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2年「職場体験発表会」にお邪魔して

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 2年生の「職場体験発表会」にお邪魔した。
 職場体験を振り返り、感想や学んだことを9名一人ひとりがみんなに対してプレゼンを行っていた。照れ笑いしながら、画像の方を見ながらの発表が多いようだったが、とっても温かないい雰囲気の発表会だった。
 それは、「職場体験」を通じてそれぞれに達成感と満足感を得たことと、自分も仲間も同じように「大変な体験」をしてきたのだという「戦友(?)意識」が働き、お互いの発表を共感を持って聴くことができたからだろうか。

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 「改めて、消防士の皆さんがどれだけ厳しい訓練を重ねているのかがわかりました。」
 「お店の裏側を見て、こんなにがんばっていることがわかりました。」
 「大変さも含めて、いろんなことを知ることができました。」
 「想像以上に、本当に大変な仕事でした。」
 「体験学習は忙しくて大変でした。働くことはとても大変なことなんだなと思いました。」
 異口同音に子ども達が語った、「働くこと」の大変さ。

 「失敗をいろいろしてしまいました。でも、優しく励ましてくれました。」
 「従業員の皆さんがとても親切だったので、とても仕事がやりやすかったです。」
 その中でも、温かく見守り、手を差し伸べ励ましてくれる人がいることの安心感。

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 「将来は自分も働くことになるので、この経験を活かしてがんばっていきたいと思います。」
 「しっかりと勉強などをがんばって、将来の道を考えます。」
 「これから私は、日常生活の中であまり意識していないようなことに目を向けていこうと思います。1日の中で五感をすべて使えるよう努力していき、教えていただいたことを忘れず一日一日を過ごしていこうと思います。」
 「幼いころから保育士になりたいと思っていた私には、将来の道を決めることのできるとてもよい経験となりました。施設長さんのお話をきいて大変なこともたくさんあることを知りましたが、そこも含め、この体験学習で保育士になりたいと改めて決意しました。」
 「6時間でこんなに疲れたので、毎日働いている親はすごく疲れていると思います。そんな親に感謝したいです。」
 職場体験を通じて、将来の夢を目標と見すえたり、将来に向かって努力すべきことに気づいたり、感謝の気持ちをもったりできた9人の子ども達。素晴らしい学び、学習をしてくれた。心がじわっと熱くなる。
 こんな貴重な機会を提供してくれた体験先の皆さんに、改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。

 最後に、体験先の皆さんからの激励の言葉を紹介させていただく。
 「初めは緊張も見られましたが、徐々に笑顔も出てきてがんばってたと思います。・・・とてもまじめに取り組んでいました!!」
 「大変礼儀正しく、お客様と明るく会話もできていましたよ。・・・美容師になるまでいろいろありますけど、これからもがんばってね! あなたなら大丈夫~(笑い)」
 「子ども達に対して優しくはなしかけ、接してくれたことで子ども達も安心して過ごせたと思います。」
 「『何かしますか?』と、積極的に聴いていた姿はとても良かったと思います。」
 「小動物の世話だけでなく、肉体的な仕事が多かった方で、よくがんばってくれました。夕方になるほど疲れたのか、顔は赤く、汗が見えていました。言葉も少なくなり、ほんとうに疲れたのかな?! ありがとうございます。今度は遊びに来てください。」
 「看護師の仕事に対し、興味を持って取り組んでいることが伝わってきて、こちらも気持ちよく指導をすることができました。『昼休み明けに質問に答えますから』と伝えると、きちんと考えてきてくれてうれしかったです。卒業したら、当院のやさしスタッフの一人として入ってくれることを希望します。お疲れ様でした。」
 温かい評価と激励の言葉、本当にありがとうございます。

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 最後に、2年生に辛口を1つだけ。体験先の皆さんの「評価」で、全体的に厳しい項目が1つありましたよ。
 それは、「明るい態度」。シャイで、内弁慶(?)のところを打破するように、さあがんばろう!

