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共同のエネルギー

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 昨夜は、体育館に保護者と教職員が集まって、楽しくミニバレーを行いました。
 PTA研修委員会主催の『スポーツレク』です。
 平日の夜にも関わらず、お父さん・お母さん方が集まってくれました。
 先生方も、体調を崩している者を除いて、全員集合。
 スポーツの楽しさを求めて来た人、勝利をめざしてやってきた人、PTA活動をもり立てようと思ってきた人、交流を楽しみに来た人・・・とにかくみんな、笑顔です。

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 開会式をして、準備体操をし、5チームに分かれてリーグ戦です。
 とにかくみんな元気です。そして、うんと楽しんでいます。
「ナイス!」「おーっ!」
「ごめん!」「OK!OK!」
「いやあ、手加減して!」「ははは・・・」
 得点を取っては喜び、スパイクを決められて悲鳴をあげ、ファイトあふれるプレーに拍手を送り、珍プレーに笑い合っています。
 そのうち、試合中に早くも息が上がって、ぜいぜいしながらプレーしていた私のような者もありましたが・・・。1試合はたかだか1セットマッチのラリーポイント制なのですが・・・。

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 試合と試合の合間には、先生方とお父さん、お母さん方との会話や情報交流も。
 近況を報告し合ったり、子どものことを語り合ったり、終わった試合のプレーを振り返ったり、体力が落ちたことを嘆き合ったり・・・。
 けが自慢(?)も、しあいましたね。年齢相応の動き方、気をつけた体の動かし方が必要です。
 そして、試合が再開されると、また体育館に明るい歓声が響きます。
 みんな、本当に楽しそうです。

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 試合も全て終え、閉会式。
 成績が発表され、1位から順に、お好きな参加賞がもらえます。
「やった! 一番に選べる!」
「ティッシュがいいな!」
「中身見てから決めよう!」
 PTA会長さんからねぎらいの挨拶をもらい、みんなで記念撮影をして終了。
 充実の1時間ちょいでした。
 計画・準備・運営の労をとってくださった、PTA研修部の皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございます。そして、参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。
 体の痛みは、大丈夫でしょうか?!

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『意味のない命なんてない』

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「私は今、ここにいることがとても嬉しいです。
 嬉しいことの1つ目は、『生きていること』です。
 2つ目は、『大好きな家族がいること』。
 3つ目は、『大切な友達がいること』です。・・・」

 本校の3年生の愛加さんが、作文で生きる喜びを表現しました。
 愛加さんが「今、ここにいること」「生きていること」に大きな喜びを感じているのは、次のような理由からです。

「私は、生まれつき『心臓病』という病気です。医師に2歳まで生きられないと
 言われ、すぐにドクターヘリで大きな病院に行きました。
 子どもの心臓の専門医や病院中の医師が一生懸命、手術をしたり、検査をしたり
 いろいろなことをしてくれました。
 そして、1~5歳ぐらいまで入退院を繰り返しましたが、
 両親をはじめ病院の医師の方々のおかげで私は、今を生きています。」

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 病と闘って生きてきた中で、愛加さんは、「生きる」喜びとその意味を見いだしました。

「私が病院にいた時に、たくさんの病気の子がいました。
 その中には、手術中になくなってしまう子もいましたが、
 私が一人生き残ったのには、意味があると思います。
 その意味は、『他の子の分まで一生懸命生き抜きなさい』
 という意味だと私は思います。」

 そして、作文は、今を生きる仲間へのメッセージで書き終えられています。

「私は、今まで出来たことが出来なくなったりして、『なんで私なの?』と
 いつも思い泣いていましたが、1つだけ出来ることを見つけました。
 それは、『生きる』ということです。
 私はこれから、命が尽きる最後の一瞬まで精いっぱい生きていこうと思います。
 最後のお願いがあります。
 『どうか、一人一人に生きている意味があるということを忘れないで下さい。』 」

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 子どもに、大事なことをまた教わった気分です。

 愛加さんの作文の題は、『意味のない命なんてない』。
 この作文は、『全国中学校人権作文コンテスト旭川地方大会』に出品され、『優秀賞』(旭川人権擁護委員連合会長賞)を受賞しました。
 おめでとう。
 また、選んでいただいたことに、衷心より感謝申し上げます。

 7日(土)には、その授賞式が旭川で行われる運びとなっています。
 飛び切りの笑顔が目に浮かびます。

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 ところで、愛加さんの作文には、大人へのメッセージが込められた部分もあります。

「私はずっと不思議なことがあります。
 私たち子どもよりも長い人生を歩んできた大の大人が、(どうして)
 子どものお手本とならないことをするのか? ということです。
 犯罪や殺人などをすることは、良いお手本なのでしょか? 大人がまず、
 考えを変えなければ今の子ども達が良い大人にはなれないと思います。
 自分は命を大切に生きていける大人になりたいです。」

 自分の命も、他者の命も大事にする大人、子どもの良い手本になる大人・・・それはきっと、どの子も期待する大人像でしょう。
 そして、われわれ教師には、子どもの心に傷を負わすナイフを突きつけない、そんな大人であることも子ども達は求めていると思います。

 すべての子ども達が、「生きること」自体に意味を見いだして今を生きていけるように、これからも激励することを忘れずにいること。
 そして、教師はその立ち振る舞いや言葉に良くも悪くも子どもの未来を大きく作用する力があることを、今一度思い起こさせた作文でした。

