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『ふるさと街づくり標語』

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「父の海  資源の恵み いつまでも」(亜里南)
「この努力 自分の道を 開く鍵」  (朱夏)
「最北の  温かな教え ありがとう」(亜里香)

 宗谷沿岸子育て連絡協議会(沿岸子育て連協)が毎年実施している、『沿岸ふるさと街づくり標語』の中学校の部、各学年の今年度の最優秀標語です。
 『ふるさと街づくり標語』は、沿岸の児童生徒の健全育成=ふるさと宗谷に対する誇りと愛着をもつ子どもに育てることをねらい、長年にわたって取り組まれているものです。
 今年も沿岸3小の児童、宗谷中生、保護者・地域の方、教職員から作品が寄せられました。

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 宗谷中生も全員が標語を制作し、応募しました。
 ふるさとが自分の目に映る姿、ふるさとへの愛情、父の仕事、母のやさしさ、自分がなりたい姿などをそれぞれに短いフレーズに表現しました。
 最優秀賞作品には、ふるさとへの願い、自分が育った環境への感謝、地域への感謝を込めて自分をいっそう高めようという決意、そうした思いが込めらていると感じました。

 標語の審査には、子育て連協の役員である、町内会長さん・PTA会長さん・民生児童委員さん・校長・教頭などがあたり、数々の力作から真剣に悩みながら優秀作品を選びました。

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「ふるさとに 誇りを持って くらしたい」(龍哲)
「将来は   正しく優しく 良い大人」 (美咲)
「親父見て  目を輝かす  小さな漁師」(光太)
「ありがとう しかってほめる 思いやり」(夏流雅)
「白衣着て  働く笑顔   夢抱く」  (波流風)
「雪を踏む  足跡未来に  つなげたい」(愛加)
 最優秀作以外にも熱い思いが込められた作品を、子ども達は創り上げました。

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 保護者・地域の方の作品も紹介しましょう。
「気づいていますか あなたの足下に 目には見えない 大切なものがあることを」
「子どもの瞳に 映る沿岸の 人びとの強さと あったかい心」
 子どもへの温かな眼差しとメッセージ、やさしい愛が感じられます。また、子ども達にとって、こんな大人、地域のおじさんでありたいという秘めた思いも伝わってきます。

 ふるさとで地域の愛に包まれて育っていること、恵まれた環境の中で育っていることを、標語づくりを通じて子ども達は、きっと改めて感じたに違いありません。
 そのことを自信とエネルギーにつなげて、残された中学校生活、そして未来を精いっぱい生きていく宗谷中生であってほしいと願っています。 

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受験生と後輩達―私立入試の日

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 2月18日。今日は、私立入試の日。3年生全員が入試に臨みます。
 昨日午後から「暴風雪警報」が発せられ、本日の天候が危ぶまれました。
 道東・オホーツクは相当ひどい天候だったようですが、稚内でも昨夕から徐々に風が強まり、一部の道道が吹雪のため不通になっていて、今日を心配していました。
 昨夜から天気予報をたびたびチェックし、今朝も早朝から模様を見ていましたが、幸い強風ではありますが雪はともなっていなく、暴風雪状態ではありません。
 学校も「通常授業」とし、私立入試も定刻通り始めるとの連絡を受けました。

 昨日は、前日の下見のために、給食後下校する3年生を在校生が見送りました。
「それじゃあ、行ってきま~す!」
 そう言って、帰りのスクールバスに乗り込む3年生を拍手で送りました。
 今日一日で5教科と面接を受ける3年生。
 後輩達からのお守りを持参し、きっと、がんばってくれることでしょう。

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 3年生が下見に行った日の放課後、1・2年生は卒業式に向けての実行委員会活動を行っていました。展示と装飾の2つの実行委員会に分かれて、それぞれに作業に取り組んでいます。
 この日からしばらく、部活はお休み。放課後の時間は、3年生のために使います。

