25日(金)、今年度第1回目の授業参観および懇談会を行いました。
授業は、1年生国語、2年生音楽、3年生理科と、学坦の教科です。それぞれの授業において、授業の流れや参観のポイントなどを示したプリントを用意する参観者への気配りは、保護者との協働づくりにおける大事な工夫のひとつだと思います。
各学年とも、学坦と生徒との良好な関係が雰囲気として感じることができました。また、生徒たちの、新年度を迎え新たな気持ちで頑張ろうという学習への意欲も感じ取れる授業でした。
25日(金)、今年度第1回目の授業参観および懇談会を行いました。
授業は、1年生国語、2年生音楽、3年生理科と、学坦の教科です。それぞれの授業において、授業の流れや参観のポイントなどを示したプリントを用意する参観者への気配りは、保護者との協働づくりにおける大事な工夫のひとつだと思います。
各学年とも、学坦と生徒との良好な関係が雰囲気として感じることができました。また、生徒たちの、新年度を迎え新たな気持ちで頑張ろうという学習への意欲も感じ取れる授業でした。
11~12日、冷たい風が吹くとても寒い日
今年度の水産実習が始まりました。
宗谷中学校の「ふるさとに学ぶ産業教育」は、まさに〝学校の誇り〟であり〝地域の宝〟です。
同じ事を同じように取り組むことが伝統を守り受け継ぐことではありません。その時々の課題を真摯に受けとめ、試行錯誤しつつも工夫改善に努力してきた財産が、学校と地域の人々との「深い絆」として現在に確実につながっています。
快晴
本日、入学式を挙行し、7名の新入生を迎え入れました。 全校生徒33名、教職員14名で平成26年度の学校づくり・教育活動の始まりです。式辞では、凡庸な自分の言葉を割愛し、宗谷中の宝である「生徒会憲章」(2008年制定)に示された『めざす学校像』を紹介し、みんなでその実現を図っていこうと呼びかけました。生徒会長の歓迎の言葉、新入生の決意の言葉は、活動への意欲を感じ取れるステキな内容でした。
鎌田校長の後任として、猿払拓心中学校より赴任しました石川です。慣れないHPに四苦八苦しつつも、何とか更新を途切れさせないよう頑張ります。よろしくお願いいたします。
平成26年3月11日、第47回卒業生9名が宗谷中を巣立っていきました。ご来賓・卒業生保護者の皆さんからは、「よい卒業式でしたね」というお褒めの言葉をたくさんいただきました。
参加された皆さんが心を動かされたのは、卒業生が3年間の宗谷中生活を通じて人間として確かに成長した姿や感動的な卒業式にしようと卒業生・在校生がそれぞれにその役割を果たそうとする真剣な姿を発見したからであり、そうしたやりとりの中で卒業生と在校生、卒業生と卒業担任との深い絆…それらのことをしみじみと感じていただけたからと思います。
特に、卒業生『答辞』の中で伝えられた3年間の歩みは、子どもの成長の道筋を私たちによくわかる形で示してもらい、はっとさせられるものでした。自分の弱さや幼さに気づき、もがき悩み、仲間とぶつかりあいながらも、自分を高めることや仲間を信じることに向かっていった子ども達。そうしたことが、信頼できる自分をつくり、他者への理解を深め、夢や目標に向かう意志を形成することにつながりました。
子ども達は意欲的にがんばることもあれば、失敗もします。気持ちよくつながり合える時もあれば、ぶつかり合うこともあります。それら全てが子ども達の成長の糧であると、卒業式を通じてわれわれ大人は改めて実感しあいました。
ところで、子ども達があらゆることをその成長につなげられるのは、子どもを包む大人が子ども達を信じて待ち、手を携えあって見守るという環境があってこそです。
宗谷中には、保護者と宗谷沿岸地域の中にそうした素晴らしい環境が存在します。
卒業生は、皆さんに成長を支えてもらったと感謝を述べました。支えに気づき感謝できる卒業生を誇らしく思うと同時に、卒業生にそうした心を育んでくださった保護者と地域の皆さんに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
そこで、感謝と言えば、私もです。
この度、異動内示を受け、平成26年3月31日をもって稚内市立稚内東小学校への転出することとなりました。平成24年8月16日以来約1年8ヶ月間、保護者の皆さん・地域の皆さんに、たいへんお世話になり、支えていただきました。誠にありがとうございました。
また、週1~2回程度でしたが、ホームページ上で『学校長日誌』を発信してきましたが、まとまりのない駄文にもかかわらず熱心にアクセスをいただきました。読者の皆さんにも心より厚く感謝申し上げます。