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『水産タイム発表会』―地域に見守られて

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 宗谷中学校の初冬の一大イベント=『水産タイム発表会』を26日に実施しました。
 今年も、沿岸3小の5・6年生と先生方、保護者の皆さん、地域の来賓の皆さんが宗谷中生と教職員の合計人数以上集まってくれ、報道関係者も含めると、おおよそ100名の規模で開催することができました。稚内市教育委員会から斉藤部長さんも駆けつけてくださいました。

 発表会は、各学年がそれぞれ3~4グループの少人数で行う形式になっており、34名全員が声を出す場面があります。
 各グループ、パワーポイントや実物投影機等を駆使し、目にも訴えるように工夫したプレゼンです。途中にクイズを散りばめたりもし、後輩の小学生にもわかりやすく、最後まで集中して聞いてもらえるように発表内容も工夫され、会場からどよめきや感心のため息が起こりながら進行されていきました。

 1年生の発表テーマは、「地域の方々に学ぶ漁労体験学習」。
 1年生が体験した「エビ籠作り」「エビ籠漁」について、そして『浅海増殖センター』で見学したこと、学んだことが発表内容です。

「エビ籠作りは、難しく、苦労したけれど、
 お父さん方の応援もあって作ることができて良かったです。
「エビ籠にはたくさんの工夫がされていて、
 漁師さんの思いがつまっていると感じました。」
「エビ籠漁は、地域の人たちの協力があって体験ができました。
 ありがとうございます。」
 なかなか泣かせることを言います。
「クイズです。今年のエビは何匹獲れたでしょう? 次の3つから選んでください。」
 会場も笑顔で反応し、3択に手を挙げてくれます。答えは、226匹でした。
「エビ籠で、エビの入り口の名前は?!」「①あなご ②じょうご ③ひょうご」
 会場が笑いに包まれました。答えは「ひょうご」ではなく、「じょうご」。
「エビ以外にエビ籠に入った生き物は何でしょう?!」
 何でしょう? 1位はヤドカリ。2位がツブで、3位がカニだったとか。
 へえ~と、驚きの声があがりました。

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 2年生のテーマは、「地域の方々に学び、地域の方々とふれあう加工体験学習」。
 カネニ台丸谷加工場見学で学んでこと、タコ燻製の作り方、燻製地域アンケート考察を、映像やデータを活用し、ゆかいな寸劇も交えて発表しました。

 「工場見学」グループの発表では、宗谷のタコが主に関東方面に出荷されていること、1日の水揚げ・加工量が15トンにも上ること、1日の電気代が150万円もかかっていることが報告され、会場からはどよめきも。
 「タコ燻製の作り方」グループ発表では、燻製作業時の服装や製造工程を写真などが紹介されました。食べ物を扱っているために衛生面にきちんと配慮していること、手のかかる作業をがんばっている姿を改めて小学生や地域の人たちにわかってもらえたのではないでしょうか。
 「地域アンケート考察」グループでは、212通集まったアンケートを円グラフ化して表示し、数値から分析した考察を発表。どの項目も、ありがたいことに、「とてもよい」が多かったようです。けれども、それに甘んじることなく、課題に気づいたり、次年度につなげる考察を加えたりしていました。
「燻煙は『丁度良い』が82%で一番多かったけれども、『かかり過ぎ』という意見も
 あった。来年に活かしてほしいと思います。」
「『とてもおいしかった』『手のかかる作業、がんばって』という励ましの声もあり、
 とても嬉しかったです。」
 2年生も、地域への感謝の言葉を告げました。

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 3年生発表のテーマは、「生徒の生き方の発見につながる流通分野の学習」。
 販売実習に向けて学んだこと、ホタテ殻むき学習について、ホタテ燻製を販売するまで、販売実習で学んだことの4つを、『ホタテン』が進行役になって発表しました。

 「ホタテ殻むき学習」の発表では、裁縫仕立ての本物そっくりなホタテ模型が登場。
「まず、貝殻の間に殻むき器を差し込み、小柱というのを切ると、貝が開きます。」
 実物投影機の下で、殻むき器を模型の二枚貝の間に差し込んで、小柱を切って貝を開くと、貝柱・卵・ひも・ウロが本物と同じように貝の中に鎮座しているのが、モニターの大画面に映し出されました。ほうと、感心の声が。
「次に、ウロをとり、卵とひもをとり、最後にまた殻むき器でそいで、
 貝柱を貝からはずします。」
 説明に合わせて、模型のウロがはずされ、卵がはずされ、ひもがはずされ、最後に貝の真ん中に白い貝柱だけが残され、殻むき器によって、はずされました。お見事!
 流通の仕組みも発表されました。
 今年の宗谷中ホタテ燻製は、1袋18円の利益を乗せて225円で出荷され、お店では398円で販売されました。
 材料費に利益を乗せて中学校から漁協に出荷し、漁協→市場→配送センター→小売店と経ていくうちに運賃や利益が上乗せされ価格が決まっていく。その様子をトラックの模型と数字カードを使って紹介。小学生にも、からくりが伝わったのでは?
「学習を通じて、これまで知らなかった宗谷についての知識をえることができました。」
「職業への関心が高まり、仕事の大変さを実感しました。」
「この学習は、地域の人の支えがあってできる学習です。
 感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。」
 3年生もまた、地域への感謝を伝えました。

