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期末テスト終了!-今日はチェロソロ演奏会

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 稚内にも、ようやく夏がやってきたと感じる今日この頃です。
 昨日、宗谷岬の最高気温は26℃。ここ清浜も暑い日でした。
 断熱がしっかりし、北向きの宗谷中校長室でも半袖シャツで過ごせる陽気の昨日、今日です。

 7月に入り1日・2日、今週の月・火は、期末テストでした。
 子ども達の出来はどうだったでしょうか?
 日頃から、どの学年も授業に前向きに取り組んでいる姿が見られます。また、基礎学では学級全員合格をめざす「学び合い」を取り入れた進め方により、進級テストにみんながシルバー合格をしています。その中で土台も徐々に築いてきました。
 それから、初めての期末テストに臨む1年生は、家庭学習に自主的に取り組む『SMILE大作戦』を展開し、学級一丸となって取り組み、大成功したとか。
 きっと、期末テストもできたのではないかな? と、信じています。

 ただ、ちょっと心配なのが、風邪や発熱で体調を崩す子がかなりいたこと。自分の力を存分に発揮できたでしょうか?
 また、テストを発熱で受けられない子もいました。早く快方に向かい、元気に登校し、テストも万全で受けてほしいものです。

 テストも終わり、管内中体連まで2週間を切りました。
 テスト最終日の昨日から、元気な子ども達は早速「延長練習」に取り組んでいました。気合のこもった声も響いていた、放課後の宗谷中学校でした。

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 さて、期末テストをがんばった生徒達に、心を癒す「ご褒美」に(?)
今日は、チェロのソロ演奏会を行います。

 今日の演奏会は、本校PTAのOB、宗谷岬の徳田さんのご計らいによるものです。
 本日の演奏者=世界的著名チェロ奏者の吉川(きっかわ)よしひろさんは、徳田さんのご友人です。たまたま今回、キャンピングカーで徳田さんのもとを訪れたところ、ぜひ地元の中学生に聴かせてあげたいと熱望し、このソロ演奏会が実現しました。
 突然の機会到来に驚きましたが、宗谷中の事を気づかってくれるOB、地域の皆さんがいてくれることは、とても嬉しい限りです。また、レベルの高い音楽を、ここにいながら子ども達に体感させられることに、心から感謝です。
 演奏会は、本日(7月3日)午後3時15分から、本校多目的ホールで開催です。

 吉川さんは、日本だけでなく、海外でも演奏し、称賛を浴びているアーティストです。
 斬新で、独特な演奏で、聴衆を魅了しているとのこと。
 ソロパフォーマンスの他に、様々なアーティストのツアーのバック演奏やレコーディングも手がけている経歴の持ち主で、『南中ソーラン』の音楽で馴染みのある伊藤多喜男のバンドにも一時期参加していたとのことです。

 宗谷中保護者の皆さん、宗谷中校区の皆さん、もしも時間にご都合がつけば、ぜひ子ども達と共にお聴きになりませんか? 皆さんのお越しをお待ちしています。

 『宗谷中校歌』や『多喜男のソーラン節』も演奏してくれるとのこと。
 吉川さんが一人チェロで、どんな表現をしてくれるのか。
 子ども達がどんな表情をし、どんな感想をもつのか、ホント楽しみです。

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ホッカイシマエビ大漁―エビ籠漁体験

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 前回の『日誌』と時間が前後してしまいましたが、1年生がエビ籠漁を行いました。
 6月18日、19日のことです。
 何号か前に発信した、名人の手ほどきとお父さん方の支援で完成した「エビ籠」を、実際に沖に沈めて、清浜の前浜に生息しているホッカイシマエビ漁を行いました。

 船外機付のボートで沖に出るわけですが、無免許運転では船外機は操縦できません。幸い、本校教師の1名が船舶免許を所有しています。でも、1艇では子どもたち全員を一度に沖につれていくことはできません。
 また、学校のボートが発進する港(湾内)は浅いところがあり、うまく船を出さないと座礁してしまいます。エビ籠を沈める海の周辺も海底の地形が複雑で、海すれすれに岩礁がある箇所があり、これまた下手な操縦では生命にも関わる危険があります。
 ここは、清浜の海を熟知している専門家がどうしても必要です。
 そこで、PTAのお父さん、地域の方のご協力をいただいています。
 皆さん、本業がありますので、早朝からの厳しい仕事を終えての協力ですから、大変です。恐縮します。
 でも、協力がなければできませんので、率直にお願いをしています。
 今年は、PTAからお父さんが一人、地元清浜の漁師さん=畑野さんと成田さんが快くボートを出してくださいました。