宗谷中には2年に満たない、たいへん短い期間でしたが、富磯小も併せると宗谷沿岸では4年間の校長生活。そして、2年間の大岬小教頭生活を含めて計6年間、宗谷沿岸で温かく受け入れていただき大きな支えをいただきました。また、PTA活動・子育て連協・各地域行事等で様々な教えをいただき、多くのことを学ばせていただきました。
管理職としてのあり方を1からご指導くださった各校保護者の皆さん、沿岸各町内会の皆さん、漁協関係者の皆さんには言葉に尽くせないほどの感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。
今後も、宗谷中への熱い応援と、私に対する更なるご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、転任にあたってのご挨拶と致します。
宗谷中学校
第16代 校長 鎌田 正之
平成25年度の修了式は、3月25日に行われました。
修了式では、3学期目標への取り組み状況の振り返りを通じて、1年間のがんばりと成長を確かめ合い、新年度に向けての意欲と決意をもちあいました。
3学期の目標は、次の3つでした。
1.3年生は進路を実現しよう。
1・2年生は新しい学年を自信をもって迎えられる自分づくりに努めよう。
2.『心優』をめざして、具体的に行動する自分、激励し合う関係を深めよう。
3.感動的な卒業式を創ろう。
3年生は見事に全員が第1志望で進路をかちとりました。
1年生・2年生の「自分づくり」は、どうだったでしょう?
「自分磨き」の基礎学では、1年生では全員が全級シルバー以上合格を達成しました。2年生ではまだ全級合格になっていない人もいますが、休み時間などで合格に向けた努力が続いています。全級ゴールド合格の人も1・2年生の6割を超えています。自分磨きは進みました。
また、担任の先生『通知票』に書いた所見からも自分磨きを発見できました。
「わからない問題を投げ出さずに、クラスメイトに質問できるようになった」
「活動の後片付けまでしっかりやり遂げる姿が見られた」
「合唱では、自ら進んで大きな声で歌い、周りの雰囲気を盛り上げた」
「全級合格後も、基礎学ノートは提出するという目標をたて、復習し、努力した」
「展示実行委員会で、自主的にがんばる姿が見られた」
「学級の話し合いで自分の考えをしっかり持ち、発言しようとする姿勢が見られた」
「自分づくり」は進んだととらえあいました。
2つめと3つめの目標の達成度は、卒業式にその成果が現れています。
来賓、小学校の校長先生、保護者から「よい卒業式だった」という言葉をたくさんいただきました。「感動をもらった」と言ってくれた人もいます。
3つめの目標、「感動的な卒業式を創る」は、しっかり達成できました。
「感動的な卒業式」は、卒業生のがんばりだけでは創りえませんでした。それは、1・2年生のがんばりがあってのことでした。準備段階、当日の、式に臨む1・2年生の姿・卒業生への視線・在校生合唱・全校合唱のがんばりが感動的な卒業式を創ったのです。
また、1・2年生の姿・態度・懸命ながんばりの原動力は、卒業生への感謝の心であり、全校生徒で『心優』になろうとする意志・相互に激励しあう心の交わりであり、在校生同士の協力のしあい・力合わせです。それらは、2つめの目標の達成の姿です。
卒業式を通じて、2つめ・3つめの目標が達成できたと確認し合いました。
3学期の目標達成は、すなわち、この1年間、全校生徒がそれぞれに成長し、学力をつけ、心を育てたことの証です。
きっと、1・2年生は、先輩として、最上級生として、胸を張って後輩を迎え入れることでしょう。そして、仲間を尊重し、信頼し合って手をつなぎ合う姿を、先輩として、新1年生にしっかりと見せてあげることでしょう。
新年度が、今から楽しみです。
修了式の後には、離任式が行われました。
そこには、離任する先生方の話をしっかり聴く宗谷中生の姿があり、お世話になった先生方への心をこめたお別れの言葉と歌声があり、アーチの中会場を去って行く先生方と子ども達の温かい交流がありました。
こうした姿に、子ども同士はもとより、生徒と教職員が心を合わせてつくってきた宗谷中の1年間が凝縮しているように思いました。
保護者と地域の激励と支えの中で、子どもが育ち、心が通い合う宗谷中。
来年もまた、新しい顔ぶれで、生徒が主役の豊かな宗谷中教育が創造されることを信じています。
「卒業生退場!」
