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学校と保護者のイイ関係

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 10月が早足で通り過ぎていこうとしています。
 晩秋の日本最北端では、神々しいオレンジの大きな夕日が海に、丘に、街並みに沈むのをとても早い時間に見られる時期になりました。(湾のどの位置から見るかで、海にも丘にも街並みの向こうにも沈む夕陽です)
 午後4時半を過ぎると、もはやあたりは漆黒の暗闇となってしまいます…。

 さて、10月を振り返れば、PTAの北海道研究大会が稚内を会場に行われたことが忘れられません。
 「子育ては、人づくり・まちづくり」をテーマに、『子育て平和都市宣言』の街稚内で行うにふさわしい大会にしよう、子育て運動を学校・家庭・地域ぐるみで展開している稚内にふさわしいおもてなしをしようを合言葉に大会準備が進められました。
 その中で、わが宗谷中学校と沿岸3小学校のPTA会長さんが大活躍したのが、夜の『会員交流会』。宴の名前は、“結と絆の宴”。全道から集まった保護者・教員が一献傾けながら、語り合いながら、楽しいアトラクションを通じて、「仲間」としての結びつきと絆を強めよう、深めようという会です。

 この交流会。たまたま担当となったのは、われらの沿岸PTA。何とか、会長たちに出番を用意し、がんばってもらえないかなと問いかけたところ、
「それじゃあ、我々ができる、おもてなしをしようか…」
と、“漁師”を生業としている4人のPTA会長が考え付いたのは…

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 自分たちが獲っている「宗谷のホタテ」、冷たくも栄養たっぷりの北の海で育ち、うまみがぎゅっとつまった「宗谷のホタテ」を、自ら貝からはずして生のまま食べてもらおうという趣向です。
 会場の皆さん、大喜び。真っ先に、興味深そうにステージに歩み寄った、赤シャツのおじさんは、大会講演講師の小野田正利先生。会長たちがさばいた300枚の活貝は、あっという間に売り切れです。

 次のアトラクションは、「宗谷の水だこ」の重量当て。これも、わがPTAの畑会長が自ら「いさり漁」で獲ってきたものです。
「今日は時化(しけ)で、大だこは獲ってこれなかったわ」
と残念がっていましたが、2匹で12kgの代物でした。
 このアトラクションにも会場は沸き、ゲームの後には「宗谷の水だこ」の刺身もふるまい、これまた大喜びされました。

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 PTA研究大会ですから、PTA会長の活躍は当たり前かもしれません。でも、次の日は、早朝の暗いうちから沖に出る会長たちです。そんな中でも出番に応えてくれるところが何ともすごいと思いませんか?

 ところで、PTA会長の周りでちょろちょろしているのは、沿岸校の校長や教頭です。ホタテを配ったり、タコを配ったり、宗谷の海の幸とPTA会長の仕事の紹介などしています。
 また、翌日の全体会・講演会には、1200名入る文化センター大ホールにたくさんの参加者が集まりました。稚内と宗谷管内からは、たくさんのPTAの皆さんと、たくさんの先生方がつめかけました。そして、分科会・全体会の会場準備、裏方にも先生方もPTAの「T」として大勢関わっています。
 これが稚内と宗谷のPとTの関係です。沿岸PTA会長が出番に応えてくれた背景には、日常からPとTの信頼関係があると思っています。ちょっと偉そうですが…。

 子どもや学校に課題がないところはありません。課題があるから子どもであり、課題を通じて学び合い成長する場が学校です。
 課題が生まれた時に、不安や不満や要望を保護者は学校に対してもちます。時には平穏でない場面が生まれてくるのは、どこの学校でも起きることです。
 そんな時でも子どもを真ん中において、力を合わせて子育て教育に向かおうと、稚内・宗谷の学校、本校でもがんばっています。
 学校と保護者は子どもを育てる「パートナー」。どちらが欠けても子どもの健やかな成長は望めません。そして、相手を信頼しようとして関わると、信頼返しが案外あるものです。
 小野田正利先生の講演からも、これまでのスタンスでよかったんだと、勇気をもらいました。
 子ども達は、まだまだ成長させねばなりません。学校と保護者の絆をいっそう深め、地域の応援をうんともらえるように学校をさらに開いていくように、がんばっていきたいと思っています。

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 小野田先生の講演が素晴らしく感動的だったので、購入した本。親と教師がつながるヒントが満載です。