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 18日は、エビ籠を沈めに向かいます。
 籠の真ん中には、餌のオオナゴを網に入ってぶら下げます。エビ籠漁は、この餌を食べに、エビが籠の網を伝い、先が狭くなっている穴から入り、まんまと閉じ込められて捕獲されてしまうという漁法です。

 救命胴衣を身につけ、それぞれの船にエビ籠を乗せ、子ども達11名は乗り込みました。
 みんな、笑顔で、「いってきま~す!」と手を振って出発です。
 沖を走るボート。その先の海に、何か黒い点々が。
 「グオッ」「グオッ」
 陸まで聞こえる不気味な響き。アザラシです。
 子ども達を歓迎しているのか、威嚇しているのか、アザラシがボートに向かって吠えています。

 アザラシも見守る中、畑野さんがここぞと選んでくれた場所に、子ども達がエビ籠を沈めています。変わりばんこに、みんなが作業を体験しているようです。

 籠を全部沈ませ終え、陸に戻ってきた畑野さんが、ちょっと心配顔です。
「いやあ、ぜんぜん、草おがってねえわ。」
 エビがすみかとする海藻が、海の中であまり育っていないとのこと。
「流氷でやられたんだわ。エビ、入るべか。ちょっと心配だな。」
 ひと作業終えた子ども達は、ボートで海上を疾走してきた快感もあってか、皆満足そうです。
 明日も、この笑顔が見られますように。

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 次の日、また、漁師の皆さんのご協力で、籠を上げる作業を行いました。
 前の日より少し波がある海上を、ボートは快調に走ります。
 エビ籠が沈められている地点に着くと、それぞれの船で、子ども達が目印の旗につながっているロープを手繰り寄せます。エビ籠が徐々に海面に上がってきます。
 最後、力を込めてエビをボートに引き上げます。
「おお、入っている。大漁だわ。」
「やったあ!」
「跳ねてる、跳ねてる!」
「おお~い、そっちはどう? こっちは大漁だよ!」
「こっちも、いっぱい入っている!」
「大漁だ、大漁だ!」
 子ども達が、変わりばんこに、ロープを手繰り、エビ籠を引き上げます。
 籠を上げるたびに、歓声と笑顔が巻き起こります。
 漁師さんも教員も、みんな、笑顔です。

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 この日の収穫は、
・捕獲した数  226匹。
・捕獲した重量 3.4kg の大漁でした!

 捕獲したエビは、一部を水産棟の水槽で飼育し、生態を観察します。
 その他は、ありがたく「命をいただきます」。漁業を生業としている地域で、地元の前浜で獲れたものを、感謝の気持ちでいただきます。
 子ども達がお母さん方から聞いたレシピで調理したホッカイシマエビは、大変美味でした。

 こんな美味しいエビや海産物が獲れる、豊かな宗谷の海。
 海底まで見える、キレイな宗谷の海。
 宗谷の海をこれからの大切に守り続ける子ども達に育ってほしい。

 そして、豊かな故郷に生まれ育ったこと、自分たちが故郷の海で学ぶことを認めお手伝いをしてくれる人たちがいることに感謝し、故郷への誇りをもってほしい。
 また、そこで育つ自分も必ずや心豊かな大人になれると、ぜひとも自信をもってほしい。

 エビ籠漁で笑顔いっぱいの子ども達を見て、そんなことを感じました。

 エビ漁を許可して下さっている宗谷漁協様、エビ籠作り、エビ漁の指導・お手伝いをして下さった地域の皆さん、PTAのお父さん達、本当にありがとうございました。

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祭典―地域の中で過ごす2日間

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 6月24日、25日、宗谷中校区の宗谷沿岸地域は、一斉にお祭りでした。
 そこで、宗谷中では24日午後と25日を、地域で学ぶ地域活動の日としています。
 この2日間、富磯・宗谷・第一清浜・第二清浜・谷岬・東浦、各町内会のイベント・神輿パレードなどに子ども達は参加し、地域の一員として地域の祭典盛り上げに一役買い、地域ぐるみのふれあいの輪の中で過ごします。
 毎年恒例の地域行事ですが、地域の中で過ごす2日間の中で今年も、自分が暮らす地域の温かさと良さを体感し、自分が支えられていること、地域を元気にするのに役立っていることを子ども達は感じたに違いありません。

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 25日は、それぞれの地域で神輿パレードが行われ、中学生が参加しました。

