記事一覧

水産教育のバトンー引き継がれる

ファイル 147-1.jpg

 11月9日(金)放課後の家庭科室で、「水産部」のミーティングが開かれました。
 「水産部」は、宗谷の産業教育学習を進める核になっているクラブで、1年生から3年生まで全員が入部しています。この日のミーティングは、①今年度の活動の振り返り、②部長副部長の新旧交代、③3年生から下級生への「伝言」を目的としたものでした。
 水産部顧問の田中先生がまず今日のミーティングの内容とねらい、配慮することを提示し、1・2・3年生を混ぜた3グループに分かれ、それぞれで今年度の振り返りを行い、3年生から「伝言」を話してもらいました。各グループ、話し合いの進行は、3年生です。

 今年度の振り返りでは、初めて活動を体験した1年生に感想を訊いています。
「作業が、いろいろ難しかった。」
「作ってみると、たいへんだった。」
 そんな声がありつつも、みんなでやった作業に満足であった感想が出されています。
「初めてのくんせい作りは楽しかった。」
「難しかったけど、意外と楽しかった。」
 Aグループで、真っ先に手を挙げた森君は、笑顔でこんな意見を。
「みんな、イイ顔をしてやっていた。」
グループみんなの顔がほころびます。

ファイル 147-2.jpg

 今年は、稚内市が行った『食マルシェ』のイベントにも参加しました。
「思ったより早く売れた。」
「完売できてよかった。」
「誘ったら、買ってくれてうれしかった。」
「パンフレットを受け取ってもらえてうれしかった。」
「宗谷以外の人にも食べてもらえてよかった。」
「地域の人たちと交流できた。」
 『食マルシェ』参加は、子ども達の喜びとなり、大人からの激励された機会ととらえてくれたようです。

ファイル 147-3.jpg

 3年生からの「伝言」は、まず、伝統の継承を期待する声でした。
「宗谷中の伝統の部活だから、楽しんで取り組んでほしい。」
「水産部は、ここにだけしかないので、楽しんでやってほしい。」
 もしかすると、自分も先輩から言われた言葉だったかもしれません。でも、学んできたこと、体験してきたことの価値も、ちゃんと自分の中にもっています。
「大変だと思うけれども、将来役に立つこともあるので、手を抜かずにがんばってほしい。」
「これからは、ここで学んだことを生活に活かしていってください。」
 後輩たちも、先輩の「伝言」を素直に聞いています。
 グループの話し合いの後は、記録の2年生が主な意見・感想を発表し交流です。

ファイル 147-4.jpg
 
 顧問の田中先生が、話し合いの評価を伝えました。
「話し合いリーダーの3年生が、1年生から話を引き出したり、言い換えて発言の真意を伝えたり、してくれていました。優しさを感じました。」
「話し合う雰囲気が、とってもよかった。自然発生的な拍手も出て、よかったなと思いました。」
 なるほど、和気あいあいと話し合いは進み、たぶん、全員がグループの中で意見や感想を言っていたようだし、それをきちんと聞き入れる温かさが感じられました。
 これは、これまでの伝統とともに、4月から今までの今年の協働作業と教師集団による意図的なつながり作りが生んだものです。子ども達のがんばりとともに、先生方に感謝です。

 その後、新旧部長・副部長の挨拶があり、ミーティングは終了に向かいます。
 最後に、田中先生が産業教育の価値を伝えました。
「40年も伝統として続いているのは、大変めずらしいと思います。この学習は、地域の産業を支え、裏でいいふうにつながっている活動です。」
 もう一人の顧問の牧野先生も、子ども達を激励しました。
「先生は、全国的な研究会で、みんなのことを報告しました。参加者の人たちは『すごい。中学校の域を超えている。』と、評価してくれていましたよ。」

ファイル 147-5.jpg

 大変さはあるけれども、意外と楽しい。そして、いろいろな出会いがあり、人とのコミュニケーションの機会ともなり、そして大人の温かさや激励されることを実感できる水産教育。そして、後継者育成の契機にもなってきた水産教育。
 40年の伝統が、宗谷沿岸の今日の礎のひとつになってきたことは間違いない。この伝統を絶やさず継承させなければ…。
 そのためには、活動が子ども達の喜びとなり、子ども同士のつながり、学校と地域のつながりを形成し、子ども達が大人から激励される機会となっている現在の形をよい意味で変えずに何とかつなげていきたい。
 そんなことを決意させられた、ミーティングの機会でした。
 
 冬至までまだひと月もあるのに、窓の外はもう、すっかり暗くなっていました。

沿岸「保小中交流会」風景

ファイル 141-1.jpg

 11月6日(火)、今年度第2回目の宗谷沿岸「保小中交流会」が行われました。
 沿岸の3小学校と本校とただ一つの地域の保育所である宗谷保育所の教職員が一堂に会して学び合い、語り合う場です。
 授業教室には、富磯小・大岬小・宗谷中のPTA会長さんや副会長さんらも一緒に参観してくださっておりました。

 稚内の小中交流、幼保小交流の伝統は相当長く、昭和の時代からやっていることは間違いないと思います。「小中連携」「小中一貫」「異校種間連携」という言葉は、世に出てきて歴史がまだ数年しか経過していませんが、接続する小学校と中学校の交流、小学校と幼稚園・保育所の交流―授業を見合う、子どもの様子、課題や可能性を語り合う機会は、稚内ではずっと続けられてきました。
 宗谷沿岸では、その歴史とつながりを踏まえ、保小中12年間で子ども達をいっそう成長させようと、「保小中連携教育協議会」を1中・3小・1保育所の参加で立ち上げ、連携事業を行っています。
 今回の「保小中交流会」は、その一つです。以前にHP上で紹介した、『南中ソーラン合同チーム』の取り組みも、『小中スポーツ交流』も、連携事業の一貫です。