地域ぐるみで楽しめた1日―文化祭応援へのありがとう(2)

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「楽しかったです。」
「2年生の発表、よかったですよ。」
 文化祭が終了し、地域の人たちや生徒の祖父母を見送る際に、温かい言葉をかけられました。
 皆さん、生徒達が最後まで応援してくれた人たち限定に配る、『ホタテ燻製』を大事そうに受け取り、帰っていく。生徒達の熱演による1時間押しの結果、午後4時半を過ぎようとしています。日本最北端には、夕闇がすぐそこまで迫ってきています。

 午後のステージ発表のオープニングは、全校器楽。
 祭りに相応しいポップな曲で会場を盛り上げた。『ウルトラソウル』・『TRUTH』・『エルクンバンチェロ』、アンコールに応えての『夏祭り』。途中、「ドレミBOYS」も登場し、会場の雰囲気を一気にお祭りモードにしてくれました。
 過日、富磯小松田校長が「吹奏楽並みだね。上手でびっくりした!」と驚いていた。バンドのトランペットを受け持ったのは、全員『金管バンド』を経験してきた富磯小学校出身者です。

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 学年発表のトップバッターは、1年生の「器楽合奏」。曲目は、AKB48の『Everydayカチューシャ』とアニメ『ワンピース』のテーマ『ウィーゴー!』。会場の最前席に陣取る沿岸の小学生を楽しませようという選曲。
 しかし、ちょっと表情が硬い。初めての中学校文化祭のステージにかなり緊張気味かな?! 練習初回は「はっきり言ってボロボロでした」という担任東海林先生の嘆きから始まった1年生器楽。その後、休み時間・休日も返上して練習を重ね、互いに寄り添って教え合うようになり、いよいよ発表です。
 「いやあ、ハラハラしたね~。」とは、鑑賞中の畑PTA会長の弁。でも、最後まで心の糸を切らすことなく、演奏をやりきった1年生。アンコールにも応えてステージを終えました。

 2年生の発表演目名は、『輝け!9dancing』。昭和から平成にかけてのヒット曲メドレー。幅広い年齢層の観客それぞれの懐かしの歌、馴染みの歌を、寸劇や踊りで披露しました。
 帰りの際に2年生の発表を賞賛してくれたのは、ご年配のご婦人でした。きっと、若かりし頃の思い出が蘇ってきたのでしょう。かくいう私にとっても、十代の頃のヒット曲や仕事に忙しくて(?)当時見ることができなかった振り付け入りの歌に、なかなか満足。
 2年生発表のトリは、『南中ソーラン』。
 「全国交流祭の時よりパワーアップした私たちの踊りを見て下さい!」
と、自信をもって言い切った通り、腰が低く落ち、気合の入った演舞を披露した。大きな拍手が会場から巻き起こりました。

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 3年生の発表が終わり、ラストは『全校合唱』。
 曲目は、宗谷中の30周年記念式歌『ありがとう』と今年の文化祭のテーマと同じ『fight(ファイト)』。各学年代表、各実行委員会代表、生徒会代表のメッセージリレーをはさみながらの熱唱でした。
 澄み切った女子の声と力強さが増した男子の声が溶け合ったハーモニーに、心が揺さぶられたのは、私だけではないでしょう。ふと横を見ると、生徒達をしっかりと、まぶしそうに見つめている人たちの姿がありました。

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「目標に近づき、絆を深めることができました。
 合奏の時に、盛り上がってくれて、ありがとうございました。」
「練習の成果を存分に発揮し、思いっきり楽しむことができました。
 手拍子を、ありがとうございます。」
「0から創りあげ、成長を表現できるようにがんばりました。
 協力と成長を意識し、これからもがんばっていきます。」
 各学年代表メッセージにも温かい拍手が送られます。

「できないことは助け合い、今日を迎えました。
 面白く、皆さんと楽しめ、とてもよい1日になりました。」
 生徒会長蠣崎君の最後のメッセージは、きっと会場の全員で共有できたのではないでしょうか。

 「地域の人と一緒に楽しめる文化祭を目指し、心を1つに頑張ろう!」をテーマに掲げた、今年の文化祭。
 午前中は、『ふれあい広場』などのゲーム企画、『楽しい理科教室』の実験体験などで小学生や幼児を楽しませ、午後はステージ発表での熱演。肉体的にはきっとタフだったと思うけれど、「皆さんと楽しめ」たことで、「とてもよい1日」だったと感じられた生徒達。テーマに迫り、それを達成したという実感ができた文化祭になったようです。とても嬉しい。そして、「地域の人たちと一緒に楽しめる」1日をめざし、それができたことを喜ぶ生徒達をとても誇りに思います。