 小学生と共にトランペット隊を組み、パレードを盛り上げた、富磯の子ども達。
 地域から大きな拍手をもらってきました。

 青年部の若者と共に本神輿を担ぐ子がいたり、中国人研修生と共に樽神輿を担いだりした宗谷の子ども達。「ワッショイ!」と、大団扇を仰いで元気にかけ声もかけていました。

 女性陣が、花笠踊りで行進する宗谷岬のお祭りパレード。中学生女子も、その隊列の中にいて花笠をもち、音楽に合わせて踊りながら進みます。
 男子は小学生と共に、子ども神輿を元気に回したりしながら練り歩きます。

 東浦地域に暮らす中学生は一人です。
 地域のお父さんや青年の皆さん、小学生・幼児とともに神輿パレードの輪の中に。

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 パレードの後や第1日目の午後には、それぞれの地域で楽しいイベントが行われました。

 お祭りにつきものの出店は、PTAや子ども会、地域の青年クラブが出しています。
 宗谷沿岸の小さな規模のお祭りには、外から出店はやってきません。
 その中で、子ども達に楽しい思いをさせよう、楽しい子ども時代の思い出をつくってあげようと、食べ物のお店、ゲームのお店が並ぶイベント広場が各地で開催されています。
 また、小さな町内会のみんなが集まって、一緒に食事を楽しんだりビンゴゲームで盛りあがったりするところもあります。

 子ども達は、そうした、地域の人たちの手作りのお祭りを2日間味わうのです。
 学校では味わうことのできない、幅の広い、温かさいっぱいの体験です。
 教科の学習では学べない、教科外の活動でも体感できない、貴重な学び体験です。

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 それは、教師にとっても貴重な体験の場です。
 地域を直に感じる2日間です。
 子ども達が大切にされていることを、目の当たりにする2日間です。
 そして、教師も包み込まれ、支えられていることを実感する2日間です。

 この地域のために、この人たちのために、明日からまたがんばらねば。
 教師もまた、勇気と元気をもらった2日間でした。

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ネべリスク芸術学校生、来校

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 18日、サハリン州ネべリスク芸術学校の生徒達が宗谷中にやってきました。
 生徒達は、バイオリン演奏の『弦楽アンサンブル』を披露するための来校です。
 ネべリスク市は、1972年に締結した、稚内の友好都市の1つ。
 今回、芸術学校の生徒達は、稚内国際文化交流協議会の「青少年受入れ事業」として、稚内を訪れ、宗谷中でも演奏を披露してくれることになりました。
 富磯小・宗谷小の子ども達・先生方も来てくれ、宗谷中生・宗谷中職員とともに鑑賞しました。

 弦楽アンサンブルの生徒達は14名。指導者の先生も入れて、17名の楽団です。
 演奏の開始に先立って、ネべリスク市ウラジミル・コピーロフ副市長さんが挨拶を行いました。その中で、ネべリスク芸術学校のアンサンブルが国際コンクールにも出場経験があり、入賞したことを誇らしげに紹介していました。
 このアンサンブルは素晴らしい演奏をすると、自信をもって紹介していることに感銘を受けました。わが街の子どもと教育のレベルに誇りをもっている証です。
 楽団の子ども達の構成は3年生から10年生。日本で言えば、小学3年生から高校1年生までの子ども達です。
 男子はタキシード、女子は黒を基調にしたロングドレスを身にまとい、まさにクラシックコンサートのステージに立つ衣装で、われわれの前に勢ぞろいました。
 いったい、どんな素晴らしい演奏を聴かせてくれるのでしょう?!
 会場にいる全員が、ネべリスクの子ども達に熱い視線を送りました。

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 演奏が始まりました。
 とてもきれいに調和された演奏、10数台のバイオリンの音色に会場はすぐ引き込まれました。
 時には迫力を持って迫ってき、時には優しく繊細に響いてくるバイオリンの音。演奏する曲に合わせて、のびやかに、しなやかに、弾いたり、楽しげに…。どこかで耳にしたことのある曲、大人には懐かしい曲、そして、日本の歌メドレーが全11曲、演奏されました。
 自分たちと同じような年齢の、小・中・高生のメンバーに行うレベルの高い演奏に、わが宗谷中の面々も息を飲みながら見つめていました。

「とても綺麗な音で、引き込まれる感じの気持ちのこもった弦楽器だった。」
「感動!」「バイオリン上手!」「バイオリンすげ~」
「日本の歌もバイオリンだと違うものみたいだった。」
「とにかく感動した。バイオリンで聴くと、違う感じだった。」
 宗谷中生も、演奏の素晴らしさに圧倒されたようでした。