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 卒業式在校生合唱の練習も始まっています。
 これまで導いてくれたり支えてくれたりした先輩へ感謝の気持ちが届くような合唱をつくろうと、心をこめてきっと歌っていることでしょう。

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 午後3時を過ぎて、受験引率の桑畠先生が戻ってきました。
「無事、試験が終わり、全員が帰宅しました。」
「どんな様子だった?!」
「試験は『ちょっと難しかった』と言っていましたけど、
 『面接は緊張しなかった』って言ってましたね。」

 面接練習の時に、けっこう緊張していた3年生ですが、練習の成果が出たのかな?
 それとも案外、度胸があるのかな?
 これなら、受験結果はきっと、大丈夫でしょう。
 次、公立入試は2週間後です。

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父親参観日―絆を深め合った一日

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 2月10日、父親参観日を実施しました。
 風邪で体調を崩し急遽参加できなくなったお父さんなどが複数名以上あり、参加率は少なめになってしまいましたが、それでも半数を超えるお父さんが参加して下さいました。
 学校から呼びかけると駆けつけてくれる、協力的で子ども思いのお父さん達ばかり。心強いこと、この上ありません。

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 まずは、子ども達の授業を参観していただきました。
 1年生は家庭科で、リンゴの皮剥き実習。
 2年生は体育で、バスケット。
 3年生は理科。入試を目前に控えて、過去問などを活用した対策学習でした。

 1年生の子ども達の慎重な包丁扱い、上手に向ける子もいれば、少し身の削りが多いかなという感じのむき方の子もありました。お父さん方は笑顔でその様子を見つめています。
 お父さん方と仲間の前で注目されながらのリンゴ皮剥きに、皆やや緊張気味。おまけに、お父さん方のちょっと大きめの笑いや冷やかしのかけ声もかかりますが、子ども達は嬉しそうに取り組んでいます。

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 体育館ではフロアの隅にすわったお父さん達が、授業の様子を見つめています。ボールさばきから始まり、2人でのパス交換、3人での動きを取り入れたパスアンドゴーの様子をじっくり見つめています。
 お父さん方に見つめられた2年生は、普段に比べると少し大人しめ?

 3年生の理科は、高校入試に向けた総復習の学習。教室の空気がピーンと張りつめています。
 真面目な顔で問題に取り組み、先生の説明に耳を傾ける子ども達。
 お父さん方は感心の表情で、静かに見つめています。

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 授業参観の後は、ミニバレーで汗を流しました。
「オーッ!」「うわっ!」「ナイス!」
 好プレー・ファイトあふれるプレーで、盛り上がる試合。
「ちょっと(打点)高すぎないか?!」
 たまに、恨み節(?)も。
「さあ、そろそろ本気出すぞ。」「・・・・・・」
「おい!」「はははは・・・」
 軽妙なやりとりや珍プレーには、愉快そうな笑い声が。

 汗を流した後は、交流会で和気あいあい語り合い。
 先生方とお父さん、お父さん同士、わかりあいと絆を深め合った一日でした。

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入学説明会―「楽しみ」と、笑顔

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「今日はどうでしたか?」
「中学校に来るのが楽しみになりました!」
「中学校に来るのが楽しみ。」
「私も。」
 沿岸の小学6年生が、笑顔で答えてくれました。
「今日はどうでしたか?」
「う~ん。ちょっと緊張しました。」
 中には、緊張がとけて、ほっとした顔もありました。

 先週金曜日、7日に行った入学説明会後のやりとりです。

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 入学説明会の日程・内容は、次のような中身です。
(1)開会式―校長の歓迎の挨拶
(2)授業参観・校舎見学
(3)生徒会主催による学校説明会
 校長の挨拶は別として、先輩が授業している様子、校舎案内をしてくれた宗谷中の先生方のやさしい対応、興味が湧くような説明、1・2年生の先輩全員による学校紹介などで、中学校=宗谷中での生活のイメージを描くことができ、漠然と抱いていた不安が少し小さくなったのでしょう。
 そして反対に、期待はいっそうふくらんだようです。