ファイル 141-2.jpg

 今回の会場は、8月まで私が勤務していた学校ですから、自分の学校経営を外側から「評価」するようでちょっと複雑な思いもありました。
 2・4年生は髙橋先生による道徳の授業です。髙橋先生は、子ども達が興味をひく教材を自力で開発し、それを活用して子ども達の徳性を豊かにする授業の名手です。この日は、「アンパンマン」と、その作者のやなせたかしさんを教材化して、「思いやり」「親切」について考える授業でした。
 「『やってみたい』という意欲を引き出す『気になる課題づくり』」
 「受容的共感的な学級づくり」
この2つが富磯小の研究の柱ですが、それを十二分に感じさせてくれる授業でした。
 また、この授業では「ありがとうと言われること」も大事なキーワードになっていました。これは、沿岸保小中12年間の教育でめざす「やさしい子」の、富磯小が平成24年度に子ども達がめざす「行動目標」と重なるものでした。
 授業を通じて学校目標の達成を図る、全教育活動を通じて徳性を高め、目標にも迫るということが意識されているなと感心しました。

ファイル 141-3.jpg

 おとなりは、5・6年生が社会科の学習です。発達段階に応じた学習の保障が現在大事にされているので、複式での授業です。
 間接授業の際に、ちょっと首をひねりながら、地球儀を活用して日本と世界の主要都市との距離などを調べていたのは5年生。一人学年なので、相談相手がいないのが悩ましいところです。
 6年生は二人が机をくっつけての学習。「戦争はなぜ起こったのでしょう?」本時の課題は、なかなか難しいものです。二人の後ろでは、中学校の先生も難しい顔(?)をして、指導案と授業者の小田桐先生の指導を見比べながら参観です。

ファイル 141-4.jpg

 授業後は、グループに分かれての話し合いです。
 まずは授業の感想を交流。小学校の先生―同じ学年をもつ先生の鋭い感想があったり、中学校の先生の、小学校の先生とはまた一味違った角度からの感想や小学生の受けとめがあったり、管理職からの激励をこめた感想意見があったり、異校種間の連携ならでの相互の学びがあったと感じました。
 分散会の今回のメインテーマは、「かしこい子」に育てるための、「コミュニケーション力をつけようとした実践」「語彙力を増やすための意図的な営み」の交流と意見交換です。
「子ども達の話し合いが生まれるような授業づくり、授業の中での対話の保障を意識しています。」
「人の話を受け入れるような学級づくりが、まず大事だよね。」
「家庭にも何をがんばってもらうか、発信が必要だよね。」
「まず、家庭の苦労をわかってあげることが大事だし、保護者会の中で考えあうようなエクササイズをやってみるようなことも必要では?」
「ゲーム漬けがコミュニケーションの力を弱めているのでは?」
「ゲームの中で対話するようにもなってきてるんですよ。」
「それがコミュニケーション力と言えるのかな?」
「ツィッターなど、『発信』で満足して、『受信』を回避するようなところがあると思う。」
「そのうちに、『空気を読む』と言って、発信しなくなるようなところも。」
・・・・・・

ファイル 141-5.jpg

 ちょっと話が広がりすぎたような感もありますが、テーマを設けて話し合うこと、共通に持ちあった目標をめざす実践を交流し合うことの意義があったと感じています。
 この日は、所用で保育所の先生方は参加できていませんでしたが、文書による実践交流がありました。それによると、保育所でも、子ども達の言葉の発達のために、意図的な努力がされていることがわかります。

 12年間で子どもを育てる。
 このスタンスで、連携と交流を深め、相互の実践力を高めていくことをそれぞれに誓い合った日だったと思っています。

「モンスター」なんかじゃない!

ファイル 140-1.jpg

 「モンスターペアレント」という言葉が広まるようになって久しい。
 この言葉の広まりに対して、『親はモンスターじゃない!』の本を世に送ったのが、小野田正利先生(大阪大学大学院教授)でした。小野田先生は、保護者を「モンスター」と呼ぶことの間違いや危うさ、保護者に対して「モンスター」とレッテルを貼ることで学校や教師が自らを省みないようになることに警鐘を鳴らしました。

ファイル 140-2.jpg

 おぼろげな記憶をたどってみると、この本を購入したのは、確か2008(平成20)年の秋のことだったと思う。とある研究会に参加するために出向いた旭川の書店の「教育書コーナー」で、この本に出会った。本のタイトルに惹かれて書棚から手に取り、内容を読んでみると、非常に共感するところがあり、購入を決めました。
 この本―このタイトルを見た時に、無理難題、あらぬ非難を教師に浴びせる保護者に実際遭遇した過去がよぎりました。
 それは、生徒指導部長であった自分が担任をサポート当時のことです。ここで内容の詳細は紹介することはできませんが、担任はものすごいストレスに襲われました。深く落ち込んだり、投げやりになったり、激しく怒ってそのお母さんや原因をつくっているお子さんを非難することもありました。
その時に、周囲にいた私達のスタンスが、「きっと理由(わけ)がある」でした。校長先生・教頭先生・教務部長の先生・研修部長の先生、そして指導部長の私。学校のリーダー集団の全員がそういうスタンスでした。
 結局、このケースは、臨床心理士の先生へお母さんの同意を得てカウンセリングしてもらい、お母さん自身の「不安感」に寄り添う人を見つけること、そういうお母さんの心に不安を与えたくないという思いがわが子の「嘘」につながったことが見えてきて、時間はかかりましたが、沈静化しました。

