。
 心通わせて歌声を響かせることができる先輩たちがいる。
 2年生・3年生の姿は、新1年生にとって、すごく安心感と勇気を与えました。
 また、「明るいあいさつ運動に1年生も」という代表からの呼びかけも、きっと心に響いたことでしょう。

 エールに応えて、新1年生代表の若狭君が、先輩達を見つめながら堂々と決意を述べてくれました。
「中学校では最後まであきらめず、良い結果を出せるようにがんばりたいと思います。
 11人の仲間と、先生方や先輩方と一緒に過ごしていきたいと思います。
 これから三年間、宜しくお願いします。」

 新1年生に安心感と勇気を与えたのは、先輩達だけではありません。
 会場には、町内会長さん・婦人部長さんをはじめたくさんの地域の皆さん、PTA役員さん、そしてお父さん・お母さんがいて、温かい眼差しと大きな激励の拍手を送ってくれました。

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 新1年生を確かに育てるために、教職員一同力を合わせて「わかる授業」「楽しい学校」づくりに努めたいと思います。
 1年後、生徒達の力も借りながら、全校生徒全員が、4月に比べてぐんと「かしこく、やさしく、たくましく」なった姿を見せられるようにがんばります。
 保護者の皆さん、学校・教職員との力合わせを宜しくお願いします。
 地域の皆さん、これまで同様、子ども達・学校・PTAに対して、大きなご支援・励ましをどうか宜しくお願い致します。

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平成25年度、明るくスタート!

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 4月に入り、連日好天が続いています。今日は青空が広がり、風も穏やかです。
 朔北の宗谷にも、ようやく春が巡ってきました。
 今日は始業式。平成25年度のスタートです。
 新2年生・新3年生が全員元気に登校しました。
 教職員は新しい3名のスタッフが入り、まずは着任式で新しい年度のスタートを切りました。

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 始業式は、元気な校歌斉唱で始まり、生徒会を代表して白石副会長が
「新入生のよい手本になるように、元気な挨拶を心がけましょう。」
と、すっきり爽やかに呼びかけました。

 校長の話では、平成25年度の目標を伝え、生徒へ呼びかけを行いました。
 平成25年度の目標は、
「一人ひとりが、かしこく、やさしく、たくましく育つ宗谷中学校」です。
 教職員がこの目標達成を忘れずに、授業づくり・学級づくり、部活・行事等で努力することを約束しました。

 生徒に呼びかけたのは、「目標達成をともにがんばろう」ということです。
 学校の主役は生徒です。生徒のがんばりなくして、目標達成はできません。
 「かしこく」では、学級の仲間がみんな「わかった」と笑顔になる授業になるように、学級みんなが基礎学の合格をめざし励まし合うことなどに力を貸してほしい。
 「やさしく」では、学級の絆をいっそう強くしてほしい。困っている人、表現が下手な人がいたら、ぜひ声をかけ合ってほしい。
 「たくましく」では、目標達成に向け励まし合おう。許し合うのではなく、求めあい、高まり合う関係をめざそう。
 そんな呼びかけをしました。

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 「生徒一人ひとりが、かしこく、やさしく、たくましく育つ学校」、それをめざす学校とは、誰にとっても安心感のある学校であり、みんなが達成感と喜びを味わえる学校です。
 それは生徒が願い、われわれがめざす「楽しい学校」そのものです。
 どの子にとっても安心感があり、達成感と喜びのある、楽しい宗谷中学校を、生徒と教職員の力合わせでめざし創造していく平成25年にしていきたいと思います。

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 始業式を終えて、子どもたちは入学式準備に取り組んでくれました。
 歓迎合唱練習を行い、式場・会場の設営です。
 ここで早速、後輩を思う、やさしい姿をたくさん見ることができました。
 たくましく働く姿も見ることができました。

 保護者の皆さん、地域の皆さん、一人ひとりの成長と楽しい学校づくりをめざす宗谷中学校、早速がんばり始めた子どもたちに対して、今年度も変わらず力強い応援をどうか宜しくお願い致します。