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 演奏会終了後には、体育館で、一緒に給食を食べました。
 タキシードとドレスから普段着に着替えたネべリスクの生徒達は、また違った印象です。中学年らしき女の子たちは、ちょっと警戒しているような感じでしたが、男子生徒達は結構オープンな感じ。にこやかに、にぎやかにロシア語でしゃべっています。
 緊張していたのは、宗谷中生も同じ。自分の隣に来ると不安な感じでした。
 でも、給食が始まると、いつのまにかにこやかに食べていました。身近にふれあう同じような年代の異国の子ども達に、やはり興味はもつものですね。

「イケメンと美女がたくさんいた。」
「みんな綺麗で格好良かった。」
「うちの隣にすわっていた男の子がかわいかった~!」
「ロシア人男子はイケメンだった~」
「美人さんがかなり多かった。」

 アンサンブルの感想を尋ねたら、一緒に姿かたちについての感想も書いてくれていました。
 日本人には日本人の良さやステキなところがたくさんあるけれども、異国の人にも、魅力的なところがたくさんありますね。
 そして、姿かたちや文化は違っても、同じ地球人、そして同じ年代の仲間として、何かしら共感的に受け入れることができた宗谷中の子ども達もステキだったなと感じます。短い時間だったけれども同じ空間で、身近に接したことは、きっと何かしらのプラスになったように思います。

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 演奏会を終えて、コピーロフ副市長さんから、記念としてクリスタルの楯を贈呈していただきました。

 ネべリスク・稚内の平和、善隣と繁栄を祈り
 衷心より御挨拶申し上げます。
 2013年6月

 楯に記された、平和・善隣・繁栄の意味の文字。
 その祈りを、しっかり受けとめねば。
 国境を接する隣人として、『子育て平和都市宣言』をした国境の街に生まれた子ども達が、その街にふさわしい青年に育っていくよう、またがんばらねば…そう感じた一日でした。

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明日中体連―宗谷中生は、きっとできる!

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 市内中体連が、いよいよ明日となりました。
 遠くから、いつも以上に大きなかけ声が響いてきています。
 野球部が、最後の練習を元気にグランドで行っています。

 さて、中体連前最後の練習の前に、壮行会が行われました。

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 壮行会では、部ごとに、一人ひとりが決意を述べました。
・最後まであきらめない。
・練習してきたことを試合で出したい。
・仲間もライバルになるけれど、全力でぶつかりたい。
・管内中体連に行けるように、必ず1勝したい。
・仲間と力を合わせて、笑顔で試合をしたい。
 どの部も、勝利をめざしてがんばる決意です。

 1年生は初めての中体連ですが、試合に出られない選手もいます。
・試合には出られないけれども、審判や先輩達への応援をがんばりたい。
・「お願いします」のあいさつを元気よくしたい。
・バットに1回でも球を当てたい。来たボールを後ろにそらさない。
 試合に出られなくても、自分の役割をしっかりがんばろうという決意です。
 また、試合に出られる選手も、めざす自分の精一杯、という初々しさです。

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 壮行会には、沿岸小学校3校の後輩達が激励に駆けつけてくれました。
 それぞれに激励メッセージをわざわざ作って、持参して。
 代表で大岬小児童会長が、心のこもった、しかも力強く、メッセージを述べてくれました。
 ありがとう。先輩たちは、きっと、やるよ。

 お父さんお母さんも応援にかけつけてくれました。
 いつもいつも、本当にありがたいことです。
 皆さん方の応援が、きっとパワーとなり、勇気となります。

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 宗谷中生は、全員が明日、きっとできます。
 自分が決意したことを、チームがめざしていることを。
 これまでチームとして、目標をもって励まし合いながら練習を重ねてきたから。

 コートで、グランドで、ポジティブに前向きに、
 自分の決意を心にしっかり刻み、家族や後輩の激励に感謝しながら、
 最後まであきらめずに球を追う宗谷中生を
 きっと、明日、見ることができるでしょう。
 
 がんばれ、宗谷中生!!