 そんな中学生に、これまで育ててくれた保護者・地域の皆さん、保育所・小学校の先生方に心から感謝します。
 そして、文化祭の彩りをさらに豊かにしてくれた、PTAのバサーや展示物。展示物には、沿岸3小学校のお母さん方の作品もあり、本当に感謝に堪えません。それから、『アルメリア』コーラスの皆さんにも。
 まさに地域に支えられた宗谷中学校ならではの文化祭が、子ども達に達成感をもたらせ、来て下さった皆さんにも満足感を与えて終了しました。

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「今日の成果を、これからの学校生活に活かします。」
生徒諸君、この言葉を信じているよ。
「今後とも、宗谷中学校をよろしくお願いします。」
3年生のメッセージの最後は、必ずこのフレーズが締めくくり。母校と後輩への思いやり、地域の人たちからのこれまでの数々の激励に対する感謝の思いがたくさんたくさんつまった言葉と受けとめています。

 今後とも、宗谷中学校へのご支援ご協力を、どうかよろしくお願い致します。

良い観客が良い役者を育てるー文化祭応援へのありがとう

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 終了予定をすでに30分も超えた頃、ステージでは3年生のオリジナル脚本劇『僕と妖怪の物語』が演じられていた。
 
 劇の始まりの時にざわついていた会場が、物語が進むにつれて、少しずつ少しずつ静かになっていた。ノーマイクで、発声法も素人なので、セリフがすべてしっかり届いているような状態ではない。でも、徐々に徐々に会場が静まり返っていく。お客さんみんながセリフを聞き漏らすまいと、ステージに目を注ぎ、じっと耳を傾けているのだ。そして、笑いを誘う場面では、会場がどっと沸いている。

 『僕と妖怪の物語』は、人間と妖怪が1つの「穴」をはさんで暮らしあう国があり、人間は妖怪の醜さを妖怪は人間の残忍さを呪い、互いに否定しあっていた。その中で、過去に一人の妖怪男性と一人の人間女性が恋におち、授かった二人の子ども(中学生)―ひとりは人間として人間の国で生き、ひとりは妖怪として妖怪の国で生きてきた―が、ひょんなことから出会い、兄弟であることに驚き、人間と妖怪の和解とわかりあいをめざしていくというストーリーである。

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 自分のこと、自分だけが幸せになることを考えていた大人を、
「なんで、なんでそこまでして争うの? 
 妖怪も人間も…お互いに良いところもあるのに。
 どうして見た目で判断して歩み寄ろうとしないんだ。
 みんなで仲良くしようよ。」
という子どもの純粋な訴えと自らを投げ打つような行動が変えていく…。

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 3年生全員の、中学校生活最後の文化祭で、自分たちの成長と絆を深めった姿を劇を通じて伝えたいという思いと、その一部始終をしっかり見届けようとする観客の温かさが、見事にとけあった会場。その中で、子ども達の演技も、いっそう役に入りきっていったように感じた。
 良い観客は良い役者を育てる…。そして、
「やっぱり、わしはウニだ、ウニだ、ウ~ニ~だ~!」
「わしはな、タコでもカニでも、ましてやウニでもない。
 ホタテだ、ホタテだ、ホ~タ~テ~だ~!!」
 重いテーマの最後を、ローカル色豊かに楽しく終焉させ、3年生の劇が終わった。
 割れんばかりの拍手が3年生を包んだ。

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 未来を築くのは、信頼と力合わせだ。そのことを信じて、社会と言う大海に出ていこうとする中3を激励して送り出そう。そんなふうに思った人もあったかもしれない。
 実際の中でも、信頼し合う関係、わかりあい力を合わせてみんなが幸せになれたら…父さんも母さんも、地域の人も、大人みんなが心から願っていることを子ども達に迫られてしまったな、そんなふうに感じた人もいたかもしれない。