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平成24年度終了―それぞれに、次に向かって

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 久しく『日誌』を更新できずにいました。読者の皆さん、たいへんご無沙汰致しました。
 前回『日誌』以来、宗谷中の年度末イベントが連続的に行われました。
■3月22日(金)修了式・離任式
■3月23日(土)PTA送別会
■3月25日(月)27日(水)小学校との引継ぎ
■3月28日(木)平成25年度PTA総会
■3月29日(金)転出者出発式

 そして、とうとう平成24年度の終了を迎えました。

 修了式では、現1年生・2年生が共に、学級として1年間の成長を語っていたのが印象的です。 
 『通知票』の所見の中にも一人ひとりの成長や仲間関係の絆の深まりが感じられ、嬉しい気持ちで、修了式の話の中でその一部を子ども達に伝えました。
・自分の役割を果たすために、期日を守り、家でも練習するなど責任感のある姿勢が見られた。
・「他に仕事ありませんか?」と、自分から仕事を探してやろうとしていた。
・1つ1つの活動に対する前向きな姿勢がすばらしい。
・ミスした後に、自分で対応を考え、行動していた。
・「ありがとう」「お願いします」の言葉がすっと出てくる。
・卒業式合唱のリーダーとして、自主的にメンバーを集めて練習を組織していた。
・卒業式合唱練習で、仲間の指揮練習につきあって、一緒に歌う姿があった。
・卒業式合唱で、文化祭以上に口を開けて歌うことができていた。・・・

 1年間で着実に成長した子ども達。実に嬉しい限りです。
 子ども達一人ひとりには、その中に大きく伸びる可能性が秘められているのだということを改めて感じています。また、それぞれの成長を引き出した仲間同士の関係の深まりも、とても喜ばしいことです。子どもは子どもの関係の中で、伸び合っていくのです。
 同時に、子ども達をいつも温かく見守り、励まし続けてくれた保護者・地域の皆さんの存在が子ども達を大きくしてくれました。ここにも、心から感謝です。

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 今日は別れの日。転出教職員が旅立ちました。
 高校進学の卒業生も、それぞれの道に歩み出します。

 ここ宗谷  笑顔いっぱい 愛いっぱい
 叶えたい  夢があるから 走り出す  
 たくさんの 日々の努力を 未来へと
 (『ふるさと街づくり標語』優秀作品より)

 宗谷中で過ごした思い出と培った力を勇気に、新しい扉を開けていってほしいと願っています。

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桜咲く!-学び続ける人に

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 昨日は、公立高校合格発表の日。
 宗谷中卒業生、見事、全員合格です!
 これで、推薦、私立、公立、11名の卒業生全員が第1志望で合格です。
 みんな、おめでとう。最後までよく、努力してくれました。
 生徒の努力を引き出し支援し続けた先生方、保護者の皆さんに感謝します。
 また、努力を引き出しあったもう1つの力が、学級の仲間集団の相互激励であったことも心に留めておきたいと思います。

 一人ひとりが自分の夢や目標をもって、自分の進路を選択し、その扉を開きました。
 11人が5つの高校に進路をとり、宗谷中の仲間と共に高校に向かう者もいれば、ただ一人その高校に入学する者もいます。
 一人ひとりがこれまで努力してつくりあげた自分、そして胸の中に育んだ「感謝の心」に自信をもち、宗谷中の仲間を心の支えとしてそれぞれの道に勇敢に立ち向かってほしいと願っています。そして、新しい場所で、新しい友、新しい仲間をつくってください。

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 卒業式の式辞で、フランスの詩人ルイ・アラゴンの言葉を贈りました。
“学ぶとは、誠実を胸に刻むこと”
 第2次世界大戦において、たとえ銃弾に倒れた仲間がいても、戦争の最中でも、どんな時にも学ぶことをやめなかったストラスブール大学の事実を詩にしたルイ・アラゴン。
 それは、次のことを私たちに教えています。
・学ぶことが人間の本質であること。
・学んだことは、世のため人のため、平和と幸福のために活用してこそ価値があるのだということ。
 卒業生には、ぜひ誠実に学び続ける人生を送り、自分がめざす人間、めざす大人への挑戦をしてほしいと願っています。