小中スポーツ交流―中学校を身近に感じる瞬間(とき)

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 「今日は、どうでしたか?」
 「楽しかったあ!」
 「キャッチボール、上手だったね。」
 「だって、うちのお父さんとやってるもの。」
 沿岸3小学校の5・6年生たちが『小中スポーツ交流』を終え、みな上気した、満足そうな顔で帰っていった。

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 『小中スポーツ交流』は、宗谷中の3つの部活が小学生を迎えて、それぞれに部活を体験させる内容の、沿岸小中連携行事である。
 この行事は、小中のつながりをつくり、小学生の中学校への抵抗感を少しでもなくし、中学生には小学生をお世話し活動させることを通じて、「先輩」としてのプライドや自己有用感を育めたらという思いの中で始まった。今年で6年目を迎える。

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 その行事も、ほぼ定着し、小学生は普段あまりやらないスポーツをすることや中学生に教わること、部活を模擬体験できることを楽しみにやってくる。
 中学生は、来年の部活に入る新人ゲットの機会ともとらえて、自分の部を盛んにアピールしたりもして微笑ましい。閉会式後も、「入ってね」「入ってね」と、小学生に握手で迫るキャプテンもいた。結構きつそうな筋トレを課した部もあったようだが、小学生の「受け」ははたしてどうだったのだろうか? 中学生のたくましさを魅力にできただろうか? 小規模中学校においては、毎年新人が入るかどうかは、まさしく死活問題なのだ。

 「どうしようかな?」
 「中学校になったら、何部に入ろうかな?」
 小学生のそんなつぶやきも聞こえた『小中スポーツ交流』。
中学校に入学するのが楽しみで待ち遠しい…小学生がみんなそんな思いで帰路につくことができていたら、こんな嬉しいことはない。

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職場体験-ステキなステキな教育的な日

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 「今、商品を並べていますよ。向こうの方で。」
 指をさした方向に姿は見当たらない。近くに寄って、そっとのぞくと、屈んで箱からペットボトルを取り出している。後方から見ていると、今度は一心不乱に黙々とペットボトルを棚に並べている。
「やあ、どう?」
驚いて振り返った少女は、にこっと愛嬌のある笑顔で
「楽しいです!」
と、答えてくれた。わが宗谷中2年の亜里香さんである。

 9月13日のホクレンショップ店内の一光景である。この日は、宗谷中2年生の職場体験の日。
 宗谷中の「職場体験」は、わずか1日ではあるのだけれど、実際に職業を体験し就労の喜びや大変さを体感する貴重な機会として実施されている。
 今年も、各職場・事業所の温かいご協力のおかげで、「一日飼育員」「一日保育士」「一日美容師」「一日店員」「一日職人」「一日消防士」「一日看護師」が誕生した。

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 各職場を回ると、それぞれに、懸命に仕事に向き合っていた。
 さわやかな笑顔でアヒル池を掃除し、「同僚」とコミュニケーションを取りながら働く飼育員。
 おむつをした年少児に目の高さで声をかけ、上手に着替えを促す保育士。
 三つ編みを器用に編み、「なかなか筋がいいよ。上手ね。」と、絶賛されている美容師。
 「笑顔が素敵なんです。すごく働いてくれています。」と、店長代理に喜ばれている店員。
 「少しぐらいおしゃべりしてもいいのに、無駄口言わずに、とにかく黙々と仕事してくれています。」と、心配されるぐらいにがんばる職人。
 「○○よ~し!!」「イチニ! イチニ!」命綱をつけ、レスキュー訓練に気合を込めて打ち込む消防士。
 仕事のレクチャーや患者に向き合う心構えを、うなずきながら真剣に聴いて学ぶ看護師。

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 「きっと、今日はぐったりですよ。」
 市立病院の看護師長さんは、波流風さんの様子に微笑みながらがんばりを伝えてくれた。

 「非日常」の一日に、一人ひとりが真剣に立ち向かったわが2年生たち。
 一日の「勤務」に、充実感や喜びを感じることができただろうか? 
 将来の「社会人」としての自分を、ほのかにでもイメージしただろうか?
 社会への入口に近づいている地点まで来たことを受けとめられただろうか?
 「自分にもできた」と将来に向けて自信が少しでも芽生えただろうか?
 心の中で感じた何がしかのことを、これからの「日常」に活かし、「将来の自分」のために「現在の自分」を磨き鼓舞するようになってもらいたい…。

 「教育とは、子どもへの大人からの激励である」
教育の本質をそう評した宗谷の大先輩がいらっしゃると聞く。
 9月13日は、宗谷中生にとって、まさしく教育的な一日であった。体験の場を提供して下さり、子ども達に温かい眼差しを送り、直にさまざま声をかけ、認め激励して下さった皆さんに、心から感謝いたします。
 来年も、受入れをどうぞよろしく!