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 最後に、ゲストアドバイザーの加賀谷一行さんから、講評をいただきました。
「各学年、各グループの発表、とてもわかりやすく、聞いていてよくわかりました。
 1年生が籠作りを通じて『漁師さんの思いがわかった』と感じてくれて、嬉しかった。
 漁師は何十年も同じことをしているが、大漁するように工夫します。
 また、風の向き、波の大きさ、水温など常日頃気にしています。・・・
 3年生の札幌での販売活動のVTRを見て、よく声が出ていて、
 素晴らしい実習をしてきたと感じました。・・・
 生徒の皆さんが『地域に感謝』と言ってくれたけれど、宗谷中には逆に
 地域に力添えをいただいていると思います。かえって感謝したいです。
 燻製を製造・販売しているのは、中学校では道内ではたぶん宗谷中1校のみ。
 宗谷中の活動に誇りをもって、もっともっとがんばってもらいたいです。
 産業学習は胸を張って誇れる学習です。
 これからもぜひ、継続させていってほしいです。・・・」

 とてもありがたい、子ども達と学校を大いに激励してくれる講評をいただきました。
 宗谷中産業学習が地域に根ざした教育活動であり、継続・継承を大いに期待されていること、地域の次代を担う子ども達に皆さん温かい目を注ぎ、子ども達がまっすぐ育つように激励を惜しみない心をもっていること、学校が地域の願いに応えて教育活動を創造し子ども達の成長に全力を尽くすこと・・・たくさんのことを感じさせられた講評であり、発表会の会場の空気でした。
 それから、こうした地域の温かさと期待と日頃からの支援を、子ども達もちゃんとわかってくれていた。各学年、各グループが異口同音に「地域への感謝」にありがとうと気持ちを述べました。これも、本当に嬉しいことです。
 温かくされている・愛されている・支えられているという実感が感謝の気持ちを育み、次への意欲・困難にも立ち向かっていく勇気を大きくし、「かしこく・やさしく・たくましく」子ども達は育っていくのだと思います。
 参観に来てくださった皆さん、そして日頃からの地域の皆さんの応援・激励に、改めて感謝いたします。本当に、ありがとうございました。

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1年生「道徳授業」から・・・

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 『思いやりの心』をテーマにした道徳の学習が、先週、1年生で実施されました。
 「もし、突然目が見えなくなってしまったら・・・」という内容で、相手の身になって感じる、相手に対して思いやる行動を考えました。
 もしも自分がそういう立場になったら・・・と想像して気持ちを書いたり、アイマスクをして目が不自由な状態で歩行したり、アイマスクをした仲間の手を引いてリードしたりという学習の中で、相手に対する「思いやり」について考えました。

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 もし、突然目が見えなくなってしまったら・・・子ども達が想像しました。
「真っ暗。何も見えない。相手の顔や周りがわからない。」
「誰がどこにいるのかわからなくなる。自分自身もどこにいるかわからなくなる。」
「困る、何もできない、どこに何があるかわからない、
 何が起きているかわからない。」
「ゲームができなくなる。マンガが見れない。
 アニメも見れなくなる.パソコンも見れなくなる。」
「変な方向に行ってしまう、けがにつながる、物を壊してしまうかもしれない。」
「相手の感情がわからない。」

 その時の気持ちを表現できた子もいます。
「悲しい。」
「不安、不便。」
「嫌だ。最悪。生きてられないかも。てか、生きれるのか。」
「自分の生きている意味がわからなくなりそう。」
「もうみんなの顔が見れなくなるんだなあと思う。狂いそう。」
「人生終わりだとショックを受ける。恐怖心が芽生えると思う。」

 実際には心身に障がいがなく生きて過ごしている自分ですから、もし「目が見えなくなる」という状態になったと想像したら、とても不安で悲しく、絶望的な気持ちになってしまうだろうと子ども達の多くは考えたようです。

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 次に、アイマスクをして疑似体験をしました。手を引かれる役、手を引く役。手を引く役のときには、相手を安全に誘導できるようにどんなことを心がけたでしょう?
・声をかけながら誘導した。
・左や右、歩数を教えてあげた。
・「階段だよ。」「はい、ここ左に曲がって」「ここは○○教室だよ~」と、語りかけた。
・なるべく自分の近くに相手をひきよせた。
・相手を不安にさせないように、多く話した。
 
 最後に、今日の授業を振り返って、子ども達が感じたり気づいたりしたことです。
・目が見えない人は本当に不安で大変なんだと思った。
・目が見えない中で生活するのは、とても苦労すると思った。
・目が見えないのは、すごく不便だと思った。
・体に障がいがあると、いろいろな負担があることがわかりました。
・歩くことだけでもやっとなのに、
 目が見えないのにピアノとかをしてる人が本当にすごいと思った。
・目が見えない人がいたら、助けてあげる。
・目が見えなくて困っていたら助ける。声をかける。

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 世の中には実際に目が不自由な人、生まれたときからそういう人、人生の途中でそうなった人がいます。「不安」であっても「不便」であっても「負担」があって、そうした「障がい」を抱えて生きています。
 きっと、「障がい」=「人生終わり」ではなく、くじけず、気持ちで負けないで、不自由さと向き合って生きていらっしゃるのではないかと思います。