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 さて、「学ぶ」のは、生徒だけの特権ではありません。私たち教師もまた、学ばねばなりません。
 今回の卒業式、答辞発表会を通じて、私も子ども達からいくつも学ばされました。

 ルイ・アラゴンの詩には、「学ぶとは」の前にもう1つのフレーズがあります。
“教えるとは、希望を語ること。
 学ぶとは、誠実を胸に刻むこと。” 
 両方のフレーズを同時にかみしめなければならないのは、まさにわれわれ教師です。
 希望を語っているだろうか? 
 希望を語るにふさわしい自分になっているだろうか?
 生徒以上に誠実に学んでいるだろうか?
 子どもから保護者から地域から、曇りのない目で誠実に学べているだろうか?

 人間は不完全な存在です。教師もまた不完全です。
 「教育は不完全な教師が、よりいっそう不完全な子ども達と響き合いながら、いっしょに成長していく仕事です。」(三上満著『眠れぬ夜の教師のために』より)
 子ども達に負けず、誠実を胸に刻むように学ぶわれわれでありたいと思います。

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卒業式―感動と勇気をありがとう!

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 宗谷中卒業式から、早4日が過ぎてしまいました。
 第46回卒業式の感動を何とか発信しなければと思いつつ、会議や会議準備その他に忙殺され、なかなか日誌を書けずにいました。
 おまけに、昨日は思いもよらぬ局地的な吹雪に見舞われ、スクールバス送迎時に富磯・宗谷地区がホワイトアウト状態に。富磯の生徒を迎えに行けたのは、ようやく昼になってから。その対応もあって、午前中はてんてこ舞いでした。
 何とも雪に翻弄される今冬です。

 さて、卒業式。
 卒業生のきりっとした姿、在校生の送辞・送る合唱、卒業生の答辞・応える合唱、全員による最後の合同合唱。そして、卒業生と在校生の涙…。
 その場にいたご来賓、地域の皆さん、小学校の校長先生方、阿保前宗谷中校長…誰もが異口同音に「よい卒業式でしたね」と語りかけて下さいました。

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「3年生のみなさんは、よき先輩として私たち1・2年生の手本となってくれました。」
「3年生のみなさんは、私たちの憧れの先輩です。」
「時には優しく時には厳しく、さまざまなことを教えてくれました。
 特に、仲間との絆、団結力が大切であることは繰り返し何度も教えてくれました。」
「3年生のみなさんが創ってくれた雰囲気が、
 居心地の良い学校生活に繋がっているのだと思います。」

 在校生代表の畑生徒会長は、3年生にそう送る言葉を述べ、学校のよき校風をつくってくれた先輩に対する感謝とそれを引き継いでいく決意を示しました。
「3年生のみなさんが築いた宗谷中学校の伝統を守り、受け継いでいきます。」
「私たちも後輩にしっかりと受け継いでいきます。」

 畑生徒会長が3年生にそんな思いを抱いたのは、運動会でのこと、文化祭でのこと、部活でのこと、そして何気ない日常での姿を通じてでした。
 記録1回からのスタートした運動会の全校ジャンプ。挫けそうなときに心折れずに、本番では全校生徒一致団結して跳ぶことができた時に果たした3年生の役割。
「全校ジャンプの練習を通して、認めあい、励まし合うことの大切さを学びました。」
 同じく運動会では、「3年生の団結力や仲間とのつながりの大きさを感じ、仲間とともに全力で戦うことの大切さを教えてもらいました。」とも。
 文化祭では、自分たちの手で劇を創作し、友との絆・仲間の大切さを笑いあり涙ありの物語で表現した3年生に対する尊敬の気持ちを伝えています。
「一人ひとりが役になりきり、堂々と演技をしている姿が目に焼きついています。」
 全校合唱のことも思い出深かったようです。
「練習がうまくいかず、つらくなることもありましたが、3年生のみなさんがみんなを励ましたり、褒めてくれたので最後まであきらめず、頑張ることができました。」

 そんなふうに3年生から学んだことを次は自分たちが、そう決意をもった生徒会長と2年生そして1年生をとても心強く思いました。
 行動を通して後輩をそんな気持ちにさせた3年生に、心から「ありがとう」と「立派な中学校生活だったよ」と言葉を贈りたいです。