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修学旅行-「販売実習」への激励に寄せて

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 学校に嬉しいメールが届いた。札幌在住の方からのものである。

「稚内市立宗谷中学校3年生の皆様へ
 こんにちは、札幌市厚別区のFといいます。
 過日(9/12 水)厚別区東光ストアー大谷地店での販売お疲れ様でした。
 売上げ並びにお客様の感触は如何でしたか?
 買い物で通りかかったところ、皆様の姿が目に入りました。
 店内でのお客様への声かけや、現物を持っての店内移動販売の姿・・・
 皆様の直向(ひたむき)な姿に感動しました。
 これからも、自分たちの住んでいる地域の営みを自信を持ってPRしてほしいと
 思い、メール しました。
 手作りのチラシ、これも、皆様の思いが伝わって来ました。
 宗谷中学の伝統ともいえるこの営みが継続される事を願っております。
 追伸 ビールのつまみに最適ですよ。」

 3年生が修学旅行で行った、販売実習=ふるさと宗谷のホタテと宗谷中のホタテ燻製をお店で販売したことに対する激励メールである。

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 札幌の店舗での販売は、宗谷とは縁もゆかりもない、一般のお客様相手の商いである。嬉しい声かけもある一方、声をかけても素通りされたり、チラシを受け取ってももらえなかったりする。お客様は消費者であるから、販売する商品に関心がなければ、そういう対応は勿論当たり前である。今回の販売実習でもそんな場面があったようだ。でも、それにめげずに、声かけしPRし、ホタテや燻製を完売し、おまけに宗谷のタコまで売り切った3年生。
 そんな場面を見て、感動を覚えてくれた人がいた。
 地域に根ざした教育活動に共感し、継続を願い、子ども達を激励くれる人がいた。
 縁やゆかりはなくとも、子ども達の直向きさは人の心を動かし、子ども達をそうさせる教育への期待や願いが世間の中にはある。子どもには価値あるものに直向きにがんばる人に育ってもらいたい。そして、子ども達が主体的にがんばっていくような教育を学校にはしてほしいという願いが私たちの周りにはある。そのことを、Fさんの激励メールから知らされた。

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 14日(金)夜、修学旅行から帰ってきた3年生は皆、笑顔いっぱいで、引率者の一人であった長末養教の話ではバスの中の解散式で全員が「楽しかった」と感想を述べていたとのこと。きっとそれは、仲間との絆を強められたこととともに、販売実習をやりきった充実感、販売実習を通じて、宗谷中の水産学習とふるさと宗谷への誇りをいっそう高めたことがその要因であったに違いない。
 3年生の皆さん方、お疲れ様。子どもらを支え指導してくれた3年部会の先生方、ありがとう、お疲れ様。そして、販売実習の成立に力を貸してくださっている宗谷漁協の皆さん、東光ストアーの皆さん、誠にありがとうございました。
 最後に、東光ストアーで子ども達と向き合ってくれたすべての皆さんに、心から感謝いたします。本当にありがとうございました!

宗谷をPRし、労働を体験する旅

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 9月11日早朝、3年生11名が修学旅行に旅立った。

 宗谷中の修学旅行は、宗谷の漁業を世にPRし、働くことを体験する旅である。
 地域の産業である漁業に学ぶ「水産教育」を基軸とした教育課程をもつ宗谷中。修学旅行では、宗谷漁協の協力のもと、宗谷のホタテと「ふるさとに学ぶ産業学習」で製造した燻製を、札幌のスーパーで自ら販売体験をする。

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 先立つ5日には、宗谷漁協会議室で和田業務部長さんを講師に宗谷のホタテについて学習した。
和田「きれいな海で育ち、身が引き締まったおいしい宗谷のホタテを売ってきて下さい。」
蠣崎「元気に、声を出して売ってきます!」
 和田さんのメッセージを子ども達はしっかり受けとめていた。

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 今年は、稚内市教育委員会のお力も借りて、北海道庁に『知事訪問』する。高橋はるみ知事にお会いし「宗谷100%、ふるさとの味」がする宗谷中の燻製を、子ども達が手渡しで届ける。知事の口の中にも、宗谷のうまみと子ども達の真心がきっと広がるに違いない。