 しかし、「障がい」があっても不安にならず、不便でなく、負担が軽くなるのは、その人の努力というよりは、やはり周囲の環境によるものでしょう。
 そうした意味で、われわれも他者から見たら「環境因子」のひとつであるから、「思いやりの心」をいっそう豊かにし「相手の立場に立ち、人のための行動できる力」をいっそう強めたいなと感じさせられた授業でした。
 この学習を通じて、1年生は相手の立場に立って考える、「思いやりの心」をもつことの大切さを少し学べたようです。でも、勉強はまだまだきっと必要です。
 この学習が1歩になって、人間性を磨き上げる学びを大いにしてほしい、そう感じました。

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『情報教育教室』

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「最初から最後まで、自分の身近な内容だったので、とても参考になりました。
 インターネットやケータイをする時の意識を変えていこうと思いました。」
「スマホやパソコンは便利だけど、その分危険なんだなと思いました。
 個人情報など悪用されないように、気をつけていきたいと思います。」
「今日の話を聞いて、改めてネットの怖さや危険を知ることができました。
 そして、個人情報などをむやみに流さないように、これからも気をつけたいです。」
「自分もスマートフォンを持ってるから、気をつけなきゃいけないことがわかりました。
 これからも、悪用されたり、変なことにまきこまれないよう気をつけていこうと思う。」

 先週13日、稚内警察署生活安全課の方を講師にお迎えして、『情報教育教室』を実施しました。
 これらは、子ども達の感想の一部です。

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 『情報教育教室』で取り上げた話題・内容は、子ども達にとってはたいへん興味深いものだったようです。パワーポイントの図とお話を、みな食い入るように見つめ、聴いていました。
・プロフで書き込んだ個人情報は、「なりすまし」等悪用される危険性がある。
・グリーやモバゲーなどのゲーム、
 最初は無料だけれども、アイテム等を購入するのは有料。
 知らないうちに何万も購入してしまい、請求が来てびっくりしたという例がある。
・パスワードも安心ではない。パスワードを予想して解読し、
 人のパスワードを悪用してアイテムなどを不正取得する例がある。
・「アメーバピグ」でそういった被害を受け、警察に相談にきた生徒が稚内にもいる。
 不正取得した側は犯罪であり、中学生であってもそれは同じ。
・違法ダウンロード、違法アップロードも犯罪である。
・インターネットでアクセスした記録は、残っている。どのユーザー(誰)が、いつ、
 どのコンピューターからアクセスしたか、警察にはわかってしまう。
・例えば悪口を書き込んだら、「名誉毀損罪」等にあたるが、
 訴えられたら犯罪となる。その場合、言い訳は通用しない。

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 「LINE(ライン)」についてのお話もありました。
・「LINE」トラブルによるいじめもあり、稚内でも起きている。
・10数人のグループでチャットをしていて、ある人を「キモイ」と言うようになり、
 そのうちに盛り上がって、「殺しちゃお」という書き込みまでになり、
 警察に相談があった。
 書き込んだ方は軽い気持ち、いたずら、冗談だったようだけれども、書かれた
 相手は非常に傷ついたり、恐怖を感じたりした。これは、「脅迫罪」にあたる。
・安易に悪口は書き込まないようにしよう。

 「LINE」は、中学校の生徒指導で、現在一番課題になっているものです。
 「LINE」は、仲間と一斉に情報を共有できたり、情報交換・意見交換ができたりするので、たいへん便利なもののようです。しかし、「仲間」同士の言葉による行き来のため、互いに同調するムードができやすく、その結果どんどんエスカレートさせる作用があり、「LINE」を巡るトラブルが続発するようです。

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「私もスマホを持っていてネットを使ったりするので、
 悪用されたり、LINEでもいじめになったりすることがあったり、
 犯罪になったりするので気をつけて使っていきたいと思いました。」
 これも、『情報教育教室』の感想です。

 事前「アンケート調査」の結果、「LINE」を使っている生徒は宗谷中生の実に3分の2いることがわかりました。スマホだけでなく、パソコンやタブレット端末などでも利用しているようです。
 子ども達を「被害者」にも、「加害者」にもしたくない。
 そのために、同調してエスカレートしがちが「LINE」の利用が、悪口や事実でない情報で盛りあがるようなことがないようにしていきたいものです。

 それには、利用する子ども達自身の判断力や事実を見極める力を高めることが必要です。
 また、固定的なものの見方ではなく、よりよく変わるだろうと相手を信頼するようなものの見方・考え方に高めること。何でも同調し合うのではなく、よいところを見つけて認めあう関係、ダメと思うことを言い合える関係に子どもら集団を高めることも必要と考えます。

 『情報教育教室』を通じて、子ども達になおいっそうの学びが必要と感じました。
 同時に、大人にもまた学びが必要と感じました。
 保護者の皆さんと教職員とで一緒に学びあい、子どもが育つ環境について考え合う機会を何とか設けることはできないか・・・そんなことを感じた『情報教育教室』でした。

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授業研究-「共に学びに向かう集団」の育成をめざして

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 12日、教育局の池田指導主査を助言者にお迎えして、授業研究を行いました。
 授業学級は1年生。授業者は、布川先生と川端先生。英語科のTT授業です。
 本時の学習は、疑問詞howを使った日常生活の場面で見られる会話表現に慣れようという題材。「How many」「How much」を使ったやりとりを、仲間相手と「お店屋さんごっこ」のように表現しあって学ぶという手法で進めます。