パカッと割れるはずくす玉が、引っ張っても引っ張っても、ぎしぎしはいうもののなかなか割れません。会場からくすっと笑いがもれると、涙を流さんばかりにしていた卒業生の顔にも笑顔がこぼれます。
パカッ! シャワシャワシャワア・・・。
ようやく割れて、紙吹雪と共に「卒業おめでとう」を垂れ幕がおりると、会場から大きな拍手が湧きました。
担任の平川先生を先頭に、一人ずつ、胸を張り、みんな笑顔で退場していきます。
祝福の拍手が、最後尾の卒業生の姿が見えなくなるまで、式場に大きく響き渡りました。
「とっても、いい卒業式でしたね。」
「いい卒業式でしたね。」
来賓の皆さんから、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。沿岸の小学校の校長先生からもお褒めの言葉をいただきました。ありがとうございます。
「子ども達、あんなこと考えていたんだね。成長したよね。」
卒業生の保護者の皆さんは、わが子と学級の仲間の成長に目を細めました。
卒業生の立派な態度、3年間の率直な振り返りと周囲への感謝にあふれた答辞、そして9人という少なさでも素晴らしいハーモニー・声量を響かせた卒業生合唱。
在校生の責任感にあふれた態度、しっかりとした生徒会長の送辞、力を存分に出した在校生合唱。
そして、最後の全校合唱。
厳粛な中にも、子ども達の意欲、先輩後輩の美しいエールの交換、宗谷中生の絆の強さを感じることができた卒業式を、参加者の皆さんは心から評価してくれました。
とても嬉しかったです。きっと、卒業生も満足して巣立つことができたことでしょう。
9名の卒業生。男子2名に女子7名。
3つの小学校から集まってきた8名と、中2の春に転校してきた1名の卒業生。
ほとんどが小学校時代からの知り合いではあったこと、全員でも9名の少人数ではあったものの、心を通わすまでには長い期間が必要であったようです。
ぶつかり合いも含めいろいろな出来事が他者理解を広げ、自分の心にも向き合えるような力を育んだようです。また、様々な行事や学級活動を共に取り組んだことも、認め合いやわかりあいにつながったようです。
そうした3年間の心の動きをたどった『答辞』が、会場中に共感を呼び、卒業生の成長をみんなで実感することができました。
そして、卒業生が、自分たちに関わってくれた人たちが自分を成長させてくれたと、感謝の言葉を述べたことも、会場を深く感動させました。
今年はソチオリンピックに湧いた年でした。
メダリスト、日本中を感動させた選手たち、そのいずれもが語った言葉も「感謝」でした。
感謝の心を持てる人は、目標に向かって自分を鼓舞し、くじけぬ意志でそれをやり遂げようと努力できる力を蓄えた人です。
宗谷中の9名の卒業生も、そうした力を蓄えて巣立っていった…誰もがそう感じた卒業式でした。
卒業おめでとう。
まぶたを閉じると、胸を張って未来を歩んでいる君たちが浮かびます。
「皆さん、ここに円陣を組んで下さい。」
3年生代表の楓華さんの呼びかけに、1・2年生が集まり、全校生の円陣ができました。
「明日は本番。1回しかないので、みんなで大きな声を出してがんばりましょう!」
「がんばるぞー!」「オッー!」
「エヘヘヘ・・・。」「ハハハハ・・・。」
笑顔が広がります。みんなの心がつながっていくのがわかります。
卒業式の総練習を終え、全校合唱の最後の練習を始めようとする直前の出来事です。
全校合唱最後の練習の歌声は、卒業式総練習よりもさらに磨き上がった歌声でした。
笑顔が増え、口の開け方が縦に大きくなり、歌声が力強くなりました。
3年生の引っ張りに、1・2年生も応えて、きれいなハーモニーが響きます。
心地よい一体感の中にいるようでした。
どの顔も満足そうでした。
3年生はとても嬉しそうでした。
卒業式は、3年生には最後の授業であり、自分が主人公として責任を果たす機会です。
総練習で3年生は、その自覚をもって証書授与を立派にやり遂げ、卒業生合唱では9名という少ない人数を感じさせない素晴らしい歌声を披露してくれました。どの人の心にも熱く響いたことでしょう。1・2年生もしっかり見つめていました。
しかし、素晴らしい卒業式は、卒業生の力だけでは創ることはできません。
会場に凜とした空気を生み出し、卒業生と在校生との確かなバトンタッチが会場で見守る誰もが感じられるような、1・2年生のがんばりが必要です。
送辞・在校生合唱・全校合唱・・・1・2年生にも出番があります。1・2年生がどんな心で臨むのか、場面場面でどうがんばれるのか・・・。卒業式の成否を1・2年生も握っているのです。