 何か問題が起きると、その背景を探り、どうしてだろう、何がそうさせるのだろうと分析し、わかりあうことや手を取り合うことを求めあう。いくら苦しくても学校が寄って立つスタンスは、それだと思ってきました。そう取り組む努力をしてきました。決して相手を決めつけない。切って捨てない。
 小野田先生の本は、そうした学校と教師の姿勢をとてもとても激励してくれる内容でした。

 その小野田先生が、稚内で行われるPTA北海道研究大会の講師で来てくれることになり、生でお話を聴けるのを、とても楽しみにしていました。

ファイル 140-3.jpg

 いきなり度肝を抜かれました。
 だって、唐草模様のジャケットを着て、登場したのですから。「カンニング武山似」「綾小路きみまろ風」…キャッチコピーはいくつか聞いていましたが、想定外でした。一瞬、大丈夫かな…と不安がよぎりました。
 が、講演は期待した通りの素晴らしく合点がいく内容でした。唐草模様のジャケットも、その下に背中にフレーズ入りのオレンジのTシャツを着ていて、途中ジャケットを脱いでTシャツ姿になったのも、すべて最後まで話を聴いてもらうための演出でした。

 小野田先生が伝えたかった一番のことは、学校・教師と保護者は、子どもを成長させるためのパートナーなのだということです。決して、学校・教師はサービスを提供するのみの存在ではないし、保護者はサービスを直接的に受ける当事者ではない。「成長できる」というサービスの享受者は子どもであり、学校・教師と保護者は、それを実現するために力を合わせあう存在だ、という意見です。「教育の主人公は、子どもたちです」。まったくもって、同感です。
 そして、小野田先生は、子どもがサービスを享受し、実際に得られるものを次のような言葉で表現しています。

 教育の目的は何か?
 こう問われたら、みなさんはどう答えますか? …
 私はこう思います。
 自信と自立。…
 子どもの自信と自立のために、いま何が必要か。
 親も、そして学校も、同じ方向を見ながらそれを考えてほしいのです。

 小野田先生が、パートナーとしての学校・教師と保護者に求めているものは、これでした。振り返って、宗谷中ではどうであったか? 水産教育・修学旅行・職場体験・文化祭、そして日々の授業と学校生活…子ども達に少しでも自信をつけ、自立心を形成できたでしょうか? そのためのパートナーシップはどうだったでしょうか?
 少しはできたような気もするし、まだまだでもあります。何せ、子どもの可能性は無限大ですから…。

ファイル 140-4.jpg

 昔は、「子どもが人質にとられているから。」と要望や願いや不満を伝えてくれなかったこともあります。私もかつて言われたことがあります。小野田先生は、保護者が学校へ要望や不満を伝えることができるようになった現在の状況を肯定的にとらえ、次のように言います。

 かつて、学校には権威主義がありました。
 親や生徒は学校の論理に合わせるのが当然だ、という思い上がりです。
 でも、今は違います。
 親はへりくだることなく、教師と対等に話せます。
 言いたくて言い出せなかったことも、 ちゃんと口にできる。
 ホンネで語れる。
 これは親にとっても、教師にとっても、
 そして何より教育の主役である子どもにとって好ましい状況なのです。

 ところが、「モンスターペアレント」という言葉が広く知られるようになると、真っ当な要望や意見を伝えることをためらう傾向ができています。
 「こんなことを言うと、『モンスターペアレント』と言われるかもしれないけれど…」
 「私は『モンスター』じゃないけれど…」
 こんな枕詞を、身近でも耳にしてきました。

ファイル 140-5.jpg

 親は決して「モンスター」なんかじゃない。学校はそうとらえています。
 保護者の皆さんには、「自子中心主義」に陥ることなく、わが子と学級・学校のすべての子ども達に「自信と自立の力」をつけさせていくための意見・要望を大いに出してもらいたいと願っています。もちろん、それ以前に、納得できないこと、不安に思っていること、そんなことを伝えることも子どもを守る保護者の責任の発露であり、大いに相談してください。その際でも、「自子中心主義」に留意し、学校・教師の話にも必ず耳を傾けてください。
 学校も、皆さんの意見・要望、不満や不安等を受けとめる度量をいっそう大きくしていくように努めます。そして、教職員一人ひとりがそう高まっていくように、先生のがんばりも見つけて、ぜひ励ましてくれたりほめてあげたりしてほしいと願っています。
 
 まず自分から相手を信頼し、そのボールを投げたら、きっと信頼返しのボールが投げ返されると思います。そんなキャッチボールができるのが、「パートナー」なのかなと思っています。
 学校・教師と保護者が、子ども達に「自信と自立の力」をつけあうパートナーとして、本音で語り合える宗谷中学校を、引き続きめざし、その実現を図っていきたいものだなと思っています。
 と言うことで、これからもお手柔らかに…。