 まずは、ウォームアップ。
 「Word List」にある英単語をペアで発音し合い、基礎的な英単語の習得・定着をねらいます。全員がペアになって、一斉に読み始めます。声がしっかり出て、みんな意欲的です。教室が一気に熱気に包まれます。子ども達の顔も笑顔です。
 続いて、本時につながるレビュー(復習)。
 「How many」「How much」「How old」「How long」の意味と使い方についてプリント学習で確認し、合わせて、表現の学習にもつなげます。
「How old、How longを使った質問を、先生方に聞きに行きましょう!」
 先生の指示を受けとめて、子ども達が参観の先生方に笑顔で向かってきます。
「How old are you?」
「How long do you live in Wakkanai?」
 教室のあちこちで、先生方は質問攻めです。女性教職員にも容赦なく・・・。

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 いよいよ本時のメイン学習、「How many」「How much」を使った会話表現の練習です。
 場面設定の「お店屋さん」は、ドーナツ屋さんです。ドーナツ屋さんで、ドーナツとドリンクを買うやりとりを店員さんとお客さんになって英会話で行います。

「じゃあ、まず先生方で見せるからね。聞いていてね。」
 布川先生が自作のドーナツ屋さんのキャップをかぶって店員さん、川端先生は1ドル札を数枚握ったお客さんです。
「Good afternoon!」
「Good afternoon!」
「OK,and here are your menus」
「Thank you!」
「OK,what do you want?」
「chocolate please」
「How many donuts do you want?」
「2 please」
「OK,anything else?」
「No,thank you.How much?」
「2 dollars」
「Here you are」
「Thank you!」
 ・・・・・・

 おお・・・。子ども達から静かなどよめきが・・・。
 英語で会話する二人の先生、何かかっこいい。
 自分もできるようになりたいな・・・そんな目の輝きで見つめています。
「じゃあ、今のやりとりを書いたプリントを配るね。それを見ながら、聞いてください。」
 再度、英会話でやりとりを演じる先生方。子ども達の意欲は、満々に満ちたようです。

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 いよいよドーナツ屋とドリンク屋のキャップと1ドル札を一人10枚ずつ、お店屋さんの注文メモ用紙を配って、3つの班で「お店屋さんごっこ」英会話の開始です。
「Good afternoon!」「Good afternoon!」
「Good afternoon!」「Good afternoon!」
「OK,and here are your menus」
「Thank you!」
「OK,what do you want?」
「OK,and here are your menus」
「Thank you!」
「OK,what do you want?」
 どの班でも、みんな、臆することなく表現を始めました。
あちこちで笑顔がこぼれます。キャップ姿が可愛いです。
どんどんテンションが上がり、アドリブまでとばす班も・・・。

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 本校の研究テーマは、『自己肯定感を持って、共に学びに向かう集団の育成』。
 教科の目標の達成と共に、どの教科でも「わかる」「できる」充実感・満足感を得させ、伝え合いや協同的な学習スタイルを取り入れて、学びの楽しさを仲間と共有し、結果として高め合う姿を授業の中でめざしています。
 この日の研究授業は、関わり合い・共に学び合う姿、そして何より笑顔があふれ、どの子も表現することを楽しそうに行っていました。

 授業後の研究協議で、こんな講評をいただきました。
「今日の授業課題の『表現する』、子ども達はそれを実践できていましたね。
 学習環境や学習をしている雰囲気がとてもよかったです。男女仲も良いですね。
 きっとそれは、どの教科でも行事などでも自己肯定感を高め、
 認め合いや協同することを意識的に追求してきた結果だと思います。」

 勿論、細部を見れば、授業づくりに課題はある。また、教科の目標達成という点でも、全員がみんなOKというわけではないでしょう。
 授業づくりに終わりはありません。
 この日の研究授業、そして研究授業まで指導案を練ったり模擬授業をしたりして研究しあったことを、本校の教員は、きっと明日からの授業の改善充実に活かしていくことでしょう。そして、学校としての共同研究を、今後もずっと大事に続けていきたいと思っています。

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「自己肯定感」の話―高垣忠一郎氏に学ぶ

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 先週は会議続きで、『校長日誌』の筆が止まってしまっていました。
 そうしているうちに、11月8日、平年より17日、記録的に2番目に遅い初雪が稚内に降りました。

 今日の日誌は、それよりもさらに以前、11月2日に学んだことです。
 「『不登校』・『ひきこもり』と自立の出会い」をテーマにした、稚内市教育委員会・稚内市生活福祉部が主催する講演会で聴くことができた、高垣忠一郎さんのお話についてです。
 高垣忠一郎さんは、立命館大学大学院教授で、臨床心理学を専門にし、精神科でカウンセラーも務めている先生です。カウンセラーとして、思春期・青年期の問題に取り組み、不登校問題にはすでに30年以上も携わっている方です。
 学んだ内容は、不登校や引きこもりとなった子ども達・青年とのカウンセリングでの対話をもとにした子どもの状態や心理分析、子どもを「呪縛」から解き放つために必要だと考える「自己肯定感」の形成に関わることです。

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1.カウンセリングを通じて見える、子ども達の状態。
・子どもの頭の中は、「高速道路」のようになっている。
 自分のリズムではなく、速い流れに乗って走らねばならないような状態。
・不登校の子は「高速道路」の流れに乗っていけない。そこで、パーキングエリアで
 休んでいる状態。いわば、「自分を取り戻す」時を過ごしている。
・学校に戻るとき(登校を再開するとき)の状態は、
 パーキングから高速道路に戻るイメージ。
 周囲との間合いを測って速い流れに乗ろうとしている状態。とても緊張感がある。
・不登校の子やひきこもりの青年がさぼっている、甘えているという見方は違う。
・いじめられが原因で不登校になった子は、自分自身を責めている。
 「自分が嫌いです」
 「みんな学校生活を楽しんでいる。楽しめない自分が嫌いです。」
 「いじめられたのは自分が悪いから。」
 「僕には得意なものが何もない。だから、いじめられるんや。」と。