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 学校は理想を語る場である。確かにそれはきれいごとで、たやすく実現はしない。それでも人間が求めたいものは理想であり、学校でさえ理想が語れなくなれば、国は滅びてしまうだろう。
 大人の後から続く子ども達が、理想を語れるようにしたい。
宗谷中では、理想を願うストーリーを3年生が自分たちで創ることができた。
 子ども達が理想を語り、それをめざし、それはみんなで力を合わせれば達成可能なのだと感じられる中学校生活が送れる、宗谷中学校にしていかねば。
 3年生の劇のカーテンコールに対する、会場からの大きな拍手に感謝しながら、われわれ教員のがんばりどころが突き付けられたようにも感じた文化祭だった…。

 さて、皆さん。21日の文化祭への応援、誠にありがとうございました。皆さんのおかげで、生徒たちは達成感と満足感をもつことができました。
 会場で応援くださった皆さん、様々に激励してくださった皆さんに、心から感謝申し上げます。
 最後にお願いです。文化祭をご覧になられた皆さんで、感想をお持ちの方は、ぜひ子ども達への激励の言葉をお寄せください。お待ちしています。

文化祭、いよいよ明日開催!

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 今日は総練習。前日リハーサルでした。
 縦割りの「全校器楽(有志)」、各学年発表、全校合唱。プログラム数は多くはありませんが、トータルで2時間半を超える発表でした。
 スローガンに『ファイト』を掲げ、「地域の人と一緒に楽しめる文化祭」をテーマにした宗谷中文化祭。そのため、すべての発表が工夫を凝らし、練りに練って、1つ1つにボリュームがあり、予定を少しオーバーするほど盛りだくさんです。

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 ステージ発表オープニングの全校器楽は、文化の「祭典」=祭りにふさわしい選曲で、心沸き立つ素晴らしい演奏。

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 各学年の発表は、初々しさあり、懐かしさあり、笑いと涙あり。バラエティーに富んだ楽しさ満載の発表です。

 それぞれの学年、それぞれの発表を楽しさ満載にできたのは、仲間の存在です。
 みんな、生徒席にすわり発表に注目。仲間のがんばりをしっかり見つめています。時には静かに、時には声を出して笑い…。ステージに呼応して、立ち上がってはフリを入れ、合いの手を入れ、声援をおくる劇の衣装をまとった女子軍団(失礼…)も。
「この日しか、お互いの発表を見られないので、しっかり見合いましょう。」
 文化祭全体を取り仕切る、生徒指導部長の川端先生も呼びかけました。それもしっかり受けとめた宗谷中生ですが、決して言われたからではなく、お互いを尊重しあい激励し合おうという、いい空気が流れています。
 実は、上述したテーマには、続きがあります。
「地域の人と一緒に楽しめる文化祭を目指し、心を1つに頑張ろう!」
 学年、縦割り、委員会、生徒会・・・それぞれのところで「心1つに」創りあげてきた生徒たち。その姿が、ここにも表れているのです。
 

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「今日は、よい予行演習になったので、明日がんばりましょう。」
蠣崎生徒会長の最後の言葉は、きっと宗谷中生みんなの心に届いたことでしょう。みんな思いは1つです。

 地域の皆さん、市民の皆さん、小学生・幼児の皆さん、おじいちゃんおばあちゃん、小学校の先生が、明日は会場でお待ちしています。

文化祭へカウントダウン

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 10月21日(日)実施の『平成24年度 宗谷中学校文化祭』がいよいよ目前に迫ってきた。
 放課後になると、ピアノのメロディ、和太鼓の音、金管の音色が響き、時には多目的スペースや産業スペースでも劇や踊りの練習が始まる。
 放課後の活動は発表練習だけではない。地域の人たち、沿岸の小学生にも楽しんでもらう企画のための準備も生徒達が各委員会に分かれて行っている。職員室にも相談に来る生徒、物品収納スペースに用紙を物色する生徒の姿が見受けられる。先日は、見に来て下さった皆さんにお礼として渡す、『宗谷中ほたて燻製』のパッケージづめも生徒達が行った。

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 準備は放課後だけでは収まらない。毎日の職員朝会では、授業と授業の間げき、休み時間を使っての打ち合わせや準備、相談・練習の連絡が飛び交う。
「昼休みに、生徒会の打ち合わせをします。」
「1時間目終了後、燻製工房の子には多目的スペースに集まるように伝えて下さい。」
「同じく1時間目終了後、広報委員会の子に産業スペースに集まるように。」
「昼休みに、昨日できなかった紅白幕の設置をします。生徒へのお手伝いの連絡をお願いします。」
「昼休み、合唱のテノールの子だけ、もう少し練習をしたいと思います。よろしくお願いします。」・・・
 先生も忙しいし、子ども達も大忙しだ。でも、練習では真剣な表情、その合間には仲間同士笑顔、時にはピースサイン。校長室にも楽しげな声が聞こえくる。子ども達の満足感が空間を漂い活気がみなぎっている、文化祭目前の宗谷中である。