 最後まで駄文に付き合って下さったあなたの、ねばり強さに感謝して終わりにします。

学校と保護者のイイ関係

ファイル 139-1.jpg

 10月が早足で通り過ぎていこうとしています。
 晩秋の日本最北端では、神々しいオレンジの大きな夕日が海に、丘に、街並みに沈むのをとても早い時間に見られる時期になりました。(湾のどの位置から見るかで、海にも丘にも街並みの向こうにも沈む夕陽です)
 午後4時半を過ぎると、もはやあたりは漆黒の暗闇となってしまいます…。

 さて、10月を振り返れば、PTAの北海道研究大会が稚内を会場に行われたことが忘れられません。
 「子育ては、人づくり・まちづくり」をテーマに、『子育て平和都市宣言』の街稚内で行うにふさわしい大会にしよう、子育て運動を学校・家庭・地域ぐるみで展開している稚内にふさわしいおもてなしをしようを合言葉に大会準備が進められました。
 その中で、わが宗谷中学校と沿岸3小学校のPTA会長さんが大活躍したのが、夜の『会員交流会』。宴の名前は、“結と絆の宴”。全道から集まった保護者・教員が一献傾けながら、語り合いながら、楽しいアトラクションを通じて、「仲間」としての結びつきと絆を強めよう、深めようという会です。

 この交流会。たまたま担当となったのは、われらの沿岸PTA。何とか、会長たちに出番を用意し、がんばってもらえないかなと問いかけたところ、
「それじゃあ、我々ができる、おもてなしをしようか…」
と、“漁師”を生業としている4人のPTA会長が考え付いたのは…

ファイル 139-2.jpg ファイル 139-3.jpg

 自分たちが獲っている「宗谷のホタテ」、冷たくも栄養たっぷりの北の海で育ち、うまみがぎゅっとつまった「宗谷のホタテ」を、自ら貝からはずして生のまま食べてもらおうという趣向です。
 会場の皆さん、大喜び。真っ先に、興味深そうにステージに歩み寄った、赤シャツのおじさんは、大会講演講師の小野田正利先生。会長たちがさばいた300枚の活貝は、あっという間に売り切れです。

 次のアトラクションは、「宗谷の水だこ」の重量当て。これも、わがPTAの畑会長が自ら「いさり漁」で獲ってきたものです。
「今日は時化(しけ)で、大だこは獲ってこれなかったわ」
と残念がっていましたが、2匹で12kgの代物でした。
 このアトラクションにも会場は沸き、ゲームの後には「宗谷の水だこ」の刺身もふるまい、これまた大喜びされました。

ファイル 139-4.jpg

 PTA研究大会ですから、PTA会長の活躍は当たり前かもしれません。でも、次の日は、早朝の暗いうちから沖に出る会長たちです。そんな中でも出番に応えてくれるところが何ともすごいと思いませんか?

 ところで、PTA会長の周りでちょろちょろしているのは、沿岸校の校長や教頭です。ホタテを配ったり、タコを配ったり、宗谷の海の幸とPTA会長の仕事の紹介などしています。
 また、翌日の全体会・講演会には、1200名入る文化センター大ホールにたくさんの参加者が集まりました。稚内と宗谷管内からは、たくさんのPTAの皆さんと、たくさんの先生方がつめかけました。そして、分科会・全体会の会場準備、裏方にも先生方もPTAの「T」として大勢関わっています。
 これが稚内と宗谷のPとTの関係です。沿岸PTA会長が出番に応えてくれた背景には、日常からPとTの信頼関係があると思っています。ちょっと偉そうですが…。

 子どもや学校に課題がないところはありません。課題があるから子どもであり、課題を通じて学び合い成長する場が学校です。
 課題が生まれた時に、不安や不満や要望を保護者は学校に対してもちます。時には平穏でない場面が生まれてくるのは、どこの学校でも起きることです。
 そんな時でも子どもを真ん中において、力を合わせて子育て教育に向かおうと、稚内・宗谷の学校、本校でもがんばっています。
 学校と保護者は子どもを育てる「パートナー」。どちらが欠けても子どもの健やかな成長は望めません。そして、相手を信頼しようとして関わると、信頼返しが案外あるものです。
 小野田正利先生の講演からも、これまでのスタンスでよかったんだと、勇気をもらいました。
 子ども達は、まだまだ成長させねばなりません。学校と保護者の絆をいっそう深め、地域の応援をうんともらえるように学校をさらに開いていくように、がんばっていきたいと思っています。

ファイル 139-5.jpg

 小野田先生の講演が素晴らしく感動的だったので、購入した本。親と教師がつながるヒントが満載です。

地域ぐるみで楽しめた1日―文化祭応援へのありがとう(2)

ファイル 138-1.jpg

「楽しかったです。」
「2年生の発表、よかったですよ。」
 文化祭が終了し、地域の人たちや生徒の祖父母を見送る際に、温かい言葉をかけられました。
 皆さん、生徒達が最後まで応援してくれた人たち限定に配る、『ホタテ燻製』を大事そうに受け取り、帰っていく。生徒達の熱演による1時間押しの結果、午後4時半を過ぎようとしています。日本最北端には、夕闇がすぐそこまで迫ってきています。

 午後のステージ発表のオープニングは、全校器楽。
 祭りに相応しいポップな曲で会場を盛り上げた。『ウルトラソウル』・『TRUTH』・『エルクンバンチェロ』、アンコールに応えての『夏祭り』。途中、「ドレミBOYS」も登場し、会場の雰囲気を一気にお祭りモードにしてくれました。
 過日、富磯小松田校長が「吹奏楽並みだね。上手でびっくりした!」と驚いていた。バンドのトランペットを受け持ったのは、全員『金管バンド』を経験してきた富磯小学校出身者です。