2.子どもの本質からくる、現在の子どもの姿
・親思いで、親の期待に応えて喜ばせてあげたいという心情をもっている。
・だから、いじめられたことを親に言えない。
 それは、親の期待を裏切ることになるから。
・自分の心よりも親の心が傷つくことに気配りしている。
・不登校になっても癒やされない。
 親の期待を裏切ってしまった。そんな自分を許せない。

3.では、そんな子どもが力強く生きていく力をつけるためのヒント。
・子どもは受け身な存在ではない。自分自身の力で治していく。
・周囲は、自分の力で治していく子どもを助けることしかできない。
・しかし、子どもの自己回復力を奪うものがある。それは、自己否定にとらわれた心。
・自己否定にとらわれた心を解き放つことが、自己回復力を育む。
・自己否定にとらわれた解き放つものは、自己肯定感。

4.そこで、高垣氏の考える『自己肯定感』とは?!
・『自己肯定感』とは、自分は自分であって大丈夫という心情。
・「自分は自分であって大丈夫」
 「生きているだけで価値がある」と子どもが感じられること。
・『自己肯定感』を高めるために、「よいところをほめて高めよう」という考えがある。
 しかし、自分を丸ごと否定している子には、「よいところを認める」 アプローチでは
 自己を肯定する感情を形成するには力が弱い。
・それは、「よいところを認める」アプローチの場合、他人と比較し、他人より
 よい自分の価値を知らしめることによって『自己肯定感』を形成しようとする。
・そうではなく、存在そのものを肯定し承認されることを通じてこそ
 『自己肯定感』は形成できる。自分はダメで弱いところもいっぱいあるけれど、
 そんな自分でも認められていると子どもが思えるようにすること。
・それには、「生きてくれてありがとう」というメッセージを伝えることである。

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「親の本心は、本来、『生きてくれてありがとう』です。
 赤ちゃんを抱っこして、みんな『よしよし』と言いますよね。
 あの『よしよし』は・・・」
 高垣氏はそう言い、黒板にこう書きました。
「よしよし」=「赦し赦し」
「あの『よしよし』は、評価など一切なく、無条件に子どもを赦す(ゆるす)ことです。」

 『自己肯定感』を高めることは、ここ宗谷中でも課題です。校内研究のテーマも、『自己肯定感をもって共に学びに向かう集団の育成』です。「経営の重点」には、「自尊感情の育成」も掲げています。
 しかし、『自己肯定感』そのものを問うことは、今までありませんでした。
 今回も、はっとさせられた講演会でした。

 高垣氏は教職員に向けて、こんな話もしていました。
・教職員にとって「不登校」問題は、教職員の関係が試される機会である。
・担任を、焦らせずに、ゆったりとした心で関われる条件を
 教職員集団がつくりだすことができるか。教職員集団力が試される。
・しんどい子どもに直に接する大人(母親や担任)を支える周囲の力が
 あるかどうかが問題解決のカギである。

 ぜひ肝に銘じていきたいです。

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『宗谷中ホタテ燻製』こぼれ話

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 先日、ふらっと、ご年配の方が学校を訪ねて来られました。
「岩見沢に住む者なのですが・・・」
 どうしたのかな?と、教頭先生が対応しました。
「先日、知人から『宗谷中ホタテ燻製』をもらい、食べたら、とてもおいしかった。
 近くに来たものですから、どこで売っているのかな? と思って探しました。
 でも、わからなかった。そこで、中学校で訊いてみようと、足を運びました。」
 『宗谷100% 宗谷中ホタテ燻製』の味が忘れられなくて、探し求めてきたということでした。どうやら、文化祭で販売した宗谷中ホタテ燻製を知人ルートで食べることができ、その味に魅せられたようです。

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 教頭先生はびっくりしましたが、残念なお知らせをせざるをえませんでした。
「申し訳ありません。
 それはうちの生徒達が作ったものですが、通常は販売していないのです。
 文化祭の時にしか販売しないのです。」
「そうなのですか? 来年の文化祭に来たら、売っているんだ・・・。
 じゃあ、来年楽しみにしています。」
 訪ねて来られた方は、残念そうにしながらも、笑顔で帰られました。

 いつにもまして評判の良い、今年の『宗谷中ホタテ燻製』です。
 PTAや子育て連協のお父さん方も、「今年のは、いつも以上にうまい」と褒めてくださっていました。流氷のおかげで、貝柱のうまみが増したおかげでしょうか? それとも、丹精込めて作業した子ども達、そして先生方の「真心」の力でしょうか?
 きっと、その両方でしょう。

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 『宗谷中ホタテ燻製』と言えば、修学旅行先の札幌で販売した際にお願いしたアンケートの回答が、数は多くありませんが返信はがきで届いています。その中でも、味を褒めていただいたり、生徒を励ましてくれたりされています。
 