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市内中体連めざして―延長練習に燃える子ども達

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「ライバル同士の熱い戦いが終了!」
 宗谷中卓球部通信『We らぶ たっきゅう』に、そんな見出しが躍っています。
 市内中体連に向けて、延長練習にがんばっている各部。
 市内で本校しかない女子卓球部では、仲間が「ライバル」でもあります。先日まで、市内中体連のシードをかけて「宗谷中リーグ」が開催されていました。その戦いが終了したとのことです。本文では、「今までと違う!と感じた」「見ていておもしろい試合が増えた」という記述が。
 卓球部では、自分のレベルアップのために、「相手の苦手なことを分析し、攻める!」を目標にライバル(卓球部仲間)の分析をそれぞれし、攻め方を考えました。
 同時に、卓球部では、それぞれが分析したことを互いに披露し合ったようです。それによって、本人が気がつかなかった自分の特徴や相手から見て弱点と見なされていたことに、それぞれが気づいたとのこと。それが、レベルアップにつながり、「見ていておもしろい試合が増えた」という結果が生まれました。
 なかなかうまいことを考えつくものです。指導者の発案でしょうか? それとも生徒の発案でしょうか?!
 シンキング卓球が、きっと勝利を引き寄せることでしょう。

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『熱血パワーでLet’s try! 勝利をつかみとろう!』
 羽(バド)魂をもつ、宗谷中羽球部の目標です。
 羽球部の場合、市内中体連の勝利は、次の大会へのステップともなっています。
 個人戦では1勝しなければ管内中体連の切符を得られない人もいます。
 そのプレッシャーに打ち勝って、勝利をつかみとろうというのが宗谷中羽球部の目標の1つです。そのために、宗谷中羽球部通信『羽(バド)魂』には、
「こんなときこそ、お互い支え合う声かけを大事にして欲しいと思います。」
と書かれています。
 練習の様子を見ると、ダブルスでは、
「OK!」「ドンマイ!」「1本!」
しっかり声をかけ合うコンビの連携が、やはり相手を上回っているようです。
 以前より全体的に声が出るようになってきた羽球部。仲間の勇気を引き出す、互いの声かけをいっそう響かせて、勝利をつかみとってほしいと願っています。

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「良い部分を認めるのも強さ」
 宗谷中野球部通信『VICTORY』№7の見出です。本文の記述は、こうです。

 …しかし、課題ばかり目を向けては自分の成長には気付けません。
 少し気持ちに余裕を持って仲間や自分の良い部分を探してみよう。
 仲間に良い部分をほめられたら、嬉しい気持ちになれると同時に、自分の成長に気付くことができます。
 このようなほめの声かけもチームのレベルアップには必要不可欠です。
 日頃の厳しい声かけも必要ですが、お互いを認め合う声かけも具体的に的確にできれば、また一つレベルを上げることができると思います。

 西日を浴びながらノックを受け、守備練習をする野球部。
「優斗、守備、うまくなったな!」
 がっちりセカンドゴロをとって1塁に正確にスローできた1年生に、先輩がそんな声をかけました。嬉しそうに微笑む優斗君。
 顧問の呼びかけに早速応えた姿です。きっと、次の試合にもつながると感じました。
 
 そんな風景の向こう側では、外野守備のノックをするお父さん、ピッチング練習のキャッチャーを務めるお父さん、バッターボックスに立ってくれているお父さん…。
 グランドには今日も、お父さんたちがお手伝いに駆け参じてきてくれています。

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 自分たちは仲間と共にある。
 自分たちが打ち立てた目標は、その気になればきっと達成できる。
 また、自分たちには応援してくれるたくさんの人がいる。
 そのことを勇気に、自分を高めること、チームを強くすること、仲間と共に高まることをめざして、最後まで主体的意欲的に練習に取り組んでほしい。
 努力とチームワークの先に、きっと勝利が待っているように感じました。

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えび籠作り―名人とお父さんの手ほどきで

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 宗谷中恒例の(?)「えび籠作り実習」を7日に行いました。
 「エビ籠作り実習」は、実際に前浜沖でホッカイシマエビを獲るための「エビ籠」を自分達で組み立てる作業学習です。
 これは、産業学習の1つとして1年生が体験的に学ぶ学習です。今回組み立てた「エビ籠」は、来週以降の漁協から許可された期間の中で海に沈めてエビを獲る、「エビ籠漁体験」に使用します。

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 当たり前ですが、実際に海に沈めてエビが入る(獲れる)ような籠を作るのは、子ども達だけでできるものではありません。勿論、素人の教員にもそれはできません。
 また、エビは「籠」の良し悪しで獲れ方も違うとのこと。潮に流されず、エビが網を伝って中に入っていくようなしっかりとした「籠」でなければ、よく獲れないようです。
 そこで、エビ獲り名人を講師に迎え、お父さん方の力も借りて学習を成立させています。今年も、清浜在住の名人=叶野さんと7人のお父さん方が、お仕事の後にお手伝いに集まってくれました。