ファイル 138-2.jpg

 学年発表のトップバッターは、1年生の「器楽合奏」。曲目は、AKB48の『Everydayカチューシャ』とアニメ『ワンピース』のテーマ『ウィーゴー!』。会場の最前席に陣取る沿岸の小学生を楽しませようという選曲。
 しかし、ちょっと表情が硬い。初めての中学校文化祭のステージにかなり緊張気味かな?! 練習初回は「はっきり言ってボロボロでした」という担任東海林先生の嘆きから始まった1年生器楽。その後、休み時間・休日も返上して練習を重ね、互いに寄り添って教え合うようになり、いよいよ発表です。
 「いやあ、ハラハラしたね~。」とは、鑑賞中の畑PTA会長の弁。でも、最後まで心の糸を切らすことなく、演奏をやりきった1年生。アンコールにも応えてステージを終えました。

 2年生の発表演目名は、『輝け!9dancing』。昭和から平成にかけてのヒット曲メドレー。幅広い年齢層の観客それぞれの懐かしの歌、馴染みの歌を、寸劇や踊りで披露しました。
 帰りの際に2年生の発表を賞賛してくれたのは、ご年配のご婦人でした。きっと、若かりし頃の思い出が蘇ってきたのでしょう。かくいう私にとっても、十代の頃のヒット曲や仕事に忙しくて(?)当時見ることができなかった振り付け入りの歌に、なかなか満足。
 2年生発表のトリは、『南中ソーラン』。
 「全国交流祭の時よりパワーアップした私たちの踊りを見て下さい!」
と、自信をもって言い切った通り、腰が低く落ち、気合の入った演舞を披露した。大きな拍手が会場から巻き起こりました。

ファイル 138-3.jpg

 3年生の発表が終わり、ラストは『全校合唱』。
 曲目は、宗谷中の30周年記念式歌『ありがとう』と今年の文化祭のテーマと同じ『fight(ファイト)』。各学年代表、各実行委員会代表、生徒会代表のメッセージリレーをはさみながらの熱唱でした。
 澄み切った女子の声と力強さが増した男子の声が溶け合ったハーモニーに、心が揺さぶられたのは、私だけではないでしょう。ふと横を見ると、生徒達をしっかりと、まぶしそうに見つめている人たちの姿がありました。

ファイル 138-4.jpg

「目標に近づき、絆を深めることができました。
 合奏の時に、盛り上がってくれて、ありがとうございました。」
「練習の成果を存分に発揮し、思いっきり楽しむことができました。
 手拍子を、ありがとうございます。」
「0から創りあげ、成長を表現できるようにがんばりました。
 協力と成長を意識し、これからもがんばっていきます。」
 各学年代表メッセージにも温かい拍手が送られます。

「できないことは助け合い、今日を迎えました。
 面白く、皆さんと楽しめ、とてもよい1日になりました。」
 生徒会長蠣崎君の最後のメッセージは、きっと会場の全員で共有できたのではないでしょうか。

 「地域の人と一緒に楽しめる文化祭を目指し、心を1つに頑張ろう!」をテーマに掲げた、今年の文化祭。
 午前中は、『ふれあい広場』などのゲーム企画、『楽しい理科教室』の実験体験などで小学生や幼児を楽しませ、午後はステージ発表での熱演。肉体的にはきっとタフだったと思うけれど、「皆さんと楽しめ」たことで、「とてもよい1日」だったと感じられた生徒達。テーマに迫り、それを達成したという実感ができた文化祭になったようです。とても嬉しい。そして、「地域の人たちと一緒に楽しめる」1日をめざし、それができたことを喜ぶ生徒達をとても誇りに思います。

 そんな中学生に、これまで育ててくれた保護者・地域の皆さん、保育所・小学校の先生方に心から感謝します。
 そして、文化祭の彩りをさらに豊かにしてくれた、PTAのバサーや展示物。展示物には、沿岸3小学校のお母さん方の作品もあり、本当に感謝に堪えません。それから、『アルメリア』コーラスの皆さんにも。
 まさに地域に支えられた宗谷中学校ならではの文化祭が、子ども達に達成感をもたらせ、来て下さった皆さんにも満足感を与えて終了しました。

ファイル 138-5.jpg

「今日の成果を、これからの学校生活に活かします。」
生徒諸君、この言葉を信じているよ。
「今後とも、宗谷中学校をよろしくお願いします。」
3年生のメッセージの最後は、必ずこのフレーズが締めくくり。母校と後輩への思いやり、地域の人たちからのこれまでの数々の激励に対する感謝の思いがたくさんたくさんつまった言葉と受けとめています。

 今後とも、宗谷中学校へのご支援ご協力を、どうかよろしくお願い致します。

良い観客が良い役者を育てるー文化祭応援へのありがとう

ファイル 137-1.jpg 

 終了予定をすでに30分も超えた頃、ステージでは3年生のオリジナル脚本劇『僕と妖怪の物語』が演じられていた。
 
 劇の始まりの時にざわついていた会場が、物語が進むにつれて、少しずつ少しずつ静かになっていた。ノーマイクで、発声法も素人なので、セリフがすべてしっかり届いているような状態ではない。でも、徐々に徐々に会場が静まり返っていく。お客さんみんながセリフを聞き漏らすまいと、ステージに目を注ぎ、じっと耳を傾けているのだ。そして、笑いを誘う場面では、会場がどっと沸いている。