「今迄数々のホタテの燻製を食べましたが、こんな美味しいのは初めてでした。
 すばらしいと思う。」(札幌市 山岸様・板東様)
「くんせい、とてもおいしかったですよ!」
「大変おいしくいただきました。また、中学生の接客態度は大変明るくて
 気持ちがよかったです。」(札幌市 横山様)
「中学生の皆様が元気よく接し方も良く一生懸命販売しているのを見て
 とても嬉しく、私自身も頑張ろうと思いました。味も最高!又食べたいです。」
「生徒さん達の知らない土地での得がたい実習でしたでしょうね。
 女生徒の大きな声、忘れませんよ。これからもがんばって!」
「毎年この時期待ってます。楽しい会話もあって良かったです。
 毎年楽しみに待ってますので、長く続けてくださいね!
 頑張って下さい…。グ~」(札幌市 斉藤様)

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 自分たちの取り組みが認められ、応援されている。それも、見ず知らずの人たちからも。そのことを、もっと自信と誇りにしていきたいと思います。
 こうして認められること、励まされていることは、宗谷中の子ども達のいろいろなことに対する意欲につながっています。勿論、学習にも。
 何かやって認められること、何か自分たちの誇りになることに取り組むこと。そして、仲間とともに、先輩後輩共に取り組むこと。学校には、そうした活動が必要です。
 宗谷中には産業教育がある。この特色ある教育を築き上げ、継承してきた先輩達に、本当に感謝です。今後も待っている人がいる限り、地域の期待がある限り継承していきたいと思っています。

 テストの点数だけで「学力が低い」と子どもと学校が評価され、テストの点数を上げるためのテスト練習重視に傾きそうな流れにある現在です。
 そのことが本当に「かしこさ」を育て、知的好奇心や意欲を引き出すのでしょうか?
 子ども達が価値あるものに仲間と取り組み、それを通じて自信と誇りを育み、それをバネに、様々なことに意欲的主体的に取り組む子どもを育てる。
 そんな宗谷中教育をもっともっと充実させていきたい、そんな思いを馳せさせた、岩見沢の方の来訪でした。
 来年、文化祭でお待ちしています。

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沿岸子育て教育講演会―神田山陽氏をお招きして

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 はっとさせられました。
 人間としての生き方を問われたように感じました。
 神田山陽さんに、です。
 28日夜、『宗谷沿岸子育て教育講演会』を行いました。その講師が、北海道出身の講談師、神田山陽さんでした。会場の宗谷中体育館には、たくさんの保護者・地域の皆さん、そして先生方が足を運んでくださいました。

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 神田さんは、ご自身の人生をなぞりながら、その時の自分が何を考え、そのような行動をとったのかを語ってくれました。

 神田さんの人生は、聴いていてまったく破天荒です。
 その人生は、私にはとってもできない行動であったり、挑み方でした。いやたぶん、私だけでなく、会場にいた誰もが考えもしないこと、たとえ考えても決して行動には移さないだろうなと思うことに神田さんは挑んできました。

 教師だった親に反発し、幼少の頃からプチ家出を繰り返したり。
 高校時代は、授業をさぼって本を読みあさり、恋をしてはアタックし、告白し、振られ続けもしたこと。何もない自分の中に、何か1つでも誇りを持てるものをもちたいと、辛くて大盛りの「チャレンジカレー」早食いに挑み、チャンピオンになったこと。
 西表島に住むというカメラマンに会うために、わずかな所持金だけで東京からヒッチハイクで向かった青年神田山陽さん。西表島にたどり着いて「きっと森の中に住んでいるのだろう」と思い込み、川の中を歩いて渡って森に入り、3晩も飲まず食わず森の中をそのカメラマンを捜し回ったり。
 川口松太郎著の『人情馬鹿物語』を読んで、その中に出てくる講談師に興味をもち、2代目神田山陽に弟子入りし、実際に講談師になったり。
 講談師になった後からも、自分を見つめ直そうという心意気をもち、本物の(?)講談師のいるイタリアに行こうと決意し、実際に文化交流使となってイタリアに渡り彼らと交流し、イタリア人相手にイタリア語で講談をしてきたり。
 故郷を大事にすることを気づき、故郷にある小学校に「入学」し「卒業」したり・・・。

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 親に反抗したのは、「教師になれ」という親がいやだったから。「ああせい、こうせい」と指図されることがいや。人から示された道をなぞるのがいやだったから。
 最初のプチ家出は、3歳の時。「弟ができたから、今日から一人で寝なさい」という指示に反発して。
「不安から反発し、家出したのに帰り道の方が暗くてもっと怖かった」
 学校の授業をサボって本を読みあさったのは、実は小説家になりたかったため。
「弱虫だった自分が書いた小説で、世の中の一人でも救えたら」と小説家という夢をもったとか。
 振られても振られても、恋に挑み続けるタフネスさには感服しました。
 西表島に向かったのは、「西表ヤマネコ」しか撮らないという写真家に会ってみたいという強烈な思いにかられ、いてもたってもいられなかったから。その思いの背景にあった考え方は、
「男子一生の仕事は、金にはならないものだ。」
 いかに世の中に意味のある活動をする人生を送るかというポリシーが、20歳そこそこの神田青年の心にすでに宿っていたということです。

 そのポリシーは、講談師になり成功を収めてもブレずに神田さんは持ち続けます。
 あるパチスロのCMに出演したら、出演料が何と160万円!
「こんな世の中おかしい!」
 運賃のことを気にせずにタクシーに乗り、何千円も払うようになった自分にも愕然として、こんなんじゃだめだと思った神田さん。
 そんな思いがイタリア行きに目覚めさせ、イタリアで講談師の本来的なあり方を振り返ることになり、今なお「問い続ける」人生を送っている。
「正しいことを正しいと言える世の中に、今の日本はなっているでしょうか?!」
 講演の最後は、まさに世を問う、講談師の姿でした。