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 学習は、3つのグループに分かれて、叶野さんから組み立て方を教わり、お父さん方がそれを子ども達に伝えながら進みました。
 初めての作業にとまどいながらも、子ども達は一生懸命取り組んでいました。

 お父さんが漁師であっても、その仕事ぶりを実際に見たり、手伝ったりする経験はほとんどないというのが子ども達の実態です。また、作業用の道具もみな初めて見るようなものばかり。リングを網に通していく作業、網の縛り方、全て専門的な仕事です。周囲で見ている教師も、「へえ~」とその手さばきに感心するような作業です。
 よく見ていたつもりでも、実際に真似してやろうとするとうまくいかない。
 お父さん方が笑いながら手取り足取り指導です。

 それぞれの班がエビ籠を組み立て終わるのに、約2時間半の作業でした。
 本当にお疲れ様。

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「お父さんの、手さばき、どうですか?!」
お父さんの娘さんに訊いてみました。
「いいんじゃないですか?」
お父さん、娘がほめてくれましたよ!

「作業してみて、どうだった?」
男子に訊いてみました。
「難しかった…」
「こんなに難しいと思わなかった?」
「うん」
素直な感想が返ってきました。

 お父さんや地域の人たちが行っている仕事を実際に体験して働くことの大変さや喜びを感じること、漁業の仕事や地域への誇りを育むこと、それらを通じて子ども達にも自尊感情を育てること…そうしたことをねらった、エビ籠作り実習。
 地域の方とお父さん方の力をお借りして、今年も無事終えることができました。

 来る「エビ籠漁」が大漁でありますように!

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あいさつ運動-「こんにちは!」が響き合う学校

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 「こんにちは!」「こんにちは!」「こんにちは!」
 元気な「こんにちは!」の声が、廊下で連続的に響いています。
 昨日の放課後のことでした。
 どうやら、『あいさつ運動』の取り組みに触発された、明るい挨拶の交わし合いだったようです。

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 今週10日に行われた全校集会において、生徒会から新たな『あいさつ運動』の提案がありました。
 これは、5月初めに行った生徒総会で、これから学校生活においてみんなでがんばろうと誓い合ったことの1つです。それを生徒会役員が具体化して提案しました。
 生徒総会では、「いじめがなく、みんなが学校に来るのを楽しいと思える」(『宗谷中生徒会憲章』)、そんな宗谷中学校にしよう、そのために何をがんばるかということを話し合いました。
 その中で、昨年度の終わりにも一度取り組み、「お互いに元気なあいさつを交わすと気持ちが良い」「取り組みを通じて、よいところをほめあうことができた」と、みんなが感じたからでした。
 「学校づくりの主役」として、お互いにどう行動することで、「楽しい学校」になるかをみんなが考えあって意見を出し合い、総会で今後のがんばりにしようと確かめ合って、今を迎えたのです。
 
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 全校集会では、提案の後、その場で、どんなあいさつをされると気持ち良いかを一人ひとり考え、自分の『あいさつ宣言』を文にしました。
「みんなの目を見て、笑顔であいさつします!」
「相手の目を見て、明るく!!」
「人の顔を見て、できるだけ大きな声であいさつする。」
「自分から元気な声を出してあいさつをします!」
「相手より先に、大きな声で元気にあいさつ」
「元気で気持ちのいいあいさつ」
「下を向かないで、相手の目を見てあいさつをします!」
 2Fの産業コーナーに、一人ひとりの「自己宣言文」が堂々と貼られています。

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 「自己宣言文」の掲示板の手前の机には、3色のシール。
お互いに仲間が「自己宣言」を行動化しているかどうか見つめ合い、行動化のがんばりを見つけたらシールを貼って認め励すというシステムになっています。
 もうすでにたくさん貼られている人もいます。
 まだこれからの人もいます。
 みんな、心の中では挨拶の言葉は浮かんでいます。でも、いざ自己宣言の行動化の段になると、自分が思い描いていたような声や表情にならない場合もあります。
 表面に出てくる行動化には、まだ段差はあるようです。
 でも、以前より今週、火曜日より水曜日、水曜日より今日、校内の明るさがいっそう増しているように感じるのは、私だけではないでしょう。

 「こんにちは!」の響きが、今も廊下から聞こえてきています。

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『暴力行為根絶宣言』を受け取って

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 運動部活動に取り組む生徒宛に、日本体育協会・日本中体連などスポーツ5団体連名の『宣言文』が届き、宗谷中生には全員に配付しました。
 宣言文のタイトルは、『スポーツ界における暴力行為根絶宣言です。