 『僕と妖怪の物語』は、人間と妖怪が1つの「穴」をはさんで暮らしあう国があり、人間は妖怪の醜さを妖怪は人間の残忍さを呪い、互いに否定しあっていた。その中で、過去に一人の妖怪男性と一人の人間女性が恋におち、授かった二人の子ども(中学生)―ひとりは人間として人間の国で生き、ひとりは妖怪として妖怪の国で生きてきた―が、ひょんなことから出会い、兄弟であることに驚き、人間と妖怪の和解とわかりあいをめざしていくというストーリーである。

ファイル 137-2.jpg

 自分のこと、自分だけが幸せになることを考えていた大人を、
「なんで、なんでそこまでして争うの? 
 妖怪も人間も…お互いに良いところもあるのに。
 どうして見た目で判断して歩み寄ろうとしないんだ。
 みんなで仲良くしようよ。」
という子どもの純粋な訴えと自らを投げ打つような行動が変えていく…。

ファイル 137-3.jpg

 3年生全員の、中学校生活最後の文化祭で、自分たちの成長と絆を深めった姿を劇を通じて伝えたいという思いと、その一部始終をしっかり見届けようとする観客の温かさが、見事にとけあった会場。その中で、子ども達の演技も、いっそう役に入りきっていったように感じた。
 良い観客は良い役者を育てる…。そして、
「やっぱり、わしはウニだ、ウニだ、ウ~ニ~だ~!」
「わしはな、タコでもカニでも、ましてやウニでもない。
 ホタテだ、ホタテだ、ホ~タ~テ~だ~!!」
 重いテーマの最後を、ローカル色豊かに楽しく終焉させ、3年生の劇が終わった。
 割れんばかりの拍手が3年生を包んだ。

ファイル 137-4.jpg

 未来を築くのは、信頼と力合わせだ。そのことを信じて、社会と言う大海に出ていこうとする中3を激励して送り出そう。そんなふうに思った人もあったかもしれない。
 実際の中でも、信頼し合う関係、わかりあい力を合わせてみんなが幸せになれたら…父さんも母さんも、地域の人も、大人みんなが心から願っていることを子ども達に迫られてしまったな、そんなふうに感じた人もいたかもしれない。

ファイル 137-5.jpg

 学校は理想を語る場である。確かにそれはきれいごとで、たやすく実現はしない。それでも人間が求めたいものは理想であり、学校でさえ理想が語れなくなれば、国は滅びてしまうだろう。
 大人の後から続く子ども達が、理想を語れるようにしたい。
宗谷中では、理想を願うストーリーを3年生が自分たちで創ることができた。
 子ども達が理想を語り、それをめざし、それはみんなで力を合わせれば達成可能なのだと感じられる中学校生活が送れる、宗谷中学校にしていかねば。
 3年生の劇のカーテンコールに対する、会場からの大きな拍手に感謝しながら、われわれ教員のがんばりどころが突き付けられたようにも感じた文化祭だった…。

 さて、皆さん。21日の文化祭への応援、誠にありがとうございました。皆さんのおかげで、生徒たちは達成感と満足感をもつことができました。
 会場で応援くださった皆さん、様々に激励してくださった皆さんに、心から感謝申し上げます。
 最後にお願いです。文化祭をご覧になられた皆さんで、感想をお持ちの方は、ぜひ子ども達への激励の言葉をお寄せください。お待ちしています。

文化祭、いよいよ明日開催!

ファイル 136-1.jpg

 今日は総練習。前日リハーサルでした。
 縦割りの「全校器楽(有志)」、各学年発表、全校合唱。プログラム数は多くはありませんが、トータルで2時間半を超える発表でした。
 スローガンに『ファイト』を掲げ、「地域の人と一緒に楽しめる文化祭」をテーマにした宗谷中文化祭。そのため、すべての発表が工夫を凝らし、練りに練って、1つ1つにボリュームがあり、予定を少しオーバーするほど盛りだくさんです。

ファイル 136-2.jpg  

 ステージ発表オープニングの全校器楽は、文化の「祭典」=祭りにふさわしい選曲で、心沸き立つ素晴らしい演奏。

ファイル 136-3.jpg ファイル 136-4.jpg 

 各学年の発表は、初々しさあり、懐かしさあり、笑いと涙あり。バラエティーに富んだ楽しさ満載の発表です。

 それぞれの学年、それぞれの発表を楽しさ満載にできたのは、仲間の存在です。
 みんな、生徒席にすわり発表に注目。仲間のがんばりをしっかり見つめています。時には静かに、時には声を出して笑い…。ステージに呼応して、立ち上がってはフリを入れ、合いの手を入れ、声援をおくる劇の衣装をまとった女子軍団(失礼…)も。
「この日しか、お互いの発表を見られないので、しっかり見合いましょう。」
 文化祭全体を取り仕切る、生徒指導部長の川端先生も呼びかけました。それもしっかり受けとめた宗谷中生ですが、決して言われたからではなく、お互いを尊重しあい激励し合おうという、いい空気が流れています。
 実は、上述したテーマには、続きがあります。
「地域の人と一緒に楽しめる文化祭を目指し、心を1つに頑張ろう!」
 学年、縦割り、委員会、生徒会・・・それぞれのところで「心1つに」創りあげてきた生徒たち。その姿が、ここにも表れているのです。
 