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 ところが、3年生代表北濱君の答辞は、出だしからちょっと変わっていました。
「私たちは、ここまで来るのに、たくさんの方々に迷惑をかけてきましたが、そのたくさんの方々の支えのおかげで成長することができ、今日のこの日を迎えることができました。」
「新しい仲間と出会い、…最初は…楽しんでいました。しかし、次第に一人ひとりに自己中心的な部分が目立つようになり、小さなグループに割れて対立する状態になってしまいました。…」

 3年生は自分たちの3年間の歩みを振り返り、自分を見つめ、その中で気がついたこと、自分の弱さにも向き合い大切なこと大切にできる自分への変容を、自分たちの『成長記』として答辞にまとめてきたのでした。

・担任の先生のせいにして八つ当たりの標的にしたり、気に食わないことをすぐに態度に出してしまう自分たち。
・先生の訴えに聞く耳を持てずに、反抗してしまったこと。
・ついに周りの人たちが信じられなくなり、バラバラになった時の辛さと孤独感。
・まだ幼かった自分たち。

 答辞には卒業生全員の総意でできあがったものでした。自分の過去の未熟さ・幼さに目をそらさずに率直に振り返り表現していることに驚きました。
 
 その後、転校による仲間との別れ、お世話になった先生との別れに遭遇し、淋しさを感じ、「人との関わりを大切にしなければいけない」というかすかな気づきが芽生え始めた、と。
そして、3年生になってからは、一人ひとりがお互いを受け入れようと心がけるよう変わっていった。自分たちが変わることでクラスの雰囲気は少しずつ明るくなり、最上級生として全校を引っぱる責任をもてるようになっていったという。
 それからのがんばりと責任感の発揮は、後輩たちが熱く認めたとおりです。
 答辞には、幼かった自分達の行動への悔恨とともに、そんな自分から脱皮し、人として高まれたことの喜びと自信がにじみ出ていました。

 ところで、彼らに芽生えた「かすかな気づき」の源泉は、はたして「別れ」だけだったのでしょうか?!
 答辞には、次のようなフレーズがありました。
「先生は何度も、私たちの中が良い方に向くように努力してくれました…」
「先生は私たちの問題に常に本気で向き合い、学活の時間などに話をしてくれて立ち向かってくれました。」
「3年間担任をもってくれた牧野先生は私たちがどんな状況にあっても、全力でサポートし続けてくれ、成長のきっかけを作ってくれました。」
「先生が担任でなければ、ここまで成長できませんでした。」
「私たちは牧野先生にこの3年間、感謝を伝えてこれませんでした。この場をかりて感謝を伝えます。お世話になりました。ありがとうございました。」

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 子ども達にとことん向き合う教師。
 それは、時にはつらいことに出会い、泣きたい気持ちになった場面でも、それをぐっとこらえて気合を入れて立ち向かい、心を折らずに自分で自分を鼓舞して向かっていく教師です。
 それを可能にするのは、子ども達の荒れや反抗を、成長へのもがき、何かを伝えたいメッセージとして受けとめ、子どもをよりよく変わりたいという願いを信じ、裏切られたとしてもとことん子どもを信じて向き合う教師です。
 そうした教師と出会った時、子どもは人は信じられること、自分への叱咤激励は決して嘘ではないことに気づくのです。
 変わるのは子どもです。でも、それを触発するには、教師と周囲の大人の存在であり、適切な働きかけが必要なのです。牧野先生、本当にお疲れ様。そして、ありがとう。苦労も吹き飛びましたね!
 