当日を迎えるまで、式練習・合唱はもとより、式場設営・展示や掲示、『祝う会しおり』、『学事報告』の丁合など、一貫として意欲的に献身的に取り組んでくれた1・2年生。明日は、最後で最大のがんばりの見せどころです。
総練習後の、手直し練習前に3年生が呼びかけてくれた円陣。
かわいい後輩達へ、仲間のために勇気を持って行動する宗谷中の伝統を引き継いでほしいという激励のこもったエール。そこには、卒業式の場を必ずそのステップにしていってほしいというメッセージがこめられているように感じました。
いよいよ明日は卒業式本番。
感動的な卒業式で卒業生を送ろう。これは、3学期の最大のミッションでした。
そのことは、お世話になった3年生に対する1・2年生の最後にできる恩返しです。そして、素晴らしい卒業式で卒業生を送り出せた時、1・2年生も上級生への階段を1つ上ったという自信を自分の中につくりだすことができるでしょう。
本番は、1回だけです。
「3年生の思いや学んだことが伝わってきて、よかったです。」
「3年間を振り返った発表を聞いて、たまに自分に置き換えて考えたりして
その通りだなと思ったり、すごく勉強になりました。」
「苦しいこともあったけど、それを乗り越えていくのがすごいと思いました。
ぼくも、くじけず、がんばって立ち向かって行けたらいいと思いました。」
「仲間のよいところをたくさん見つけて、すごいと思いました。
1年生も、3年生のように団結していきたいです。」
2年生・1年生の代表が、そう感想を述べました。
7日(金)午後、『答辞発表会』が開かれました。
『答辞発表会』は、卒業生全員が、中学校生活3年間を振り返って、自分の体験や学び、次への決意や希望を後輩や保護者・教職員の前で発表する会です。
1学年の人数が少ない、小規模中学校の宗谷中ならではの伝統イベントです。
今年も、卒業生一人ひとりが自分の体験―その時自分が何を感じ、何に悩んでいたのか、悩んでいたことにどう立ち向かい、どう克服してきたのかなどを驚くほどありのままに振り返り、率直に文にしたため、それを発してくれました。幼い心でわがままだった自分、友達とぶつかったこと、不安いっぱいで折れそうだったあの頃・・・。
とつとつと、しっとりと、時には涙をこらえたり、言葉をかみしめながら・・・。
1年生も2年生も、保護者も教職員も、会場のみんながじっと聞き入りました。
・まず、自分のできることを全力でやろう。
・挑戦しないとわからない体験や考えがある。挑戦してみようという気持ちを持とう。
・失敗は心を成長させる。
いろんな失敗を通して、学び、考え方や見方を大きく成長させられる。
・きちんと向き合って、話し合うことが解決への道。
・いろんな人との関わりをするからこそ、学べ、そして成長できる。・・・
3年生の発表の中から、後輩も教職員も、たくさんのことを教えられました。
そして、発表会を通じて、3年生一人ひとりが皆、成長した自分を発見し、自分で自分を認めて宗谷中学校を巣立っていくことができることを知りました。
3年生全員が不安や悩み・自分の弱さに挑んで、成長をかちとり、これからの人生に活かすことができるたくさんの学びをしたことを知りました。
とても嬉しかったです。
また、自分の成長を支え、後押ししてくれた人の存在にも気づき、家族や先生方、仲間に対して全員が感謝を述べていたことも嬉しいことでした。
成長する力・可能性は、子どもら自身の中にあります。
しかしながら、それを表層にまで引き出していくには、大人の支えや激励が必要です。そして、共に育ち合う仲間が必要です。
『答辞発表会』では、3年生一人ひとりがそのことを体験的に学び、その輪の中にあって成長できたのだという実感と感謝の気持ちを、心からもっていることを感じることができました。
3年間で、確かにみんな成長した・・・そんな喜びがじんわりと会場に広がりました。
「成長するもんだね。いろいろ考えて過ごしていたんだね。」
わが子の成長が感慨深い、愛加さんのお父さんです。
「とっても、いい取り組みですものね。感動しました。」
吹雪の中、わざわざ足を運んで下さった宗谷漁協女性部長の神さんは、笑顔で帰られました。
3年間の学びをしっかり刻み込んだ『答辞』を胸に、来る卒業式を卒業生9名は立派にやり遂げてくれるだろう、そう確信できた『答辞発表会』でした。
昼休み、多目的ホールには、在校生の合唱が響いています。
教頭先生が激励に足を運んだら、イイ雰囲気で歌っていたとのこと。
「自分たちからやってるの?」
そう尋ねたら、
「そうなんです」
と、明るい回答が返ってきました。