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 生徒会のよる説明会では、先輩からの質問もありました。
「中学校で楽しみにしていることは何ですか?」
「部活です。」
「あっ、ありがとうございます。」
「好きなスポーツは何ですか?」
「野球です。」
「ぜひ野球部に入って下さい。」
「中学校では何をがんばりたいですか?」
「部活です!」
 3名の新入生男子の回答、先輩のコメントに会場が沸きます。新入生男子は皆、部活を楽しみにし、意欲を燃やしているようです。

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「好きな教科は何ですか?」
「うーん、えーと、うーん・・・。特にありません。」
「給食の好きなメニューは何ですか?」
「えーと、フツーのごはんです。」
 新入生女子の回答の様子に、会場に笑顔があふれ、場がなごみます。

「皆さんには、早く入学したいなと思ってもらいたいです。
 今日はしっかり聴いて下さい。」
 生徒会説明会の冒頭、瀧生徒会長がこう挨拶しました。
 どうやら、会長の願いが叶い、7名の新1年生は宗谷中学校の門を早くくぐりたい、いろんなことにがんばるぞという気持ちを新たにしてくれたようです。

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性教育-「つながる心」をもつ生徒に

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「わあ、かわいい!」「かわいい!」「笑ってるう!」
 お母さんの膝の上にお座りし、顔を向けるとにこにこ笑い返す赤ちゃんを見て、歓声を上げ、満面の笑みの子ども達。

 1年生の性教育の授業の様子です。この性教育の授業に、乳児のいる校区のお母さんにお願いをして、赤ちゃんを連れて来ていただきました。赤ちゃんの抱っこ体験をさせてもらうためです。

「かわいい!」
「抱き方、うまいね!」
「さすが、お兄ちゃんだね。」
「ほら、抱いてごらん。」
「えっ、えっ」
「ここに手を入れて、ほら。」
「えっ、ちょ、ちょっとパス!」
 上手に抱っこできる子、喜んで抱っこする子もいますが、慎重に抱いて赤ちゃんに窮屈がられる子もいれば、体がこわばってしまってなかなか抱っこできない子もいます。
 物とは違う、ペットとも違う、命ある人間の赤ちゃんを抱っこすることは、子ども達によってはとても緊張するものだったようです。

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 1年生の授業は、「いのちの誕生を学ぶ」。
①自分は奇跡的に生まれた大切な存在であることに気づく。
②お母さんと赤ちゃん自身の力とが一緒になって生まれてくることがわかる。
③自分は家族や周りの人たちにとってかけがえのない存在であると気づく。
そんなことをねらった授業です。

 まず、私たちの命についてその誕生する経過を最新の科学をもとに学び、次に自分たちのお母さん方の出産前後の気持ちを知り、3つめに「妊婦体験ジャケット」を装着して妊婦を疑似体験し、そして最後に本物の赤ちゃん抱っこ体験をするという授業の流れでした。

「早く、あなたに会いたいなと思っていました。生まれてくるのが楽しみでした。」
「生まれて、すごく嬉しかったです。」
「幸せな気持ちになりました。」
「涙が出てしまいました。」
「ちゃんとした親になれるか、不安でした。」・・・
 お母さん方から寄せられた文を、子ども達は真剣に見つめていました。
 きっと、自分の存在を愛おしく思ったに違いありません。
 そして、抱っこした赤ちゃんの体温に命を感じ、無防備に抱かれるままの赤ちゃんに大事にしなくてはという心理が働いたことでしょう。こうやって、自分も大事にされてきたのかな?と、思えた子もいたに違いありません。

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 先週は2年生で性教育授業が行われました。
 2年生の学習は、「多様な性について考える」。
 「性同一性障害」―心の性と体の性との食い違いを持つ障害を抱えた人がいることを伝え、その人の実際の生き方、生き様を映像で見て考える学習でした。