 一人ひとり、かけがえがなく、可能性がい~っぱいつまった子ども。その子ども達を花開かせる。そんな教師は、なんてステキな仕事なのでしょう。
 子どもの成長を見守る中で、関わる中で、われわれもまた勇気をもらい、人間の素晴らしさについての深い学びに出会います。
 今年の宗谷中学校の卒業式は、そんな卒業式でした。

 11名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう!
 中学校卒業までの15年間、そして最後の3年間で、良い学びをした皆さんが、それぞれの道を勇気をもって歩んでいくことを確信しています。

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総練習、そして今日(11日)卒業式

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 ♪僕は君を忘れないよ どんなに離れていても
  輝いている思い出 心の支えになる
  前を向いて 顔を上げて くじけないで歩いていく
  希望という 明るい未来へ続く道を 未来へ続く道を

 在校生が歌う、卒業生への歌『道』。卒業生を支えにして歩んだこれまでを思い出し、卒業生の未来を信じて歌いかけました。

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 ♪新たな世界の入口に立ち 気づいたことは一人じゃないってこと
  瞳を閉じればあなたが まぶたの裏にいることで
  どれほど強くなれたでしょう
  あなたにとって私も そうでありたい

 卒業生の合唱『3月9日』。共に過ごし、仲間となれた喜びが込められた歌声でした。

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 ♪がんばれ がんばれ 命燃やして 続く現実 生きていく
  がんばれ がんばれ 限りある日々に…
  花を咲かせる 花を咲かせる

 卒業生と在校生が1つになって、互いにエールを送る、全校合唱『ファイト』。
 この顔ぶれでの最後の力合わせを、心をこめて歌いました。

 総練習が昨日行われ、今日(11日)は、いよいよ卒業式です。
「今日は今までの成長と感謝を込めて、素晴らしい一日にしましょう。」
3年担任の牧野先生が、学級通信『ちがい』でこう呼びかけています。
 今日はきっと、素晴らしい一日になりますよ、大丈夫。
 今冬最後の(?)暴風雪も、どこかに行ってしまいましたから。
 さあ、卒業式が始まります。

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 宗谷中HPが、アクセス数10,000をついに超えました。
 読者の皆さん、駄文にも付き合ってくれ、応援いつもありがとうございます!
 これからも応援、宜しくお願いします。

答辞発表会―3年間で体験し、気づき学んだ多くのこと

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 本校で『答辞発表会』が行われました。
 この会は、卒業する3年生全員が自分の3年間の体験を振り返り、心に強く残ったこと、そこから気づき学んだこと、これからの決意等を文章にまとめたものを発表する機会です。
 発表会には、1年生2年生の後輩達、教職員、保護者、沿岸3小学校の校長先生が観客として参加しています。

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 その中で、ちょっぴり緊張感を醸し出しながらも、3年生はみな、実に堂々と発表を行いました。それはたぶん、自分が文章にしたためた内容に嘘偽りがなく、限りなく本音に近い等身大の自分を発表するのだという自負とそれを表現しても受けとめてもらえるのだという安心感があったからだと、発表を終えて理解することができました。
 卒業生が11名という、小規模中学校ならではの取り組みですが、卒業生にとっても、在校生にとっても、そして見守る大人たちにもとっても貴重な機会となりました。
 それは、卒業生の成長を確認できる喜びの会だけではない機会になったからです。
 在校生もきっと一人ひとり何かを学ぶことができたでしょう。
 でも、一番学ぶことができたのは、その場にいた大人であり、特にわれわれ教職員だったように感じました。

 発表内容は、各自が強く心に残った体験、心に刻む出来事や感情をもとにしているので、ケースは様々です。でも、多く語られていた場面は、学級や部活にまつわる仲間との関わりのところでした。
 学級で起きた人間関係のトラブルのこと、部活の中で心に湧いた負の感情やそれを出せずにいた苦しみ、挑戦はしてみたものの失敗してしまった体験、文化祭の発表を創りあげるまでの葛藤、自分の弱さや嫌いな自分を発見した悲しさ…。
 3年生の一生懸命さや笑顔の裏に、そんな苦しみ、悲しみ、葛藤があったことを新参者の私にはわかりませんでした。

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 一人ひとりの発表は、実にドラマに満ちたものでした。
 発表は、苦しみや悲しみ、葛藤から逃げずに立ち向かい、仲間同士が背を向けずにぶつかり合ったことを通じて、喜びの結末を迎えたことや辛いことから得た学びと教訓にあふれていたからです。心が揺さぶられました。