 さてさて、そうはいっても、修学旅行の楽しさは、何と言っても仲間との旅。
『Enjoy~Best memory forever』
 ずっとずっと心に残る、仲間とのステキで最高の思い出をつくる3泊4日にしてほしい。

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『南中ソーラン全国交流祭』チーム“絆”

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 8・25『南中ソーラン全国交流祭』。わが宗谷中生達は、沿岸の3小の後輩たちと“チーム絆”を編成し、合同練習を行い、自主練習を重ねて臨んだ。
 あれから早2週間。中体連新人戦・宿泊行事…すぐさま次の課題に向かう子ども達。あの感動に十分浸る間もなく次に進んでいく・・・
(外側から見るのとはたぶん違い、学校は結構忙しいところである)
 そんな中で、沿岸4校の「ソーラン実行委員会」からのアンケートが届いた。子ども達はいったい、取り組みの中で何を感じたのだろうか。

【「東ブロック南中ソーラン合同チーム“絆”」 アンケートから】
問)今回の南中ソーランの取り組みはどうでしたか?
・とても楽しかったです。なかなか4校あわせて人前で発表することはないので、良い経験でした。
・単純に楽しかったし、沿岸4校で交流も深められて良い取り組みだった。
・みんなでたくさん練習して、本番では楽しくできて良かった。
・筋肉痛とかもあったり、上手くできないところもあったりしたけれど、終わったら達成感があったので良かった。
・疲れたけれど、上手くできたときの達成感は気持ちよかったです。
・汗を一杯かき、張り切って頑張れた。
・練習の時からみんな真剣に取り組んでいて、良かったと思う。一人一人が一生懸命やっていてとても良かったと思う。
・初めて合う人ばかりで正直不安だったけれど、周りの人のお陰で上手に踊れるようになって良かったと思いました。
・宗谷中生同士で確認をしたり、教え合いをして、「宗谷中生」として1つにまとまれた取り組みでした。
・みんなで協力できて、心を一つにして頑張れた。
・みんなの絆を深めあえたと思います。
・沿岸小学校の4校の心が1つになり、とても良い取り組みになったと思います。
・壮行会をしたり、地域の人が応援してくれて嬉しかった。

 大人が感動して見たままに、わが宗谷中生は、真剣に、一生懸命に取り組んでいた。そして、楽しさと達成感とつながりあいを実感し、「良い経験」「良い取り組み」「『宗谷中生』として1つにまとまれ」「嬉しい出来事」としてとらえてくれていた。子ども達の素直さ、真っ当さに感動してしまう。
 さて、次の問いには、どんな答えがあったのだろう?

【「東ブロック南中ソーラン合同チーム“絆”」 アンケートから】
問)今回の沿岸4小中の合同の取り組みで学べたこと
・みんなで何かをやり遂げる大切さや1つになれば大きな絆が生まれるということを改めて気づかされました。
・1つの目標に向かって協力して頑張ればやり通せるということです。やればできるということを学びました。
・学年は違っても協力すれば良いものができる。
・普段できないことだから新鮮だった。中学生がちゃんとしなきゃだめだなぁと思いました。
・これからも沿岸4校で取り組みをいっぱいしていって、もっと交流を深められたらと思います。

 「目標をやり遂げる大切さ」「協力すればやり通せる」エネルギーが湧いてくること、自分たちには「やればできる」力が備わっていること…人としての矜持、自分と仲間への信頼を子ども達は獲得していた。そして、もっと自分をしっかりさせたいという思いも。
 取り組みにきちんと向き合い、仲間と共に後輩とも共に真剣に「南中ソーラン」に取り組んだからこそ獲得できた、人として大事なもの。
 『南中ソーラン祭』に参加してよかった。チーム“絆”を結成してよかった。

 明日の新人戦、来週の宿泊行事、さらに文化祭でも、仲間と共に、真剣に立ち向かい、人として大きくなる何者かをどんどん獲得していってほしい。
 Fightだ、宗谷中生!