 映像の主人公は、「性同一性障害」を抱えて生きるプロボクサー真道ゴーさんです。自分は男性と思う心と体は女性という食い違いに悩んでいた真道さん。お母さんに打ち明けたときに、
「男とか女じゃなく、目標を持って笑顔で生きてくれたらそれでいい」
と受け入れてもらえた。その後、「ボクシング」という目標を見つけて自分らしく生きようと努力し、世界チャンピオンになり、自分のジムを開くまでになった。女性のパートナーと共に。

 子ども達は真剣に見ていました。それぞれに感じるものがあったようです。
「目標を見つけることができてよかった。」
「恋人もできてよかった。」
「いろいろな性があることがわかった。」
 多様な性があり、それはごく一握りの人だけでなくそれなりの割合で存在し、決して特殊な人ではないこと。そういう人たちの中には生きづらさをもちながら悩んでいる人がいること。その中でも自分らしく生きようと前向きに努力している人がいること。そんなことを子ども達は学びました。

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 これからの私たちに求められていることは、何でしょう。
「多様な性があり、どんな性の人も一人の普通の人間。
 無理に理解しなくてもよいです。そういう人がいるんだなと知れば良いです。
 世の中にはいろんな人がいて良いんだなあと思ってほしいと思います。」
 授業はこんなふうにまとめられました。

 本校の性教育は、「自他の性と向き合い、つながる心と豊かな人間関係を築く生徒の育成」をねらった心育ちの学習です。
 男女それぞれの体のしくみやその変化、あるいは多様な性があることを知る。
 生命誕生のメカニズムや新しい命が誕生したときの父母の喜びを知る。
 そうした学習を通じて、自分を愛し、他者を尊重しつながる心・対等でみんなが生かされあう関係や集団をつくる力を育もうとねらって実施しています。

 授業を通じて子ども達が、自分自身と仲間を丸ごと受け入れ、自分をとりまく世界の温かさを感じ、こちらからつながりあおうとする自分に少しずつ着実に高まっていくだろうと思っています。

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合格祈願―がんばれ3年生!

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 本日、生徒会による全校集会が行われました。
 集会のねらいは、受験に向かう3年生への激励とお守りのプレゼントです。
「3年生の皆さん、今までがんばってきたことを発揮して、受験をがんばって下さい。」
 瀧生徒会長の激励の挨拶に続いて、1・2年代表の生徒が3年生一人ひとりにお守りを手渡しました。お守りは、生徒会が丹精込めて作った、手作りのものです。
「3年生の合格を祈願してお守りをプレゼントします。
 このお守りを持って、受験をがんばってください。」
「ありがとうございます。これを持って、受験でがんばります。」

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 生徒玄関前には、毎年恒例の宗谷中神社が建立されました。これも、生徒会の準備です。
 そこには、大きな合格祈願絵馬が飾られています。
 絵馬には、受験突破をめざす3年生が決意を書いたカードを貼っています。

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「全力を尽くす!」
「受験では合格できるように、気合いを入れてがんばる。」
「今までたくさんの努力をしてきたから、絶対9人全員で合格するぞー!!☆☆
 そして、みんなでとびきりのスマイルを☺ 」
「いろんな人からの協力を無駄にしないように、成果を発揮して絶対合格する!」
「支えてくれた人たちに感謝をしながら、受験勉強をがんばって、
 進路実現に向けて合格目指してあきらめずに頑張る!」
「高校で楽しい学校生活送れるようにがんばる!
 あと、体調と転ばないように気をつける!(笑)」
「3年生全員合格できますように♡」
「9人で力を合わせてがんばろう!」

 力強い言葉が並んでいて、頼もしいです。

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 1・2年生、先生方からの激励の言葉も貼られています。
「目標を達成できるように、あきらめずがんばってください。」
「緊張すると思うけど、自分のベストを出せるよう受験がんばってください。」
「今まで勉強してたくわえた力を充分に発揮して、くいのないように頑張ってください。
 応援しています。」
「授業や学習会などでがんばった成果を発揮してがんばって下さい。
 応援しています。」
「受験では、精いっぱい力を出して頑張って下さい。応援しています。」
「一日一日を大切して中学校をすごしてください。」
「自信をもてば、きっと受かると思います!!」
「目指せ合格!」
「合格できるよう祈っています。」