 3年生が学んだことは、数多いものでした。
・相手を敬うことで、相手とのつながりを創り出すことが可能になったこと。
・自分の足らなさ、そこに気づいたこと。
・人とのつながり、仲間の大切さ。
・仲間がいたから自分が成長できたこと。
・努力すればするだけ自分を高めることができること。
・始めはうまくいかなくても、挑戦を続けることでやり遂げることはできること。
・あきらめずに努力して、何かをやり遂げたことは自信になること。
・物事を一から創りあげる楽しさ。
・周囲の笑顔を見ると楽しい気持ちになること。
・傷ついてわかることもあること。
・人を傷つけ、自分の傷ついた分たくさんのことを学べたこと。
・人は、変われるということ。
 3年間で本当に良い学びをしたんだな。彼らは自分たちでそれをしてきたのです。

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 驚かされたことは、まだありました。
・嫌いだったことが好きになった人。
・苦手なことができるようになった人がいること。
そして、
・学級や仲間の関係が、良い方向に変化してきたこと。

 そうした変化の要因をこんな言葉で伝えてくれました。
・失敗から学んだこと。
・まずやってみたら、意外と楽しいと思えたこと。
・苦手なことから逃げずに立ち向かったこと。
・怖いことに尻込みせずに立ち向かったこと。
・このまま終わりたくないと思ったこと。
・仲間の応援に応えたいと思ったこと。
・周囲の励ましや支えがあったこと。
・仲間と共に、みんなで挑戦したこと。

 改めて、教育とは何か、指導とは何かを考えさせるのに十分な3年生の発表でした。それが、「われわれ教職員が一番学べた機会だった」と、感じた理由です。

 3年生は、これからの自分にこんな決意をもっていました。
・何事にも挑戦したい。
・信頼を裏切らない生き方をしたい。
・人の役に立つ人間になりたい。
・自分をしっかりもった人になりたい。
・心が強い人間になりたい。
・自分がなりたいと思えるような大人になりたい。

 3年生皆、仲間と両親と先生方への感謝の気持ちをもって発表していました。その心を忘れない限り、自分がなりたい自分に高まることは可能でしょう。いや、高まろうとする歩みを止めない人間として宗谷中を育っていくことでしょう。

 3年間、どろどろした場面に遭遇したり、深刻に悩むことがありつつも、子どもと向き合い成長の関わり続けてくれた担任の牧野先生、3年生部会の一員で「答辞」作成の指導をしてくれた田中先生、大変お疲れ様です。
 3年生の土台をつくり支え続け、最大の応援団であった保護者の皆さんと沿岸3小学校の校長先生はじめ先生方に心から感謝申し上げます。

 さて、明日は登校日で総練習。そして11日(月)はいよいよ卒業式です。
 またしても「暴風雪」が危惧されている宗谷地方ですが、きっと晴れやかな卒業式になることでしょう。

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桜咲け! 受験生!

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 今日は公立高校の入試第1日目です。
 本校の3年生も、第1志望実現をめざし、それぞれの受験地に向かいました。
 何としてでも突破してほしい。
 後輩も職員も、既に合格している3年生仲間も、みんなそう思って、受験会場に向かって「気」を送りました。いよいよ午後の教科が始まりました。自分の精一杯を出そうと、緊張しながらもがんばっていることでしょう。
 桜咲け! 最後まで、あきらめるな、宗谷の未来達! 

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 受験生の「勝利」を祝うかのように、昨日から宗谷の海は一面流氷で白く覆われました。遠く、サハリンまで続いているかのような流氷の大平原です。

 暴風雪から一転、遥か蒼い空ほぼ無風の下、春はまだ遠いと感じさせる流氷の出現ですが、春は必ずやってきます。
 どこよりも早い春が、どうかすべての受験生の元にやってきますように。

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またも暴風雪―でも校内には清々しい風が

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 またしても暴風雪です。今シーズンの冬は、週末暴風雪が定番です。吹雪臨休が2日もありましたが、日にちが少しずれていたら、毎週臨休だったかもしれません。
「暴風雪は、なぜか土日にですよね?!」
「学校のことを考えてくれてのことかもしれないよ!?」
 放課後活動を切り上げさせて、早めに子ども達を帰した金曜の職員室での会話です。
 それにしても暴風雪がこんな度々ある冬は記憶にありません。寄る年齢(とし)のせいで、単に過去の出来事を忘れているだけかもしれませんが…。(苦笑)
 そんなわけで、昨夜からの暴風雪によって、現在、国道238号線はまたしても通行止めです。停電がないのが何よりの救いです。