9月1日 平和の日

 稚内の9月1日は、「平和の日」。

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 1986(昭和61)年、稚内市は、世界の恒久平和と子どもたちの健やかな成長を願って「子育て平和都市」を宣言した。9月1日は、1983(昭和58)年「大韓航空機撃墜事件」が発生した日。この日を「平和の日」として、二度と悲しい事件が起きないよう、世界が平和であるよう、子育て運動が一層発展するように願う日とし、毎年全市の小中学校の代表の子ども達も集って、「記念式典」を行っている。

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 今年は、本校からは生徒会の3名が代表参加した。宗谷らしく(?)、誠に強風の日だった。
 「日常の中で、お互いに尊重しあうことが平和につながっていくと思います。」
 「互いを思いやって生活していきます。」
 「一番明るい学校をめざす、それが僕たちの平和です。」
 「笑顔をたくさん見ることができる、それが平和です。」
 「どんな人も安心して暮らせる学校、それが平和です。」
 各ブロックの代表の多くが、身近なところに平和の扉があると考え実践していることがわかった。地に足着いた「決意」だった。心にじんときた。

 わが代表に感想を聞くと、畑さんが応えてくれた。
 「『命はつくることができない』と言う言葉が、心に残りました。」
 大韓航空機遺族会の中澤建祐副会長が、挨拶の中で述べた言葉である。失った命は再びよみがえることはない。亡くなった人はもう二度と戻らない。中澤さんは、中学校の美術教師であった若き息子さんを亡くした。あれから、29年。今でもやりきれない、息子が生きていたら描いただろう絵を見てみたいと、中澤さんは言う。
 尊い犠牲の身内だからこその説得力が、畑さんの心に、「命の重み」を改めて感じさせてくれたのだろう。

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 「平和」は与えられるものではなく、自分たちが創りあげていくものである。そして、学校には「平和で民主的な国家及び社会の形成者」と子どもを育てる責務が与えられている。
 1学期に「ふわふわ言葉とちくちく言葉」というテーマを全校で考えあう機会をもったが、身近な「平和」を築くための考えあいは、さらに積み重ねが必要と感じている。
 「明るい、笑顔いっぱいで、安心できる学校」づくり。そのために、「互いに尊重しあい」「思いやれる」自分への成長。大好きで明日また来たくなる自分の学校を自分たちの力で築いていく子ども達を、学校・家庭・地域ぐるみで育てたいという思いを、記念式典の参加でいっそう強くした。

「地域に支えられている学校」を実感した2週間

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 赴任して早2週間。「宗谷中は地域に支えられた学校だ」ということを改めて実感した2週間だった。

 25日、『食マルシェ』に宗谷中の「タコの燻製」と「ホタテの燻製」を携えて参加した。その様子は、『最北端・食マルシェ 燻製販売』の項の通りだが、販売前から長蛇の列、あっという間の完売だった。宗谷中の特色を稚内市民の皆さんが既にわかっており、そのことを応援してくれているんだなと、つくづく知らされた場面だった。

 宗谷中3年生は、9月に修学旅行先(札幌市)で、ホタテの殻むき即売を実習として行っている。そのために、事前学習として、ホタテの殻むき練習をしている。
 ところが、突然ピンチが訪れた。「貝毒が出た」というのである。これでは、活貝を扱うことはできない。困って、ホタテ部会長の奈良満さんに藁をもつかむ思いで相談した。そうしたら、思いもよらない答えが。「頓別から取り寄せてやる」というのである。
 厚かましかったが、ご厚意に甘えることにした。そうすると、2日後にはもう、ホタテ活貝が漁協宗谷岬支所の冷蔵庫に収まっていた・・・

 ピンチは続く。27日朝に、「水槽の水温が上がって、エビが2匹死んでしまった」という報告が。エビは自分たちで採集し、産卵させ、飼っている。生態観察と放流して資源確保に少しでもつなげたいという目的で。
 業者に機械を診てもらうと、水を循環させ冷やしているポンプがうまく働いていないのではという診断。修理には機械を止めて、ばらさないとならないとのこと。問題は、機械を止めている間に、水槽の水温上昇を防ぐ必要があるということ。しかし、水槽の中の水は「海水」。エビは海水の濃度が変わっても弱って死んでしまうので、真水から作った氷を入れる方法はとれない。さて、どうする。
 その時、海水から氷を作る機械を所有している漁師さんが東浦にいるという情報を漁協からいただいた。全く面識のない方なので、いきなりというのもはばかれたので、まず東浦町内会長の瀧勝彦さんに相談の電話を入れた。すぐに動いてくださった。すると、その漁師さん=石井啓太さんは、「学校のためなら」と二つ返事で協力を約束してくれ、海水から作った氷をその日のうちに譲ってくれた。