 『宣言』には、まず、指導者としての宣言が4つ記されています。
〇指導者は、スポーツが人間にとって貴重な文化であることを認識するとともに、
 暴力行為がスポーツの価値と相反し、人権の侵害であり、
 全ての人々の基本的権利であるスポーツを行う機会自体を奪うことを自覚する。
〇指導者は、暴力行為による強制と服従では、
 優れた競技者や強いチームの育成が図れないことを認識し、
 暴力行為が指導における必要悪という誤った考えを捨て去る。
〇指導者は、スポーツを行う者のニーズや資質を考慮し、
 スポーツを行う者自らが考え、判断することのできる能力の育成に努力し、
 信頼関係の下、常にスポーツを行う者とのコミュニケーションを図ることに努める。
〇指導者は、スポーツを行う者の競技力向上のみならず、
 全人的な発育・発達を支え、21世紀におけるスポーツの使命を担う、
 フェアプレーの精神を備えたスポーツパーソンの育成に努める。

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 この『宣言』が作成された背景は、大阪桜宮高校バスケ部顧問教師による体罰が原因となってキャプテンを務めていた生徒を自殺に追い込んでしまったこと、女子柔道界におけるオリンピック代表監督による暴力行為の内部告発とその事実があったことの認定です。

 そうした中、今回、この『宣言』を全ての運動部活動指導者まで届けるだけではなく子ども達に対して配付したことには意義があるなと感じています。
 それは、子ども達がこの『宣言』を読むことで、指導者の本来的な当たり前の姿勢と子ども達自身が「スポーツをする権利」の権利主体者であることがわかるからです。
 スポーツの指導者とスポーツに取り組む者との関係は決して「上下関係」ではない。この当たり前のことを、広く子ども達に伝える意義のある『宣言』だと感じました。

 現在もこれまでも、宗谷中に部活指導における暴力行為や体罰はありません。
 けれども、『宣言』文がだされた意味をわれわれ教師と学校はしっかりとらえ、指導の原点を確かめ、子ども達にとってよりいっそう充実した部活動になる契機にしたいと思います。

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 部活動は教育の一貫です。教育にも、指導と被指導の関係は当然あります。
 しかし、教師と生徒は、人間的には全く対等平等です。
 部活動を通じて、教師が指導者として子ども達から心から信頼され尊敬されることは、「上下関係」を悪用した押しつけや管理、「暴力」という恐怖・痛みを通じてでは決して実現できません。
 練習内容の理由づけの説得力・科学性、アドバイスの的確性、意欲を引き出す激励の言葉の豊富さ、子ども同士の絆を意図的に強めて前進的なトーンを醸し出す部活運営など、子どもの「なるほど」「できた」「嬉しかった」「楽しかった」という体験が指導を受け入れ、ひいては信頼感や尊敬の念となっているのだと思います。

 また、部活動が教育である以上、そこには「子どもの人間としての成長を図る」という教育的な目的の達成をめざした活動が、計画され指導が展開されなければなりません。
 本校では、子ども達を「かしこく、やさしく、たくましい生徒」に育てたいという目標をもっています。こうした子どもに育てるためには、部活動における暴力行為や体罰は役に立ちません。暴力や体罰では育てられないのが、本校がめざす子ども像です。
 自分の力で判断してプレイすること・プレイを振り返って考えること、仲間との相互の勇気づけで前向きにプレイできた喜びを体感すること、自分とチームの目標を設定し、その実現のために努力しようと決めたことを自分を律しながら最大限行い続けること・・・。
 このような、「かしこく、やさしく、たくましく」プレイできる生徒に育つためには、そうした力を意図的に育てる指導が必要です。
 宗谷中の先生方は、そうした指導に腐心してくれています。
 でも、その指導はまだ道半ばです。
 子ども達が「かしこく、やさしく、たくましく」プレイできる生徒に育ち、チーム一丸となった時、きっと勝利の女神はほほ笑むことでしょう。

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 『宣言』は、「スポーツを行う者」に対しても、2つの呼びかけをしています。
〇スポーツを行う者、とりわけアスリートは、スポーツの価値を自覚し、
 それを尊重し、表現することによって、人々に喜びや夢、感動を届ける
 自立的な存在であり、自らがスポーツという世界共通の人類の文化を
 体現する者であることを自覚する。
〇スポーツを行う者は、いかなる暴力行為も行わず、また黙認せず、
 自己の尊厳を 相手の尊重に委ねるフェアプレーの精神で
 スポーツ活動の場から暴力行為の根絶に努める。