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 ところで、暦はとうとう3月となりました。
 週が明けて5日・6日は公立高校の入試です。他市町の高校受験に向かう子たちが、まず無事に受験地に赴けることを祈ります。
 そして、卒業式までは1週間となりました。本校の卒業式は3月11日です。
 卒業に向けての取り組み・準備が各部門、在校生・卒業生毎に進んでいます。練習の様子はまだ見学できていないのですが、先生方からの報告によると、在校生は卒業生のために、卒業生は自分たちのために、加えて感謝の気持ちを伝えるために心をこめて準備が進んでいるようです。
 昨日の放課後活動が流れたことで、少し青くなっている部門も一部あるようですが…。

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 さて、外は暴風ですが、校内には清々しい風が穏やかに吹き流れています。
 それは、「あいさつ運動」の風です。2月12日の全校集会で生徒会書記局が提唱しました。
 自分たちが起こした「風」が確かに広がっていることを実感しあえるようにと、生徒会では気持ちの良いあいさつを受けた経験を付箋紙に書いて貼って掲示しようと呼びかけています。
 日に日に、貼付される付箋紙が増えています。

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「笑顔で、目を見てあいさつをしてくれました。」
「顔を見て、明るくあいさつしてくれて、嬉しかったです。」
「通りかかったら、必ずあいさつしてくれる。元気がいい。」
「ていねいに気持ちを込めてあいさつをしてくれます。とてもうれしいです。」
「あいさつすると、必ずおじぎをしてくれます。」
「こっちのあいさつに、さわやかに礼儀正しくあいさつを返してくれた。」

 子ども達の様子が目に浮かびます。そして、目には見えないけれども、心と心のつながり、よりあった絆がいっそう固くなるのを感じます。
 “ポジティブ” ・・・自分達のあり方にテーマを設け、みんなでよりよいものをめざそうと行動を呼びかける生徒会。そして、それに応えて動く宗谷中生。何か、頼もしいです。

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 『宗谷中生徒会憲章』には、「学校づくりの主役であることを自覚し」というフレーズがあります。「自治の精神」です。
 主役は自分たち生徒である。学校は、決して先生方がつくったものを押しつけられるところではない。けれども、先生方がルールや「縛り」を設けたり、尻を叩いたりしなければ、安心安全な環境がつくられなかったり生徒が動かないのであれば、結果的に押しつけを許すことになる。
 「自治」には自覚的な行動が必要です。リーダーとリーダーシップが必要です。そして、それに応えるフォロアーがいなければ、「自治」は成立しないでしょう。

 掲示板に貼られる付箋紙は、まだまだきっと、増えていくことでしょう。

講話集会―南極地域観測隊員の市川氏を招いて

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 2月21日、講話集会を行いました。
 講話集会は、本校の「生き方を考えるキャリア教育」の1つで、幅広い分野の方からお話を聴き夢や目標を持つ生徒に育てようというねらいをもつ取り組みです。
 今年の講師は、稚内市教育委員会社会教育主査の市川正和さん。日本南極地域観測隊の隊員として南極体験を経てきた稚内人です。

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 申し訳ないことに、会議と重なって、私は興味深い貴重な市川さんのお話を聴くことができませんでした。残念・・・(泣)
 そこで、本間教頭先生の鑑賞記で、まず紹介いたします。