 後輩や先生方の激励、9人の仲間と共に挑戦することを勇気に、今まで努力して蓄えた自分の力を信頼して、必ずや進路を実現しましょう。君たちなら大丈夫。
 私立入試まで15日、公立入試まで残り30日です。

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水産部ミーティング―今年のがんばり、先輩から後輩へ

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 1月30日放課後、本校が誇る「水産部」のミーティングが行われました。
 今回のミーティングは、今年度の振り返りをすると共に、卒業する3年生の思いを1・2年生の後輩たちが受け継ぐための機会です。
 また、新部長の承認と新年度に向けて、夢や意欲を語り合う機会です。

 まず、5つのグループに分かれて、今年度の振り返りです。
 付箋を用意し、グループごとに、今年度の活動を振り返って、良かったことを一人ひとり思いつくことを書き出しました。それを、同じような意見ごとにまとめていきます。
 5つのグループで、模造紙に付箋が貼られていきます。

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 燻製づくりの達成感が出されました。
*ナラがなくなったけど、工夫して燻製をつくることができた。
*地域の人に喜んでもらえる燻製が作れた。
*燻製がおいしくできてよかった。
*買った人が喜んでくれた。

 自分たちのがんばりも見つけ出しました。
*つかれていても、テキパキ行動していた。
*自分の役割をちゃんとやっていた。
*いろいろなことにあきらめなかった。
*冷たいけど、がんばった。
*作業がスムーズだった。
*仕事を見つけてがんばった。

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 全校で、仲間で共に取り組めた喜びも出されました。
*どんな時でもみんなで協力してがんばっていた。
*みんなで意見をたくさん出せた。
*みんな教え合いながらやっていて良かった。
*全校での会話が多かった。
*いつでも笑顔で活動できた。

 水産学習発表のことを思い起こした人もいます。
*水産学習発表では、各学年が学んだことをしっかり発表することができた。

 その後、各グループの特徴的な意見を代表者が全体の場で発表しました。
 共通な思いをみんなで確かめ合えました。共感の拍手が湧きました。

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 第1部の最後は、3年生の現部長・副部長からの言葉です。
 まずは、畑副部長です。
「・・・これからもずっとずっと続いていくと思うのですけど、
 今まで私たちの先輩だったり、お父さんお母さんが続けてきた伝統の味を
 これからも、この後の宗谷中生がみんなで守っていってがんばっていって下さい。
 お願いします。」
 続いて、和田部長です。
「・・・ぼくは、魚とかさしみとか好きじゃないんですけど、別の角度から
 海をおもしろく見たり、楽しく見れたので、水産部っていいなと思いました。
 ここの中学校にしかないことなので、伝統を守り続けながら
 新しい方向へ進化していって下さい。」
 大きな拍手が送られました。

 第2部は、決意も新たに、1・2年生だけで新部長の承認とこれからの活動について、夢やアイデアを語り合いました。
 新部長は、今年副部長を務めていた藪下さんが進んで立候補してくれています。
「今年も副部長として、水産部のリーダーとしていろいろ活動してきたのですけど、
 部長としてはまだ成り立っていないところもあるし、まだ不安なところもあるので、
 自分でもがんばりたいと思っているので、皆さんもぜひサポートをお願いします。」
 とっても謙虚な挨拶でした。きっと、仲間がもり立てて、リーダーを中心に新しい活動が生み出されていくことでしょう。
 子ども達の心に喜びと誇りを育てる宗谷中の産業教育。それを進める水産部。生徒の皆さん、これからもぜひがんばりましょう。