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 さて、準備は順調かな?
 15日(月)朝の全校集会では、取り組み状況を生徒達が交流し合った。
器楽実行委「例年より、上達度、アップしてます!」
楽しい理科教室「演出についても考えて、ただいま練習中です!」
バザー実行委「今、ポスターを作っているところです。」
ふれあい広場「『スタンプラリー』のカードとポスターが完成しました。」
合唱実行委「練習を重ねるごとに、よい合唱になっていると思います。」
 蠣崎生徒会長からは、静かに落ち着いた声で“檄”が飛んだ。
「休日も使って、時間が少ない中準備をしてきましたが、いい感じで仕上がってきていると思います。間に合うように、しっかりがんばっていきましょう。」
 準備も着々と進んでいるようだし、子ども達のやる気にもいっそう拍車がかかる気配。当日が本当に楽しみだ。
 愛読者の皆さん、21日(日)には、ぜひ宗谷中へ!

沿岸小学校学芸会と宗谷中生

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 唐突ですが、問題です。(第1問目)
 問題1「上の写真は、何をしているところでしょう?」
 ヒント。上の写真の右端に立って何かを掲げているのが、わが生徒会役員です。

 ちょっと難しかったようですね。それでは、2つめのヒントになる、1枚の写真を紹介します。

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 上の写真は、10月14日に行われた、宗谷小学校学芸会の1コマです。
 それでは、問題1の答えです。
 答えは、「出身小学校に出向いて、小学校学芸会に対する激励メッセージを届けに行き、後輩の前でそれを紹介している先輩」です。

 宗谷中学校は、宗谷沿岸の3つの小学校の卒業生が入学する中学校です。
 宗谷沿岸の1中・3小、そして保育所(1つ)は、12年間で「やさしく、かしこく、たくましい宗谷の子」に育てようと、保小中連携の取り組みを行っています。
 難しいことまでには手はつけられていませんが、お互いの様子を見合ったり、一緒に考えあったり、そして、上の写真のように大きな行事の時には相互に激励しあい、絆を深めあっています。でも、子ども達同士のこうした交流は、意外と自尊感情を高めたり、先輩としてのプライドを育てたりしているのではないでしょうか? 何より、子どもら同士嬉しいことなのです。
 中学校も中体連大会の前には小学校から激励メッセージをいただきます。後輩からの励ましに、中学生は面はゆいけれども、まんざらでもない様子です。
 そうした小学校の激励に応えて、出身校にそれぞれ生徒会役員が先輩のメッセージを貼りつけたタペストリーを今年は届けに行きました。

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 宗谷小学校だけでなく、富磯小学校(左)、大岬小学校(右)、3つの小学校が同じ14日に学芸会を地域の人たちの応援の中で、にぎやかに開催され、大きな拍手が巻き起こり、笑顔で終了しました。
 その中には、応援に出向いた中学生がたくさんいます。たぶん、ほとんどの中学生が母校の学芸会に出向いていると思います。
 その理由がもうひとつ。3つの中でも歴代比較的規模が小さい、富磯小学校・宗谷小学校には中学生が運営協力者として参加しています。先生方に交じっての裏方業務です。用具係・照明係・放送係…。優しい声でアナウンスしてきた子もいます。
 「本当にありがたかった。実によくシャシャシャと動いて、よくやってくれました。あれを見て、後輩達が、将来自分がああやるんだな、っていう気持ちにさせてくれているんだよね。」
とは、宗谷小宮田校長のお礼の言葉。
 富磯小でも、松田校長の『学校長挨拶』の中で中学生の運営参加の紹介とお礼を述べてくれていました。また、アナウンスで中学生の係紹介も。
 そうしたことが中学生の“心育ち”にもつながっていると感謝しています。

 文化祭を1週間後に控え、土曜日も自主的な練習や準備に取り組む宗谷中生が、日曜日にも母校に出かけ、後輩に拍手を送り、運営に協力する。素晴らしいなとつくづく思います。中学生は大変だとは思うのだけれども、そうした環境を維持することこそ、学校とPTA、地域の責任なのだと感じています。