 時間は1時間弱。汗をかきながらも静かなトーンと柔らかな雰囲気でお話をしていただきました。
 プロジェクターで南極の写真や動画、グラフなどを写し、講話中全ての時間を視覚化していましたので、話が理解できなくても(?)映像だけでも楽しめたと思います。
 内容自体は、わかりやすくていねいにしていただきましたので、ほとんどの生徒は大丈夫だったと思います。(笑)
 主な内容は次の通りでした。
(1)南極の地理的な位置:南極は地球の下ではなく、南にある!
(2)南極と日本の比較:平均は稚内の冬の気温とさほど変わらない。星座の見え方は違う。
(3)昭和基地の位置と様子:昭和基地は大陸ではなく、大陸に近い島にある。隊員の暮らしぶりや仕事。
(4)南極の様子:南極の氷は降り積もった雪の圧力で固まったもの。1万年以上前の空気が閉じ込められている!
(5)南極体験:ホワイトアウト⇒猛烈な吹雪では自分の差し出した掌も見えなくなる!
(6)市川さんから生徒への伝言
  ①人は一人でできることは少ない。でも、助けてくれる仲間がいる。仲間を大切に。
  ②何でもいいから一生懸命やってみよう。
  ③夢をもって生きていこう。僕のような普通な人間でも南極に行けた。
  ④地球は変化している。オゾン層の破壊、温暖化。地球のためにできることから何か始めてほしい。

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 最後の5分間は、美しいオーロラの映像を音楽に乗せて見せながら、終了しました。
 生徒達の聴く態度はしっかりしていました。映像を興味深く見つめ、ペンギンのかわいらしい映像の時に一番盛り上がりました。映像がたくさんあったので、楽しめたようでした。
 (以上、本間教頭記より)

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 終了後、生徒が感想を書きました。一部紹介します。

「市川さんのお話はとてもおもしろかったですし、…映像もすごくキレイで、特にオーロラに魅了されました。市川さんから、元気をもらうような言葉やこれからの人生がんばろうという気持ちにさせてもらいました。ありがとうございました。」(3年女子)
「この地球には、いろんな場所があるんだと改めて感じることができた。すごい神秘的なものと感じれた。ペンギンが面白かった。自分も南極に行ってみたいと思った。最後の市川さんの話の中で、『何でも思いっきり』という言葉がすごく身にしみて聞くことができた。これからは、高校生活でみんなとははなれるけど、思いっきり何でも楽しくやれたらいいと思いました。」(3年男子)
「南極の話を聞いたのは2回目だったのですが、新たな発見などがあってとてもよかったです…温暖化のことやオゾン層のこと、一人じゃないみんながいるってことや思いっきり何事もやるということを学びました。ありがとうございました。」(3年男子)
「ペンギンとアザラシがとてもかわいくて、最後に見たオーロラもとてもきれいで感動しました。3つのお願いを忘れないようにしたいと思います。自分の夢に向け、がんばりたいと思いました。」(3年女子)

「とてもわかりやすく、すごく楽しかったです。地球の危機をすごく身近に感じました。最後の『一人でできることは少ない。みんなで助け合おう』は、自分は一人で物事を抱えこんでしまうので、ぐっときました。オーロラは1つ1つ色や形があって、とてもきれいでした。市川さんに今日来てもらって良かったです。」(2年男子)
「講話集会で見た南極の映像で、オーロラの動画がとてもきれいで感動しました。アザラシやペンギンの動画もかわいかったです。地球温暖化で増えた少しの二酸化炭素を減らすために、エコ生活を頑張ろうと思いました。また、最後の言葉では、『何でも思いっきりやる』『一人で悩まない、助けてくれる仲間がいる』などといった言葉がとても印象に残りました。」(2年女子)

「市川さんのお話を聞いて思った事は、地球温暖化についてです。世界でさわいでいるけれど、実感がわかなかったのですが、どれだけCO2が増えているかがわかりました。私は温暖化が進むと大変になるという危機感がわきました。これからは、節電や水の出しっぱなしなどに気をつけながら過ごしていきたいと思いました。貴重なお話をいただいてありがとうございました。」(1年女子)
「私は市川さんのお話を聞いて、地球温暖化など知っていたはずの事がまちがっていたなどがあったし、知らない事がたくさん知れました。最後のオーロラがきれいで、これからがhappyになりそうです! …私はマッサージ師になりたいので、夢に向かって思いきりやりたいです!!」(1年女子)

 3つの学年のそれぞれの子が、それぞれにお話を受けとめ、何かを学び、喜びを感じることができたようです。
 市川さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。

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