 頓別から取り寄せていただいたホタテ活貝を使った殻むき実習は、予定通り28日に実施することができた。講師は、地域の漁師の相原直人さん。沿岸子育て連協の会長さんでもある。慣れた手つきで、殻から貝柱のはずし方、そのコツを伝授してくれた。和気あいあいながらも、3年生の真剣な顔、慎重な手さばき、生きている貝柱の収縮の動きにビクッと手を引っ込める様子が微笑ましい。「ああ、バター焼き食べたくなった…」なんてつぶやく子も・・・

 地域の力強さと大きさを知った10日間。その支えの中で学校が成り立っている。その期待に応えて、子ども達を大きく成長させる学校にしていかねば・・・
 そして、ピンチの時はSOSを発するに限る! 宝の宝庫の宗谷沿岸地域に、心から感謝! これからも、甘え上手(?)をめざしていこう・・・

一学期終了にあたって

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 嬉しいことがたくさんあった1学期が昨日終業式を終えました。振り返ってみると、例年にない冬の厳しさの残るなかではありましたが、中学校生活への期待で一杯の新入生を温かく迎える2、3年生の合唱が印象的であった感動の入学式。
 
 3年生がリーダーシップをとり、肌寒さを吹き飛ばして、全校生徒34名が力を合わせ「一致団結~互いに認め合い、励まし合おう~」のスローガンを掲げ、大成功させた運動会。生徒の笑顔、そして家族の笑顔、地域の笑顔が一緒になった、心が元気になる運動会でした。特に父親が積極的に応援にも種目にも参加していただいたのが今年の特徴的な点だったと感じます。
 
 周りへの感謝の心を大切に取り組んだ毎日の部活動、そして市内中体連、管内中体連。延長練習や対外試合、練習試合などを通じて、心と技を鍛えることに最大限挑戦しました。その成果が中体連大会のなかで見事に発揮されました。
 
 また、嬉しいことに、みんなの頑張りが全道卓球大会へ3年生萬金菜々花さん、2年生畑汐音さんが出場することにつながりました。二人には全道大会というステージでさらに多くのことを学んできて欲しいと思います。
 
 1学期を過ごすなかで、新たに入学した1年生14名を含めた宗谷中34名の仲間は、お互いの違いを認め合い、支え合いながら成長をしてきました。その成長の早さに感動しつつ、さらなる心の成長を願っています。
 
 今日からの夏休みのなかでは、「宗谷中生活リズム改善スローガン」である『8時間睡眠』『3度の食事』『90分学習』を毎日の中で実行できるよう、家族としての応援をお願いします。特に5月のアンケートでは家庭学習の平均時間が1年生65分、2年生76分、3年生43分という結果で、この点について宗谷中生は強い気持ちで臨む必要があります。夏休み中の努力がポイントになります。「頑張れ宗中生!」
 
 楽しい夏休みであるために何より大切なことは、健康で安全な生活です。水の事故、交通事故には特に注意し生活してください。 
 
 4月から今日まで、子どもたちのために、心のこもった温かいご支援・ご協力をいただきました保護者の皆様、地域の皆様に衷心より感謝申し上げ、1学期終了にあたってのご挨拶とさせていただきます。

合同チーム~絆~

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 南中ソーラン全国交流祭の練習が始まっている。中学校単独の練習は先週行われた。練習が進むにつれて子どもたちの表情が輝いてくる。練習に参加する姿勢がより積極的になっていく。休憩中も教頭先生にアドバイスをもらって練習する。子どもたちの上達の速度は大人の想像を超えている。

 昨日は沿岸3小学校との合同練習会第1回目。子どもが主体的に取り組んでいこうと努力しているのが伝わってくる。今回の合同練習の目標は「決めのポーズをおぼえよう」
 事前に中学生が考えた「決めポーズ」を各小学校で練習してきた。中学生が小学生の輪に入り実際に指導し確認していく。

 最後に全体で合わせて踊ったが、小学生の頑張りも本当に素晴らしい。中学生にもまだまだ伸びる可能性がある。本番までにでにさらに踊りとやる気に磨きをかけよう。

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