ファイル 136-5.jpg

「今日は、よい予行演習になったので、明日がんばりましょう。」
蠣崎生徒会長の最後の言葉は、きっと宗谷中生みんなの心に届いたことでしょう。みんな思いは1つです。

 地域の皆さん、市民の皆さん、小学生・幼児の皆さん、おじいちゃんおばあちゃん、小学校の先生が、明日は会場でお待ちしています。

文化祭へカウントダウン

ファイル 135-1.jpg ファイル 135-2.jpg

 10月21日(日)実施の『平成24年度 宗谷中学校文化祭』がいよいよ目前に迫ってきた。
 放課後になると、ピアノのメロディ、和太鼓の音、金管の音色が響き、時には多目的スペースや産業スペースでも劇や踊りの練習が始まる。
 放課後の活動は発表練習だけではない。地域の人たち、沿岸の小学生にも楽しんでもらう企画のための準備も生徒達が各委員会に分かれて行っている。職員室にも相談に来る生徒、物品収納スペースに用紙を物色する生徒の姿が見受けられる。先日は、見に来て下さった皆さんにお礼として渡す、『宗谷中ほたて燻製』のパッケージづめも生徒達が行った。

ファイル 135-3.jpg

 準備は放課後だけでは収まらない。毎日の職員朝会では、授業と授業の間げき、休み時間を使っての打ち合わせや準備、相談・練習の連絡が飛び交う。
「昼休みに、生徒会の打ち合わせをします。」
「1時間目終了後、燻製工房の子には多目的スペースに集まるように伝えて下さい。」
「同じく1時間目終了後、広報委員会の子に産業スペースに集まるように。」
「昼休みに、昨日できなかった紅白幕の設置をします。生徒へのお手伝いの連絡をお願いします。」
「昼休み、合唱のテノールの子だけ、もう少し練習をしたいと思います。よろしくお願いします。」・・・
 先生も忙しいし、子ども達も大忙しだ。でも、練習では真剣な表情、その合間には仲間同士笑顔、時にはピースサイン。校長室にも楽しげな声が聞こえくる。子ども達の満足感が空間を漂い活気がみなぎっている、文化祭目前の宗谷中である。

ファイル 135-4.jpg ファイル 135-5.jpg

 さて、準備は順調かな?
 15日(月)朝の全校集会では、取り組み状況を生徒達が交流し合った。
器楽実行委「例年より、上達度、アップしてます!」
楽しい理科教室「演出についても考えて、ただいま練習中です!」
バザー実行委「今、ポスターを作っているところです。」
ふれあい広場「『スタンプラリー』のカードとポスターが完成しました。」
合唱実行委「練習を重ねるごとに、よい合唱になっていると思います。」
 蠣崎生徒会長からは、静かに落ち着いた声で“檄”が飛んだ。
「休日も使って、時間が少ない中準備をしてきましたが、いい感じで仕上がってきていると思います。間に合うように、しっかりがんばっていきましょう。」
 準備も着々と進んでいるようだし、子ども達のやる気にもいっそう拍車がかかる気配。当日が本当に楽しみだ。
 愛読者の皆さん、21日(日)には、ぜひ宗谷中へ!

沿岸小学校学芸会と宗谷中生

ファイル 134-1.jpg

 唐突ですが、問題です。(第1問目)
 問題1「上の写真は、何をしているところでしょう?」
 ヒント。上の写真の右端に立って何かを掲げているのが、わが生徒会役員です。

 ちょっと難しかったようですね。それでは、2つめのヒントになる、1枚の写真を紹介します。

ファイル 134-2.jpg

 上の写真は、10月14日に行われた、宗谷小学校学芸会の1コマです。
 それでは、問題1の答えです。
 答えは、「出身小学校に出向いて、小学校学芸会に対する激励メッセージを届けに行き、後輩の前でそれを紹介している先輩」です。

 宗谷中学校は、宗谷沿岸の3つの小学校の卒業生が入学する中学校です。
 宗谷沿岸の1中・3小、そして保育所(1つ)は、12年間で「やさしく、かしこく、たくましい宗谷の子」に育てようと、保小中連携の取り組みを行っています。
 難しいことまでには手はつけられていませんが、お互いの様子を見合ったり、一緒に考えあったり、そして、上の写真のように大きな行事の時には相互に激励しあい、絆を深めあっています。でも、子ども達同士のこうした交流は、意外と自尊感情を高めたり、先輩としてのプライドを育てたりしているのではないでしょうか? 何より、子どもら同士嬉しいことなのです。
 中学校も中体連大会の前には小学校から激励メッセージをいただきます。後輩からの励ましに、中学生は面はゆいけれども、まんざらでもない様子です。
 そうした小学校の激励に応えて、出身校にそれぞれ生徒会役員が先輩のメッセージを貼りつけたタペストリーを今年は届けに行きました。