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子育てカルタ大会

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 1月25日(土)、「宗谷沿岸子育てカルタ大会」が開催されました。
 町内会・PTA・学校などでつくっている、「宗谷沿岸子育て連絡協議会(沿岸子育て連協)」が主催し、今年で第16回を数える会です。
 「大会」とは銘打つものの、覇権を争うのではなく、子ども同士あるいは子どもと大人が一緒になって北海道の伝統文化「下の句カルタ」百人一首を楽しむ会です。そして、沿岸の子ども達の交流を深めることがこの会のねらいです。

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 今年の参加者は、小学生・中学生・PTA保護者の皆さん・地域の皆さん・沿岸4校の先生方総勢100名あまり。
 本校の体育館にカーペットとカルタ用のマットを敷いて、行われます。
 今年の読み手は、地域の大越さんと成田さんです。

「それでは、空読みです。『人めも草も 枯れぬと思~えば~』」
「よろしくお願いしま~す!」
 礼儀正しく挨拶を交わすと、札を眺めつつ、会場中がじっと耳を澄まします。
「人めも草も 枯れぬと思~えば・・・あしの まろやに・・・」
「はい!」「はい!」・・・
 始まりは、意外と静かなスタートです。

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 カチャ! 「はい!」「あっ!」
「やったあ!」「やられたあ!」
 読むか読まないうちに札が飛び、札を守ったチームもあれば、取られたチームもあります。体育館が時間の経過と共に、熱を帯びていきます。
「待ったあ!」「ええっと、はい。」「正解」「やったあ!」
 ワンテンポ遅れてとる低学年同士の対戦も。真剣な中にも、和らいだ空気が流れます。

「ただいまのは、ラッキー賞!」
「わあ!」「やったあ!!」「ハハハハ・・・」
 たった今読んだ札をとった人が、喜んで飛び上がり、景品めがけて駆けていきます。子どもも大人も、にこにこ笑顔です。

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 閉会式では、各小学校の代表が感想を述べました。
「笑い声が聞こえていて、みんなとても楽しそうにしていたのでよかったと思います。」
「いろんな人と対戦できたし、みんな楽しそうだったのでよかったと思います。」
「今日は楽しくみんなで百人一首をして、よかったと思います。」
 宗谷中からも代表が感想を発表しました。
「集中する時は集中して、ラッキー賞をもらいに行く時などは皆さん笑顔で、
 とてもよかったと思います。来年も出場したいと思いました。」

 子ども達の感想から、今日の会が成功で、ねらいが達成できたことがわかります。
 併せて、子ども達の成長にもかけがえのない機会となったように思います。
 なぜなら、大会ではお母さん方がチームを作って中学生と対戦してくれました。お母さんが優勢だったり、中学生も負けなかったり。真剣かつ時には笑いあいながら楽しむ姿がありました。
 地域の大人と直にふれ合い、言葉を交わし、1つのことを楽しみあう。そんな体験は、子ども達にとって思い出として残るだけでなく、人に対する安心感・大人への信頼感を育み、人と関わる力を高めることにつながるだろうと思うからです。

 この会を計画し、準備運営し、支援し、見守ってくれた、お父さんお母さん・PTA会長さん・町内会長さん・地域の皆さん・先生方に心から感謝致します。
 この会が、これからも長く続くことを、みんな祈っています。

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今年の一文字―2014年、わたしの願い

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 休み明け社会科全校テストの最終問題に、牧野先生はこんな出題をしました。
「問題:今の社会に、『2014年はこうなってほしいなあ・こうなったらいいなあ』
    という願いを考え、その願いを漢字1文字で表して下さい。
    そして、その漢字に込めた思い・願いの内容も具体的に書いて下さい。」

 さて、子ども達の願いと、その理由とは?!