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 さて、続いて第2問。最後の問題です。
 問題2「上の写真は、何を書いているところでしょう?」
 ヒント1。上の写真内の右側に見える黄色いものと関係があります。
 ヒント2。第1問目の正解とも、やや関連があります。
 答えは、「母校に宗谷中文化祭をPRに出かける生徒が、その演説原稿を考えて書いているところです。」
 黄色いものは、文化祭の『プログラム』でした。今週、生徒会が手分けして、3小学校に文化祭宣伝PRに出かけます。

 例年、その甲斐があり、また小学生向けの「出店」などを行い、沿岸小学生のほぼ全員が集まる宗谷中文化祭。また、地域の人たちもたくさん激励に見えられ、毎年大賑わいの宗谷中文化祭。
 いよいよ宗谷中文化祭も1週間後となりました。今年も例年に負けない楽しい企画と発表を生徒達が意欲的に熱心に準備しています。皆さん、10月21日(日)は、ぜひ宗谷中学校へ!

文化祭へ、いざスタート!

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■10月4日(木) 昨日はあちこちで楽器に没頭する姿が。楽器ができない私にとって生徒は偉大。「子どもはスゴイ」と認めることが信頼関係づくりへの入口。笑顔の写真も撮れました。
(『朝の打ち合わせ票』本間教頭メモより)

 中間テストが終わり、子ども達の心は一気に文化祭モード(10月21日開催)に高まったようだ。この前の放課後も、ホールの横の板の間にぺたんと座り込んで、合唱曲をきれいなハーモニーで歌っていたグループがいた。合唱の指揮者や伴奏者は、陽がすっかり沈んだ頃から居残りで(?)打合せ・練習。
 3年生は学級発表の『劇』のオリジナル脚本を1から相談し始め、どうやらもう完成させたようだ。そういえばこの前は、2年生が教頭先生に甘い声で「南中ソーラン」の指南をお願いに来ていたようだった。
 1年生はどうだろうか? 学級通信『翌檜(あすなろ)』で様子を発信されていた。

『 Great STAR 始動
 文化祭の学級器楽に向けての取り組みがスタートしました。…「4分音符が多いから余裕かな~、初日からみんなで合わせられるかな~」なんている考えは甘かった…。…読めない、…わからない、中間テストで集中力を使い果たした…。はっきり言って、ボロボロでした。』

 おやおや、1年生大丈夫かい?!と、思ったら、続きがあった。

『しかし、翌日の放課後練習では、自主的に楽器をセッティングする姿が。曲の冒頭だけですが合わせていくことができました! 』

 どうやら1年生も、つまずきそうになりかけたけれど、すぐさま体制を立て直し、よいスタートを切れたようです。その要因は、「昼休み返上の練習」それに「朝練」も。
 感激屋の担任は、早くも「かなり感動」の模様。

 というわけで、モードが一気に文化祭になった、今週の1コマでした。

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追伸 ホタテ燻製作業が始まりました!

 皆様、待望のホタテ燻製。昨日から製造作業が始まった。
 「燻製工房」の子ども達が、昨日加工・味付けの作業を夜の帳が降りるまで行った。最後の片付けでは、終わった解放感からか、キャアキャア言って楽しげにやっている一群も。でも、まだまだこれが始まり。この後も作業が続く。

 ここで、ちょっと紹介したいのが、先生方のがんばり。
 評判を呼ぶ燻製に完成させるには、良い味付けが大事。そのためには、むらなくホタテに味をしみこませるのがコツ。さて、それには何が必要か?!
 一定の時間を経過させたら、『玉』は表裏をひっくり返してだしの液をしみこませ、『耳』もかきまぜねばならない。それは先生方の仕事だ。
 「じゃあ、夜の9時半にしましょう。本当は夜中がいいけれど、現実的でないから、夜9時半!」
リーダーの田中先生の判断に、周囲の先生方は1も2もなく、「了解!」
 昨夜は、その時刻に担当の先生方が水産棟に集まり黙々と作業した。
 この後の加工過程にも、夜の作業がある。宗谷中の水産教育を陰で支えてきたのは、こうした先生方、歴代の先生方のがんばりだったんだな。
 これを読んだ皆さん、どこかで宗谷中の先生方に激励の言葉をお願いします!