限られた練習だけでは卒業生の心に響く歌声はつくられないと生徒会役員が感じ、みんなに呼びかけて、この自主練習が始まったようです。嬉しいことです。
生徒会役員は、3年生と1・2年生との最後の楽しいふれ合いの場もつくるなど、全校のリーダーとしてがんばってくれています。
さて、今日5日は公立の入試日。
本校3年生9名は、全員が公立第1志望です。
集合時刻前には全員、忘れ物もなくきっちり集まったとのことです。きっと、ポケットには後輩達が送ってくれたお守りを忍ばせてきたことでしょう。
霊験あらたかな宗谷中神社のお守りで勇気づけられた3年生は、筆記試験においてこれまで培ってきた実力を存分に発揮したことでしょう。
学校に残った1・2年生は、会場設営を行ってくれました。
体育館に紅白幕を張り、ステージ前に合唱台をセッティングしました。
体育館を覗いたら、もう設営は完了し、合唱練習中でした。
「子ども達がどんどん仕事をしてくれたので、たいしてすることはなかったです。」
事務の村元さんが、そう教えてくれました。
さすが、宗谷中生です。
職員室では、インクジェットプリンターから可憐な女の子の絵がついた表紙や3年生の写真入りのプロフィールが次々と印刷されています。
卒業を祝う会実行委員会が原稿を集め作成した、「祝う会」のしおりです。
これも、1・2年生の仕事の結晶です。
3月も5日が過ぎ、卒業式まで1週間を切ってしまいました。
進路実現へのチャレンジ、感動的な卒業式に向かっての取り組みが本格化している、今日この頃の風景です。
24日(月)、学校評議員会を行いました。
本校の4名の評議員さんは、町内会長・町内会役員・民生児童委員・保育園園長を兼ねている方々で、まさに多士済々、皆さん誠実で宗谷沿岸の良心とも言うべきメンバー揃いです。
きびしいこと率直に言っても下さいますが、学校のため、子どものためと思って考えてくれ、力になっていただいているところです。
第2回目の今回は、1年間の学校経営総括について説明し、ご助言をいただきました。
今年度の学校経営総括については、2学期末にとった「学校評価保護者アンケート」結果についての報告を中心に説明をしました。
保護者の皆さんが下してくれた今年度の評価は、やや厳しいものでした。
①全体的に、前年に比較すると、評価が下がってしまいました。
②特に、「子ども理解」・「授業評価」が低い値になっています。
③また、「学校と家庭の協力関係」、「わが子が学校と楽しいと感じているか」の評価も低い値になっています。
④記述では、「子どもの声を聞いてほしい」という要望が出されています。
A・B・C・D4段階評価のうち、C・Dが増えたことを謙虚に受け入れ、「期待しているからもっとがんばれ」という保護者の激励だと受けとめて、3学期から教職員一丸となってがんばっていると伝えました。
また、授業評価では生徒アンケートではまた違った、やや肯定的な傾向がでていること、新リーダーの2年生を中心に、「自分たちが学校の主人公であるという実感がある」という意識が高まっていることも、併せてお伝えしました。
評議員さんは、現在の子育て教育環境の難しさを異口同音にお話されました。
「関係づくりが難しくなった時代だ。」
「便利にはなったけれども、心が過敏になりがちだ。」
「大人の関係づくりも難しくなってきている。」
「不安を持ちながら子育てをしている保護者も多いだろう。」
そうした話と共に、教職員に対する共感的な思いも言って下さいました。
「先生方は、そういう時代に保護者と信頼関係を形成するので、
本当に大変だと思う。」
力不足を心でお詫びしつつ、がんばらねばと思わされました。
また、宗谷中の教育について、いくつもの示唆・助言、そして激励をいただきました。
「子どもの教育については、親の願望をおしつけるのではなく、
子どもの発達段階に応じた、その時期に必要なステップを
踏ませるようなあり方が必要である。」
「『学力』というが、宗谷中では、テストで良い点数をとることを目的とする教育
ではなく、大人になっても生きて働くような
『かしこさ』を持つ子に育つような教育を展開してほしい。」
「宗谷中の産業教育は、どこにもない貴重で誇れる教育活動。
灯を絶やしてはいけない。」
「宗谷のPTA活動は、全道のトップレベル。これからも活発に活動してほしい。」
「産業教育等、評議員としても学校への、できる協力を行っていきたい。」
立ち止まってはいられない。背中を押された気持ちになりました。
来年の評議員再任も皆さん快くOKしてくださり、心強さもましました。
信頼される学校づくりをいっそう進めるよう、必ずがんばっていきます。