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「幸」 
■みんなが少しでも幸せっている気持ちになってほしい。日本は幸福度が低いらしいので、人をほめたりして日本を笑顔いっぱいにして、幸福度を上げられたら良いなあと思ったから。
■世界ではまだ貧困の差とかもあるし、戦争をやっている国があるから今年少しでもそれらが減って幸せになれる人が増えたらいいな、と思ったから。
■まだ貧富の差が激しい国がたくさんあるので、それを少しずつでも良くしていって、みんなで幸せになれると良いなと思ったから。日本でも毎日のように事故や事件が起きているので、事故・事件の少ない幸せな世の中になってほしいから。
■世界には紛争などが起きていて、全ての人が幸せに暮らせていない。全ての人が幸せに暮らしていけるように、幸せを感じながら生きていけるようにという願いを込めて。

「明」 
□2013年は世界も日本も暗いニュースが多かったので、2014年は世界中が「明るく」なるように。東京オリンピックも決まったので、少しずつで良いので明るくなれば良いなと思いました。
□1つ1つの国がもっと明るい国(平和)になって、世界中の国とも交流を深め、世界が全体的に明るくなれば今よりもっとみんなが楽しくなれると思うから。

「笑」 
■戦争や震災、病気、いじめなどで辛く苦しい思いをしている。苦しみの原因が少しずつでもなくなり、たくさんの人に笑顔が増えたらいいなと思います。
■やっぱり笑った方が楽しいし、ハッピーな気分になれるし、とにかく笑った方が良いことがたくさんある!! だから、笑顔いっぱいの1年になってほしい!

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「安」 
□日本が安定していて、安心できる政治をしてほしい。
□原発・殺人・秘密保護法など危険な事がたくさんある。2020年の東京オリンピックまでには安全・安心できるようにしてほしい。
□安心して平和に暮らせる世の中になってほしいし、戦争などがなくなってほしい。

「進」 
■現在日本は近隣の国々とたくさんの問題を抱えている。少しでも解決に進んでほしい。又、「進化」という意味も込めて。
■尖閣諸島や米軍基地の問題があるが、その問題が確実に解決に向けて一歩でも進んだら良いなと思って。
■いじめやネット・スマホ依存などの問題が解決し、みんなが前に進められたらいいと思った。

「考」 
□沖縄の基地移設など、国民の意見をしっかり聞き、国民のことを少しでも考えてほしいから。

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「生」 
■様々な災害などの犠牲者が今年こそないように。命が大切、自分が生きていることに感謝して。
「命」 
□世界では自殺や犯罪が多い。それがないように。
「愛」 
■世界には親や肉親がいないなど可哀そうな子ども達がたくさんいる。その子たちにいっぱい愛を注いでほしいという願いで。
「協」 
□今年はソチオリンピックやワールドカップがあるので、協力しあいながら共に勇気を出してもらい優勝してもらいたい。
「力」
■世の中ではうれしいニュースのほかに悲しいニュースだったり、あまりよくないニュースもあります。そういうニュースを減らし、いつもうれしいニュースや良いニュースに増やしていくために、自分たちがやれる事をしっかりして力をつけていけたらと思います。

 その他にも、「平」・「良」・「仲」・「助」・「信」・「長」などの一文字があげられています。

 さすが、わが宗谷中生。
 日本と世界で起きている様々な出来事に関心をもち、しっかりと見つめています。そして、社会を揺るがしている事象、世界で起きている事件に鋭い感性と正義感で分析を加え、様々自分なりに考え、願いや理想を持っています。
 しかも、子ども達の願い・理想は、奇しくも共通ではありませんか。
 社会を形成していく主体者・主権者になっていく子ども達のまっすぐな視線と魂に、感動と勇気をもらいました。2014年、大人こそがんばらなくては!