2年「職場体験発表会」にお邪魔して

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 2年生の「職場体験発表会」にお邪魔した。
 職場体験を振り返り、感想や学んだことを9名一人ひとりがみんなに対してプレゼンを行っていた。照れ笑いしながら、画像の方を見ながらの発表が多いようだったが、とっても温かないい雰囲気の発表会だった。
 それは、「職場体験」を通じてそれぞれに達成感と満足感を得たことと、自分も仲間も同じように「大変な体験」をしてきたのだという「戦友(?)意識」が働き、お互いの発表を共感を持って聴くことができたからだろうか。

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 「改めて、消防士の皆さんがどれだけ厳しい訓練を重ねているのかがわかりました。」
 「お店の裏側を見て、こんなにがんばっていることがわかりました。」
 「大変さも含めて、いろんなことを知ることができました。」
 「想像以上に、本当に大変な仕事でした。」
 「体験学習は忙しくて大変でした。働くことはとても大変なことなんだなと思いました。」
 異口同音に子ども達が語った、「働くこと」の大変さ。

 「失敗をいろいろしてしまいました。でも、優しく励ましてくれました。」
 「従業員の皆さんがとても親切だったので、とても仕事がやりやすかったです。」
 その中でも、温かく見守り、手を差し伸べ励ましてくれる人がいることの安心感。

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 「将来は自分も働くことになるので、この経験を活かしてがんばっていきたいと思います。」
 「しっかりと勉強などをがんばって、将来の道を考えます。」
 「これから私は、日常生活の中であまり意識していないようなことに目を向けていこうと思います。1日の中で五感をすべて使えるよう努力していき、教えていただいたことを忘れず一日一日を過ごしていこうと思います。」
 「幼いころから保育士になりたいと思っていた私には、将来の道を決めることのできるとてもよい経験となりました。施設長さんのお話をきいて大変なこともたくさんあることを知りましたが、そこも含め、この体験学習で保育士になりたいと改めて決意しました。」
 「6時間でこんなに疲れたので、毎日働いている親はすごく疲れていると思います。そんな親に感謝したいです。」
 職場体験を通じて、将来の夢を目標と見すえたり、将来に向かって努力すべきことに気づいたり、感謝の気持ちをもったりできた9人の子ども達。素晴らしい学び、学習をしてくれた。心がじわっと熱くなる。
 こんな貴重な機会を提供してくれた体験先の皆さんに、改めて感謝の気持ちでいっぱいだ。

 最後に、体験先の皆さんからの激励の言葉を紹介させていただく。
 「初めは緊張も見られましたが、徐々に笑顔も出てきてがんばってたと思います。・・・とてもまじめに取り組んでいました!!」
 「大変礼儀正しく、お客様と明るく会話もできていましたよ。・・・美容師になるまでいろいろありますけど、これからもがんばってね! あなたなら大丈夫~(笑い)」
 「子ども達に対して優しくはなしかけ、接してくれたことで子ども達も安心して過ごせたと思います。」
 「『何かしますか?』と、積極的に聴いていた姿はとても良かったと思います。」
 「小動物の世話だけでなく、肉体的な仕事が多かった方で、よくがんばってくれました。夕方になるほど疲れたのか、顔は赤く、汗が見えていました。言葉も少なくなり、ほんとうに疲れたのかな?! ありがとうございます。今度は遊びに来てください。」
 「看護師の仕事に対し、興味を持って取り組んでいることが伝わってきて、こちらも気持ちよく指導をすることができました。『昼休み明けに質問に答えますから』と伝えると、きちんと考えてきてくれてうれしかったです。卒業したら、当院のやさしスタッフの一人として入ってくれることを希望します。お疲れ様でした。」
 温かい評価と激励の言葉、本当にありがとうございます。

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 最後に、2年生に辛口を1つだけ。体験先の皆さんの「評価」で、全体的に厳しい項目が1つありましたよ。
 それは、「明るい態度」。シャイで、内弁慶(?)のところを打破するように、さあがんばろう!

