トップページ > ふるさとに学ぶ産業教育 > 学習活動・水産タイム発表会

ふるさとに学ぶ産業教育 -各学年の学習活動-

1学年  地域の方々に学ぶ漁労体験学習

  生徒の家庭がほぼ漁業関係者であるという地域の特性を活かし、地域の基幹産業である漁業に目を向けることで普段見過ごしていた身近な物事に気づくことがねらいです。

エビ籠漁体験

エビ籠漁体験

  長年ホッカイシマエビの漁に携わっておられる地域の方の指導のもと、エビ籠の作り方や漁の仕組みを教わります。その後、生徒が作ったエビ籠を用いて漁の実習を行います。地域の方の協力や温かみを感じながら多くを学ぶ貴重な体験は、産業教育の柱となっています。

浅海増殖センター見学

浅海増殖センター見学

  漁業資源の保護と増殖をねらいとして活動している浅海増殖センターを見学します。同センターではナマコやウニなどの増殖を中心に行っています。育てた生き物を海に再び放すことで資源の枯渇を防ぎ、漁業を守っていこうとする姿勢を学ぶことは「育てる漁業」の重要性を理解することにつながっています。

2学年  地域の方に学び、地域の方とふれ合う加工体験学習

  地域の海産物がどのように加工されているのかを知り、自分たちも地域の方々と言う「受け手」を意識しながら加工に携わる中で、地域の信頼や活動への自信を得ることが大きなねらいです。

加工場見学

加工場見学

  地元宗谷で獲れる海産物がどのように加工されているか知るため、地域の水産加工場での見学・聞き取り調査を行います。加工場では、煮ダコの加工過程を見学したり、製造加工の際の留意点などについて質問をしたりしながら理解を深め、学習した内容をこの後のタコ燻製製造加工学習につなげていきます。

タコ燻製製造・地域配布

タコ燻製製造・地域配布

  タコの燻製作りは、長年続けられてきた宗谷中を象徴する伝統的な学習です。生徒自らタコをさばいて味付け・燻煙がけを行い、パッケージングして製品にします。地域を代表する海産物を使って作られた燻製は、日ごろの学校活動の支援への感謝の気持ちを込めて、生徒の手により地域の各家庭に配布されます。その際、味や品質などについてのアンケートを取るのですが、地域の方から温かい激励のメッセージやアドバイスを頂きながら生徒達は元気をもらい、次年度への燻製作りの研究につなげています。

3学年  生き方の発見につながる流通分野の学習

  3年生では、宗谷の海産物が他の地域でどのように扱われているのかを流通の側面から追うことでその価値や良さについて知り、地域への誇りを持つことをねらいとして学習が進められていきます。

宗谷産活ホタテ販売実習

宗谷産活ホタテ販売実習

  修学旅行の際に毎年行われる販売実習に向けての学習は、他地域から宗谷を見つめ、その価値を知るねらいがあります。2010年度から取り扱う海産物をタコからホタテに変え、活貝をお客様の前でむいて実演販売を行うという試みがなされました。生徒は毎年、緊張の面持ちで実習に挑みますが、商品が売れるとともに次第に声も大きくなり、自信に満ちた表情で一生懸命アピールできるようになるのが印象的です。自分たちの父親が捕った海産物が店頭で高い評価を受ける様子を知ることで、生徒は大きな自信と喜びを感じることができています。

ホタテ燻製製造・流通学習

  生徒が製造したホタテの燻製を使い、流通の仕組みを知る学習です。燻製の製造原価を割り出してから小売価格を想定した後、漁業組合の協力のもと、商品が流通ルートに乗せられます。その後、修学旅行で行われる販売実習の中で燻製は販売され、商品には利益や手数料、運送料など多くの要素が追加されていることを学びます。

全学年  水産タイム発表会

水産タイム発表会

  水産タイム発表会とは、各学年が1年間行ってきた産業教育活動の内容と考察について、さまざまな形式のプレゼンテーションを行う活動です。スライドによる発表が中心ですが、動画の活用やロールプレイ・寸劇など、毎年各学年が趣向を凝らした発表を行います。発表会には宗谷沿岸小学校の高学年や保護者の方が参観に来られ、宗中生の学習活動について広く知ってもらう機会となっています。

水産タイム発表会

  また、地域の漁業に携わる方をゲストアドバイザーとして招き、プレゼンテーションの内容について講評をいただいています。地域の方の励ましとアドバイスは次年度の学習への励みとなり、産業教育の更なる発展につながっています。