ファイル 134-3.jpg ファイル 134-4.jpg

 宗谷小学校だけでなく、富磯小学校(左)、大岬小学校(右)、3つの小学校が同じ14日に学芸会を地域の人たちの応援の中で、にぎやかに開催され、大きな拍手が巻き起こり、笑顔で終了しました。
 その中には、応援に出向いた中学生がたくさんいます。たぶん、ほとんどの中学生が母校の学芸会に出向いていると思います。
 その理由がもうひとつ。3つの中でも歴代比較的規模が小さい、富磯小学校・宗谷小学校には中学生が運営協力者として参加しています。先生方に交じっての裏方業務です。用具係・照明係・放送係…。優しい声でアナウンスしてきた子もいます。
 「本当にありがたかった。実によくシャシャシャと動いて、よくやってくれました。あれを見て、後輩達が、将来自分がああやるんだな、っていう気持ちにさせてくれているんだよね。」
とは、宗谷小宮田校長のお礼の言葉。
 富磯小でも、松田校長の『学校長挨拶』の中で中学生の運営参加の紹介とお礼を述べてくれていました。また、アナウンスで中学生の係紹介も。
 そうしたことが中学生の“心育ち”にもつながっていると感謝しています。

 文化祭を1週間後に控え、土曜日も自主的な練習や準備に取り組む宗谷中生が、日曜日にも母校に出かけ、後輩に拍手を送り、運営に協力する。素晴らしいなとつくづく思います。中学生は大変だとは思うのだけれども、そうした環境を維持することこそ、学校とPTA、地域の責任なのだと感じています。

ファイル 134-5.jpg

 さて、続いて第2問。最後の問題です。
 問題2「上の写真は、何を書いているところでしょう?」
 ヒント1。上の写真内の右側に見える黄色いものと関係があります。
 ヒント2。第1問目の正解とも、やや関連があります。
 答えは、「母校に宗谷中文化祭をPRに出かける生徒が、その演説原稿を考えて書いているところです。」
 黄色いものは、文化祭の『プログラム』でした。今週、生徒会が手分けして、3小学校に文化祭宣伝PRに出かけます。

 例年、その甲斐があり、また小学生向けの「出店」などを行い、沿岸小学生のほぼ全員が集まる宗谷中文化祭。また、地域の人たちもたくさん激励に見えられ、毎年大賑わいの宗谷中文化祭。
 いよいよ宗谷中文化祭も1週間後となりました。今年も例年に負けない楽しい企画と発表を生徒達が意欲的に熱心に準備しています。皆さん、10月21日(日)は、ぜひ宗谷中学校へ!

文化祭へ、いざスタート!

ファイル 133-1.jpg

■10月4日(木) 昨日はあちこちで楽器に没頭する姿が。楽器ができない私にとって生徒は偉大。「子どもはスゴイ」と認めることが信頼関係づくりへの入口。笑顔の写真も撮れました。
(『朝の打ち合わせ票』本間教頭メモより)

 中間テストが終わり、子ども達の心は一気に文化祭モード(10月21日開催)に高まったようだ。この前の放課後も、ホールの横の板の間にぺたんと座り込んで、合唱曲をきれいなハーモニーで歌っていたグループがいた。合唱の指揮者や伴奏者は、陽がすっかり沈んだ頃から居残りで(?)打合せ・練習。
 3年生は学級発表の『劇』のオリジナル脚本を1から相談し始め、どうやらもう完成させたようだ。そういえばこの前は、2年生が教頭先生に甘い声で「南中ソーラン」の指南をお願いに来ていたようだった。
 1年生はどうだろうか? 学級通信『翌檜(あすなろ)』で様子を発信されていた。

『 Great STAR 始動
 文化祭の学級器楽に向けての取り組みがスタートしました。…「4分音符が多いから余裕かな~、初日からみんなで合わせられるかな~」なんている考えは甘かった…。…読めない、…わからない、中間テストで集中力を使い果たした…。はっきり言って、ボロボロでした。』

 おやおや、1年生大丈夫かい?!と、思ったら、続きがあった。

『しかし、翌日の放課後練習では、自主的に楽器をセッティングする姿が。曲の冒頭だけですが合わせていくことができました! 』

 どうやら1年生も、つまずきそうになりかけたけれど、すぐさま体制を立て直し、よいスタートを切れたようです。その要因は、「昼休み返上の練習」それに「朝練」も。
 感激屋の担任は、早くも「かなり感動」の模様。

 というわけで、モードが一気に文化祭になった、今週の1コマでした。

ファイル 133-2.jpg ファイル 133-3.jpg

追伸 ホタテ燻製作業が始まりました!

 皆様、待望のホタテ燻製。昨日から製造作業が始まった。
 「燻製工房」の子ども達が、昨日加工・味付けの作業を夜の帳が降りるまで行った。最後の片付けでは、終わった解放感からか、キャアキャア言って楽しげにやっている一群も。でも、まだまだこれが始まり。この後も作業が続く。

 ここで、ちょっと紹介したいのが、先生方のがんばり。
 評判を呼ぶ燻製に完成させるには、良い味付けが大事。そのためには、むらなくホタテに味をしみこませるのがコツ。さて、それには何が必要か?!
 一定の時間を経過させたら、『玉』は表裏をひっくり返してだしの液をしみこませ、『耳』もかきまぜねばならない。それは先生方の仕事だ。
 「じゃあ、夜の9時半にしましょう。本当は夜中がいいけれど、現実的でないから、夜9時半!」
リーダーの田中先生の判断に、周囲の先生方は1も2もなく、「了解!」
 昨夜は、その時刻に担当の先生方が水産棟に集まり黙々と作業した。
 この後の加工過程にも、夜の作業がある。宗谷中の水産教育を陰で支えてきたのは、こうした先生方、歴代の先生方のがんばりだったんだな。
 これを読んだ皆さん、どこかで宗谷中の先生方に激励の言葉をお願いします!

Links:超スーパーコピー時計,タグホイヤー スーパーコピー,ウブロコピー