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 講談師神田山陽の講演ですから、面白おかしくお話をするものだと思い込んでいました。しかし、笑いを誘いながらも、一貫として熱く、硬派な内容でした。
「私も2児の父ですが、子育てには全く自信がなく、息子は自称ミュージシャンです。・・・」
 講演の中ではそんなお話もされていましたが、ご自身の生き様自体がわが子にきっと様々なプラスの影響を与えているのだろうなと感じました。
 また、神田さんが何を考え行動をしてきたのか、反抗的であった行動の裏にどんな感情があったのかなど、私たちが日々の子ども達と向き合う時のヒントも散りばめられていました。

 本校のある先生は、こんなことをつぶやいていました。
「神田山陽さんのお話を聞いて、
 人生って何だろうと考えさせられている自分がいます・・・。
 う~ん。何か新しいことにチャレンジする勇気はない。
 自分が他人に誇れる何かも持ち合わせていない・・・。」

 なかなか同感です。
 でも、本当に小さな挑戦かもしれないけれども、子ども達のために自分の仕事ぶりを振り返り、今日より明日、自分で自分を誇れる実践に向かっていこうと思える自分であれば、教師としての何かしら「世の中に意味のある活動」となっているのではないのかな?

 会場で一緒に聴いていた保護者の皆さん、地域の皆さん、沿岸子育て連協に関わる皆さんは、いったいどんな感想を持たれたことでしょう?
 今回の講演会で考えさせられたことは、きっとこれからの沿岸子育て・教育にとって「肥やし」になったものと思っています。
 たくさんの皆さん、ご来場、ありがとうございました。
 そして、神田山陽さん、最北端までありがとうございました。

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文化祭―絆・信頼・笑顔・感謝・自信

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 パン、パン、パン・・・・・
 パチパチパチ・・・・・・
「アンコール!」「アンコール!」
 熱い手拍子、大きな拍手、アンコールの声が飛び交う体育館。
 演奏に合わせて、観客席で青や赤のライトが左右に揺れる。
 時にはシンとなって、子どもを見つめる目と目。
 10月20日、宗谷中文化祭のステージ発表の体育館は、実に温かな空気、そして子ども達を応援するムードであふれていました。

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 フィナーは、『全校合唱』と「メッセージ披露」。
 まず、各学級代表からメッセージが発表されました。
「1年生は、文化祭の期間で、学年の絆を深めることができました。
 劇の取り組みを通じて仲間との絆を深め、時間の大切さを学び、
 仲間と協力することができました。これからも、絆を深めていきたいです。」
「2年生は、団結して、仲間で教え合いをしてきました。14人で団結して、
 これからもがんばっていくので、これからも応援よろしくお願いします。」
「3年生は“ビリーブ(信じ合う)”を合い言葉に、
 わからないことを教えあったりして努力してきました。
 取り組みを通じて、9人の仲が深まり、より信じ合えるようになりました。
 お客さんに拍手等で盛り上げてもらい、楽しく演奏できました。
 ありがとうございます。」

 各実行委員会、生徒会代表からのメッセージも披露されました。
「今日の文化祭で、地域の人の笑顔を生み出せてよかったです。
 テーマの通り、“ポジティブ”に、みんなで笑顔で乗り越えられた文化祭でした。」

 2曲の合唱は、男子の力強いハーモニー、女子の透き通るような美しい声が重なり合い、心地よい歌声となって観客席に届けられました。
 小学生の後輩達は、先輩達、お兄ちゃんお姉ちゃんの心を込めて歌う姿をじっと見つめ、身じろぎせずに聴いています。
 最後まで応援してくれていた観客の皆さんの心には、じわじわと感動が広がったようです。
 最後にまた、大きな大きな拍手が送られました。

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 最後まで応援してくれた地域の皆さん、保護者の皆さん、小学生を中学生が人間アーチを作って会場から送り出します。生徒も送られる皆さんも、みな、笑顔です。
「よかったよ」「お疲れ様」「すてきだったよ」
「ありがとうございます」
 玄関では、『宗谷100% 宗谷中学校ホタテ燻製』を一人ひとりにお土産として配り、感謝の言葉を伝え、見送っています。

 文化祭の1日を終えて、達成感を得て、何かひと回り大きくなったような宗谷中生です。

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 受付で配付した『アンケート用紙』に、地域の人たちからが感想や激励メッセージを書いて寄せてくれました。
「良かった!!」
「毎年、元気と笑顔をもらっています。それは、中学生の
『お客さんに楽しんでいってもらいたい!!』と言う強い思いが
 ダイレクトに伝わってくるからだと思います。
 今年も素晴らしかったです。ありがとうございました!」
「人数が少ない中でも、よく頑張っていると思います。これからもみんな仲良く
 来年に向けて、またこれからの行事もPOSITIVEに頑張ってください。」
 子ども達への激励に、心から感謝します。本当にありがとうございます。

 ポジティブに取り組んでいる姿は、しっかり伝わったようです。
 「地域の人たちに笑顔を!」という目標は、達成できたようです。
 できた自分を自信にし、仲間とともに取り組んだからこそ力が発揮できたし、大きなことを成し遂げることができたと言う事実を仲間へのいっそうの信頼につなげ、平成25年度の後半戦へ勇気をもって歩みだしていこう。

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