 宗谷の気候もようやく「春らしく」なり、日によっては「初夏」を思わせる陽気です。
 中体連大会も迫り、子ども達はますます部活に燃えています。
 宗谷中生が、部活動を通じて、いっそう「フェアプレイの精神」の持ち主になり、「勝利の女神」を手繰りよせる力が育つよう、指導と激励を重ねていきたいと考えています。

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運動会-会場全体がポジティブになった一日

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 宗谷中第45回運動会は、27日、予定通り実施されました。
 一番心配されていたのが天候でしたが、幸い雨にもあたらず、風も宗谷沿岸で言えば穏やかな部類、気温もそれまでよりは高くまずまずでした。
 選手入場の時には、開会を祝うかのようにお日様も顔を見せ、子ども達の姿がいっそうまぶしく輝いていました。

 天候さえよければ、ほとんど成功という見込を得られるのが宗谷中運動会。
 なぜなら、生徒にはどんな条件でもきっとがんばるはずという信頼感をもてていますし、保護者・地域の皆さんの温かさ、どんな協力も惜しみない「生徒と学校への応援団」としての姿はいつも期待通りだからです。
 そうした見込の通り、子ども達のがんばりや笑顔があふれ、保護者・地域の皆さんの応援・参加があり、大人の笑顔もあふれる宗谷中運動会となりました。

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 運動会の勝負は、白組が勝てば次は紅組が勝ち、紅組がリードすれば白組が追いすがるというシーソーゲームで展開しました。
 どちらのチームも、テーマの通り、「前向き」にたたかいました。
 3年生リーダーの大きな指示の声やかけ声が響いていました。
 また、仲間への大きな声援や拍手が送られていました。
 勝ったチームは勝利を喜び、負けたチームはその瞬間は肩を落としますが、声をかけ合い次に向かう新しい気持ちを高めあっていました。
 競技にがんばる仲間をやわらかな目線で見つめ、笑顔がたくさん見られます。

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 子ども達を見守る保護者と地域の皆さんの顔も笑顔いっぱいです。
「がんばれ~! もっと行け~!」
 お母さん方から大きな声援があがります。
 お父さん方も、にっこり笑っています。
 
 PTA種目「チーム対抗母親借り人競走」の勝敗も、赤白対抗の得点に換算されます。お母さん方も引いたカードを示し、「借り人」へ必死の呼びかけです。
 「1年生! 1年生全員!」
 「紅組全員! 紅組全員!」
 「宗谷中生全員! 全員、全員!」

 純粋なPTA種目でも、お母さんお父さんは全力です。子ども達のさわやかなプレーとは一味違う、大人の好プレー・珍プレーに会場がどっと沸きます。
 幼児競争のかわいらしさ、小学生の一生懸命さ、小学生に交じって参加する中学生のひょうきんさに、会場の笑顔が広がります。

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 『ポジティブ~常に前向きに取り組み、互いに励まし合い、団結しよう!~』
 今年の運動会に、宗谷中生徒会が掲げたテーマはこれでした。
 27日の運動会は、子ども達は勿論、会場全体がポジティブになった一日となりました。
 子ども達が目標をもち、練習を重ねたり、取り組みを通じて激励し合ったり考えあったり、自分を振り返ってみたりしながら歩んできたことが、この日、花開きました。
 そして、子ども達の前向きさを会場がいっそう後押ししてくれました。
 会場の大人が生徒の応援団として子ども達のがんばりを支えてくれ、一緒になって楽しんでくれたことが大きな後押しになったのです。

 閉会式の挨拶で、萬金PTA副会長が子ども達に次の言葉を投げかけました。
「今日のがんばりを、これからの学校生活に活かしていってください。」

 目標に向かってがんばれたこと、自分の責任を果たすことができたこと、仲間も自分と同様にがんばっていたこと、仲間と共にがんばったから勇気が湧いたこと、共に喜び合えたことの感動や嬉しさ、仲間がいることの素晴らしさ・・・。
 今日のがんばり、そして運動会の取り組みを通じて実感した様々な感慨。そのことが自信となり確信となり信頼となって、次のがんばりを子ども達はきっと見せてくれることでしょう。

 運動会の片付けの後にチームごとに円陣を組んでがんばりを確かめ合っていた子ども達の、満足感にあふれた優しい顔を見て、そう確信しました。
 気がつけば、気候も一段と穏やかとなり、春らしい日和が子ども達を包んでいました。

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