小中スポーツ交流―中学校を身近に感じる瞬間(とき)

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 「今日は、どうでしたか?」
 「楽しかったあ!」
 「キャッチボール、上手だったね。」
 「だって、うちのお父さんとやってるもの。」
 沿岸3小学校の5・6年生たちが『小中スポーツ交流』を終え、みな上気した、満足そうな顔で帰っていった。

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 『小中スポーツ交流』は、宗谷中の3つの部活が小学生を迎えて、それぞれに部活を体験させる内容の、沿岸小中連携行事である。
 この行事は、小中のつながりをつくり、小学生の中学校への抵抗感を少しでもなくし、中学生には小学生をお世話し活動させることを通じて、「先輩」としてのプライドや自己有用感を育めたらという思いの中で始まった。今年で6年目を迎える。

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 その行事も、ほぼ定着し、小学生は普段あまりやらないスポーツをすることや中学生に教わること、部活を模擬体験できることを楽しみにやってくる。
 中学生は、来年の部活に入る新人ゲットの機会ともとらえて、自分の部を盛んにアピールしたりもして微笑ましい。閉会式後も、「入ってね」「入ってね」と、小学生に握手で迫るキャプテンもいた。結構きつそうな筋トレを課した部もあったようだが、小学生の「受け」ははたしてどうだったのだろうか? 中学生のたくましさを魅力にできただろうか? 小規模中学校においては、毎年新人が入るかどうかは、まさしく死活問題なのだ。

 「どうしようかな?」
 「中学校になったら、何部に入ろうかな?」
 小学生のそんなつぶやきも聞こえた『小中スポーツ交流』。
中学校に入学するのが楽しみで待ち遠しい…小学生がみんなそんな思いで帰路につくことができていたら、こんな嬉しいことはない。

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職場体験-ステキなステキな教育的な日

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 「今、商品を並べていますよ。向こうの方で。」
 指をさした方向に姿は見当たらない。近くに寄って、そっとのぞくと、屈んで箱からペットボトルを取り出している。後方から見ていると、今度は一心不乱に黙々とペットボトルを棚に並べている。
「やあ、どう?」
驚いて振り返った少女は、にこっと愛嬌のある笑顔で
「楽しいです!」
と、答えてくれた。わが宗谷中2年の亜里香さんである。

 9月13日のホクレンショップ店内の一光景である。この日は、宗谷中2年生の職場体験の日。
 宗谷中の「職場体験」は、わずか1日ではあるのだけれど、実際に職業を体験し就労の喜びや大変さを体感する貴重な機会として実施されている。
 今年も、各職場・事業所の温かいご協力のおかげで、「一日飼育員」「一日保育士」「一日美容師」「一日店員」「一日職人」「一日消防士」「一日看護師」が誕生した。

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 各職場を回ると、それぞれに、懸命に仕事に向き合っていた。
 さわやかな笑顔でアヒル池を掃除し、「同僚」とコミュニケーションを取りながら働く飼育員。
 おむつをした年少児に目の高さで声をかけ、上手に着替えを促す保育士。
 三つ編みを器用に編み、「なかなか筋がいいよ。上手ね。」と、絶賛されている美容師。
 「笑顔が素敵なんです。すごく働いてくれています。」と、店長代理に喜ばれている店員。
 「少しぐらいおしゃべりしてもいいのに、無駄口言わずに、とにかく黙々と仕事してくれています。」と、心配されるぐらいにがんばる職人。
 「○○よ~し!!」「イチニ! イチニ!」命綱をつけ、レスキュー訓練に気合を込めて打ち込む消防士。
 仕事のレクチャーや患者に向き合う心構えを、うなずきながら真剣に聴いて学ぶ看護師。

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 「きっと、今日はぐったりですよ。」
 市立病院の看護師長さんは、波流風さんの様子に微笑みながらがんばりを伝えてくれた。

 「非日常」の一日に、一人ひとりが真剣に立ち向かったわが2年生たち。
 一日の「勤務」に、充実感や喜びを感じることができただろうか? 
 将来の「社会人」としての自分を、ほのかにでもイメージしただろうか?
 社会への入口に近づいている地点まで来たことを受けとめられただろうか?
 「自分にもできた」と将来に向けて自信が少しでも芽生えただろうか?
 心の中で感じた何がしかのことを、これからの「日常」に活かし、「将来の自分」のために「現在の自分」を磨き鼓舞するようになってもらいたい…。

 「教育とは、子どもへの大人からの激励である」
教育の本質をそう評した宗谷の大先輩がいらっしゃると聞く。
 9月13日は、宗谷中生にとって、まさしく教育的な一日であった。体験の場を提供して下さり、子ども達に温かい眼差しを送り、直にさまざま声をかけ、認め激励して下さった皆さんに、心から感謝いたします。
 来年も、受入れをどうぞよろしく!

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