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「教育相談」について学ぶ

【先生のバースディにポーズ】
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 冬休みに入った12月末、そして3学期始まってすぐの昨日、2回にわたって「教育相談」に関わる研修を行いました。研修ですから、学ぶのはもちろん先生方です。
 講師には、上級教育カウンセラーの古川碧先生をお招きしました。

 実は今回の「スクールカウンセラー研修」は、道教委の予算付けが年度途中になってあり、実施に至ったものです。道教委が急遽予算付けした背景には、子どもの心をつかむ、子どもの心の叫びを受けとめる、子どもと子どもをつなぐ教育相談の力を教師の中にさらに高めることが急務だという判断があったと思われます。

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 子どもの心は複雑で、揺れ動きます。自分を肯定的に見ることができなかったり、自分や他者に対する「思い込み」があったりもします。また、子どもにはそれぞれカラーがあり、人と接するときのタイプにも違いがあります。

 そんな子ども達が集まって集団になると、ややもすればすれ違いや勘違いが起きてしまったり、先行きを悲観的に見てしまったり、何か困ったことがあるとお互いに自分を守るのに精一杯になってしまってトラブルに派生したりします。
 また、わかりあえそうな人を見つけて「仲良し」となって、一旦「仲良し」になると「同質」を求め合ったり、仲間から「異質」と思われないために無理をしたり、「異質」だと感じたグループの子につらく当たったりするケースもよくあることです。
 集団がやや大きくなり、成り行きのままでいると、「教室内カースト」と呼ばれる暗黙の「序列」「上下関係」のようなものも発生してしまいがちです。

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 「子どもの集団」と考えれば、これらはある意味当然です。
 なぜなら、自分が「弱い人間だ」と思われまいとする心理をみんなもっているということ、そして人間関係をつくる力がまだまだ未熟だからです。
 しかし、そうしたことをそのままにしてしまうと、「いじめ」が起きたり、「命を落とす」事例にもつながっていったりします。
 何としてでも、子ども達を「思い込み」から解放し、よりよい関係をつくる力を育てたい。また、よりよい関係が形成される学級・学校をつくることが、北海道でも全国でも重大な課題になっているのです。

 そして、それは、少人数の集団・学校の本校であっても逃れられない課題です。
 一人ひとりの「他者を理解する力」・「他者を認めて尊重する態度」、よい人間関係を形成でき集団の中で自分らしさを発揮しながら生きていけるための「コミュニケーション力」を何としてでも高めたい。
 幸い、様々な子ども達が集まって集団を形成している「学級」「学校」だからこそそれはできるし、やらねばならないのだ、ということ本校の先生方は認識してくれています。それを進めるのが、学級づくりであり、生徒会づくりであり、学校づくりなのだと。これは、とてもありがたいことですし、アドバンテージです。

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 そんなわけで、本校の先生方は実に熱心に研修に臨んでいました。
 研修は、講話だけでなく、「小グループ協議」とその発表交流、実際に場面を想定してやってみる「演習」も交えて進み、時にはわいわいがやがや、「こうじゃない?」「そうだよね」「私はこう思うよ」「なるほどね」・・・と和気藹々とした学びあいとなりました。
・シェアリング
・「コーヒーカップ」理論
・リレーションづくりの技法
・解決志向ブリーフセラピー
・アサーショントレーニング
 横文字には難儀しますが、一つ一つのお話は合点がいくものばかりでした。

 たくさんの学びのまとめからいくつか。
(1)まず、「教育相談の3つの留意点」を心に刻んで。
 ①なおそうとするな、わかろうとせよ。
 ②ことばじりをつかまえるな、感情をつかめ。
 ③行動だけを見るな、ビリーフ(思い込み的考え方)をつかめ。
(2)教師自身も「・・・べき」「・・・であらねばならない」というビリーフからの転換。
(3)教育相談は「自己開示」から。教師も弱さをさらけ出す勇気を。
 ①自己開示→②自己受容→③他者受容→④相互信頼。
 相互信頼に至るステップを理解して。
(4)「教えること」と「引き出すこと」をバランス良く。

 古川先生から学んだこと、教職員みんなで一緒に学んだことで気づき合ったことを、必ず明日からの実践、教職員集団の質的向上に先生方はきっとつなげてくれると信じています。
 古川先生、悪路を遠路はるばる、本当にありがとうございました。これからも、相談に乗っていただければ幸いです。

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